棘の家 の商品レビュー
イジメがテーマの話。どうしても暗い話になってしまう。イジメはいけないことはみんなわかってるのだが、ほとんどのイジメではいじめている当事者は意識がないのだろう。集団生活している中でイジメはなくらならないのではという悲観的な考えになってしまう。最終的にこの小説はバッドエンドにはならな...
イジメがテーマの話。どうしても暗い話になってしまう。イジメはいけないことはみんなわかってるのだが、ほとんどのイジメではいじめている当事者は意識がないのだろう。集団生活している中でイジメはなくらならないのではという悲観的な考えになってしまう。最終的にこの小説はバッドエンドにはならなかったが、後味は決してよいものではない。
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『どんな極限状態あっても崩れることのない“自分の心の軸”を持ち合わせた人、この世に存在するのだろうか?』 本作のテーマである“いじめ”。 これは、子供・大人、まして地位などに関係なく起こってしまう陰湿かつ卑劣な行為。 そして、それは被害者・加害者やその周囲の“当たり前の日常”を...
『どんな極限状態あっても崩れることのない“自分の心の軸”を持ち合わせた人、この世に存在するのだろうか?』 本作のテーマである“いじめ”。 これは、子供・大人、まして地位などに関係なく起こってしまう陰湿かつ卑劣な行為。 そして、それは被害者・加害者やその周囲の“当たり前の日常”を簡単に崩壊させる。 そのいじめがあったとしても、いじめ加害者や傍観者などになることなく、立ち向かう人間は非常に勇敢である。 ただ、どんな人間にも仮面の裏に隠された素顔を持ち合わせていること、そして一度崩れたものを元の姿に戻すことの難しさを感じさせられる。 本作は、事勿れ主義の中学教師・穂刈の娘が、飛び降り自殺を図ったことで綻び始める家庭や職場の有様を描く。 穂刈は、自身が担任するクラスでのいじめでさえ見て見ぬふりを貫くが、小学6年性の娘・由佳がいじめが原因で飛び降り自殺未遂をしてしまう。 本作で色濃く描かれているのは大きく2つある。 一つが、学校現場における「いじめ」の扱いだ。 事勿れ主義を持ち合わせているのは決して穂刈だけでは無い。 (それを校長・副校長など、学校を代表する立場の者も持ち合わせているのであれば、尚更教員は事勿れ主義から抜け出すことなんて困難だろう) そんな教育現場でいじめはまるで地雷の様な扱いをされ、発見されれば隠蔽にかかろうとする。 子供を守り、教育現場する立場の人がそんな状態であれば、いつまで経ってもいじめはなくならないだろうと感じさせられる。 もう一つが、穂刈の教師と父親という立場の間で揺れる姿だ。 事勿れ主義でありながら、最も身近な家族が被害者であると知った時、どちらで居続けるのかを迷い、周囲に翻弄される姿は非常に細かく描かれている。 「もし、あなた自身や家族、大事にしている人がいじめの被害者、はたまた加害者になれば、あなたはどんな行動をとる?」 この正解がない問題のあなたなりの答えを考えながら読んでみて欲しい一冊である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったー。 インフルエンザで寝込んだときにAudibleで1度。 回復してから本で再読。 Audibleの朗読者がとてもよかった。 校長先生の慇懃無礼な感じが最高。 なんの事前情報もなく読んだので 次から次へと変わる展開に ひょえっとなりながなら、引き込まれた。 親目線で感情移入するととてもつらい。 ただ一点、気になったのは、 親が事件で小学校に行ったときに 担任の先生が一人で応対することはあり得ない。 絶対に教頭や校長などが同席するはず。 教師目線で読むとどうなんだろうな。 でも家に親ではなく先生がいるというのは 子ども的にはすごい嫌だとは思う。
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いじめをテーマにしたストーリー。 教師の娘がイジメの標的になり自殺未遂をする。 教師という職業であったが為に、父親としてどうすればいいのかというところの苦悩がとても感じられた。 そして今度は加害者のイジメをしていた同級生が何者かに殺される。 なかなか面白いと思って読んでいたけど...
