夜に星を放つ の商品レビュー
5つの短編集。どれも「別れ」がテーマ。まだ別れを経験したことがないんだけど……大事な人との別れは、自分の周りの全ての時間を止めてしまうものらしい。でもいずれ、前を向こう、また歩き出そうって時期が来て、止まってた時間が動き出す時がやってくる。時間が動き出した時が本当の別れなのかな。...
5つの短編集。どれも「別れ」がテーマ。まだ別れを経験したことがないんだけど……大事な人との別れは、自分の周りの全ての時間を止めてしまうものらしい。でもいずれ、前を向こう、また歩き出そうって時期が来て、止まってた時間が動き出す時がやってくる。時間が動き出した時が本当の別れなのかな。 大人も子供もそれなりに自分の気持ちに区切りをつけて、ちゃんと前向きに決別するのが良かった。 でも……なんだか話の展開が早すぎるのか、舞台背景がしっかり説明されてないのか、気づいたら主人公色んなことにさっさとケリつけて、一足飛びに前向きになっちゃったっていう感がある。私が主人公の気持ちの変化に追いついていけないまま、最後のページになってて、「あ…終わるんだ?まぁあんたがそれでいいなら、うん、いいんじゃないかな」って、置いてきぼり感がすごい。なんかもうちょっと一緒に泣いて、一緒にスッキリしたかった。
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非常に読みやすい短編集。 コロナ禍など、現実とかなりリンクしており実感として入り込みやすい。 こざっぱりと気持ちよい文体で、人間の中途半端な部分をしっかりとざらっと書いてあるような。
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1真夜中のアボガド 恋愛系のお話、まずまず。 2銀紙色のアンタレス 少年の淡い初恋。少年と言っても高一なんだけど幼く純粋過ぎる。まあ色んな子が居ますからね。 3真珠星スピカ 亡くなった母親が化けて出てくる話。この話が1番好き。90年代に邦画のコメディ映画にありそうな雰囲気。洋...
1真夜中のアボガド 恋愛系のお話、まずまず。 2銀紙色のアンタレス 少年の淡い初恋。少年と言っても高一なんだけど幼く純粋過ぎる。まあ色んな子が居ますからね。 3真珠星スピカ 亡くなった母親が化けて出てくる話。この話が1番好き。90年代に邦画のコメディ映画にありそうな雰囲気。洋画の「ゴースト ニューヨークの幻」 に影響受けてそう 4湿りの海 鬱展開嫌です。隣に住むシングルマザー最悪です。子育てが大変なのは分かるけどさっ!全体の話も嫌 5星の隨に 継母最悪。大変なのは分かるよっ! 4と5は気分悪い
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さすが窪美澄さん。三鷹での講演会に間に合ったので、急いで読了!短編集だが、短編一編一編が艶やかで、質の高い、素敵な作品集だった。 わたしが特に好きだったのは、「星の随に(まにまに)」。継母と赤ちゃんに締め出された男の子と、独居のおばあちゃんがとても素敵な関係を築いていく。独居の...
さすが窪美澄さん。三鷹での講演会に間に合ったので、急いで読了!短編集だが、短編一編一編が艶やかで、質の高い、素敵な作品集だった。 わたしが特に好きだったのは、「星の随に(まにまに)」。継母と赤ちゃんに締め出された男の子と、独居のおばあちゃんがとても素敵な関係を築いていく。独居のおばあちゃんはとてもとても素敵な人。「銀紙色のアンタレス」も青春もので、思春期男子の年上女性(ミステリアス)への憧れが手に取るように伝わった。「湿りの海」も、離婚経験のある男性とシングルのお母さんの結びつきというありきたりな題材ながら、とてもロマンチックに描かれていた。
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2024.2.4読了 コロナ禍の描写がいいなあ 無限のように長くて終わらない気がしていたのに、異世界に来てしまったようで恐怖に支配されていたのに、 わたしたちはもうあのときの感覚を忘れはじめている
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生きづらい世の中をいろんな視点から映し出している。 星の隨にの佐喜子さん。生きていればきっといいことがある。月並みだけどいたばわよかったかな。
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田舎の星は綺麗に見えるで ってな事で、窪美澄の『夜に星を放つ』 真夜中のアボカド 銀紙色のアンタレス 真珠星スピカ 湿りの海 星の随に の短編集 これええっ‼️今年No.1の本(早っ) 星に纏わる切なく、甘く、ちょ...
田舎の星は綺麗に見えるで ってな事で、窪美澄の『夜に星を放つ』 真夜中のアボカド 銀紙色のアンタレス 真珠星スピカ 湿りの海 星の随に の短編集 これええっ‼️今年No.1の本(早っ) 星に纏わる切なく、甘く、ちょっと寂しかったり、悲しかったり、ほろ苦かったりじゃけど星に願いをじゃないけど、なんだか元気を貰えたり どれも気持ちにスッ~と入り込んで、気持ち良くと言うのか、素直な気持ちで入り込んでいけるこの感覚は久し振り うん、何か凄くええ本‼️って叫びたくなる感じ やっぱ、窪美澄さんええね 兎に角、気持ち良い 2023年5冊目
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全体的にテーマは重いけど、読んだあとは不思議としんみりしてしまう短編集。「真珠星スピカ」が特に来てしまった。生きるってなんだろう、そう考えてしまう人に。
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第167回直木賞受賞作。大切な人との別れ、いじめ、虐待など重いテーマを扱い、寂しい物語なのに読後は何故か温かい気持ちになって励まされているように感じる。それはきっと作者の人間に対する温かな眼差しのせいだろう。
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なんかしんみりした短編 何度か涙が出てきた。 久しぶりかも マッチングアプリで騙されてやけ酒 夏 海で女子から告白 中年のモテ期
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