いじめをテーマにしたストーリー。 教師の娘がイジメの標的になり自殺未遂をする。 教師という職業であったが為に、父親としてどうすればいいのかというところの苦悩がとても感じられた。 そして今度は加害者のイジメをしていた同級生が何者かに殺される。 なかなか面白いと思って読んでいたけど、最後に犯人がわかりその理由に私的にはかなりトーンダウンした… えっ⁇ それ理由⁇ ちょっと拍子抜けです笑 ただ、娘の自殺未遂から始まり、異常なマスコミの報道、学校の保守的さ、周りの冷たさ、色々な事を経験した家族が一応の解決をみて全て元通りになった! とはならず、家族の中にそれぞれが火種を持ったまま暮らしていくであろう終わり方には、この先のあの家族はどうなるのかなと気にはなった…。
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いじめ、本当に怖い し、家で見せてる顔が全てじゃないと、改めて思いました。 うちの子も実は、学校でいじめられてて、それに気付いてないのかも と思ったけど、まさかそんな、あんなに分かりやすいのに と考え直して 次に もしかして、(本人の自覚の有無は別として)誰かを傷つけたり、いじ...
いじめ、本当に怖い し、家で見せてる顔が全てじゃないと、改めて思いました。 うちの子も実は、学校でいじめられてて、それに気付いてないのかも と思ったけど、まさかそんな、あんなに分かりやすいのに と考え直して 次に もしかして、(本人の自覚の有無は別として)誰かを傷つけたり、いじめたりしてはいないだろうか… とも思ったり 完璧じゃなくても、なるべく正しい人間であってほしい、人を傷つけるような人にならないように、家が弱音をちゃんとはける場所にできるように 親として、いつも気にかけているけど、 分からない、 分からなくなる。 子供の世界は残酷だ 一生懸命、自分なりに正しいと思うことを子供に伝えて、育てているつもりだけど、 私にも意地悪な気持ちだってあるし、ズルしたくなる気持ちも、人として良くない一面もあるのと同じように、我が子にもそういう部分があるのは当たり前 絶対に人としてやってはいけないこと、 大切にして欲しいこと、 をちゃんと愛情を持って伝えられているかなと改めて考えさせられました。
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主人公は中学校教諭の男性 いじめを苦に娘が自殺未遂を起こし、そのいじめの首謀者を殺害した容疑で息子が任意同行を受ける 被害者はちょっとしたことで加害者に転ずる いじめの問題は本当に根が深い 教師と父親の狭間で揺れる主人公と、猜疑心によって家庭が崩れていく様子が見ていて辛かった
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いじめ問題をめぐって教師の家庭が壊れていく。 なかなかの心をざわつかせるサスペンス。終わり方も、重しが胸にのしかかったままのような嫌さがあり、自分の家庭をここに投影してしまてる身近な問題がテーマだからかなと思いました。 作者の意図としてはバッチリ成功しているのですが、成功しすぎ...
いじめ問題をめぐって教師の家庭が壊れていく。 なかなかの心をざわつかせるサスペンス。終わり方も、重しが胸にのしかかったままのような嫌さがあり、自分の家庭をここに投影してしまてる身近な問題がテーマだからかなと思いました。 作者の意図としてはバッチリ成功しているのですが、成功しすぎてちと辛い読後感になり星一つマイナス。いつもの中山作品よりは少し覚悟して読んだほうがよいと思います。
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いじめ…切ないなぁ…ホントいつになってもなくならないし、ここ最近のは陰湿になってきてる気がします。私が学生の時だって、いじめはあったけど、今みたいに陰湿なものはなかったと思うけどなぁ…。とか、いっちゃう私は年とったってことかなぁ^^; この作品では中学教師でもある穂刈慎一と...
いじめ…切ないなぁ…ホントいつになってもなくならないし、ここ最近のは陰湿になってきてる気がします。私が学生の時だって、いじめはあったけど、今みたいに陰湿なものはなかったと思うけどなぁ…。とか、いっちゃう私は年とったってことかなぁ^^; この作品では中学教師でもある穂刈慎一とその家族が、娘である由佳がいじめを苦に飛び降りを図ったことを発端にストーリー展開していくものです。もともと慎一は、受け持ちの生徒がいじめに直面していても目をそらしてきた教師だったが、自らがいじめ被害者の親となってしまう…。 タイトルの「棘のある家」の“棘”は、蕁麻(イラクサ)のことで、もとともは「蕁麻(イラクサ)のなる家」という作品が、単行本化で改題されたらしいです。蕁麻(イラクサ)は、葉や茎に棘があり触ると痛みを感じる穂刈家の庭にある植物です。この作品は、読んでいる間ずっと、痛さを感じました。この家族の行く末が気になるところですが、慎一というより息子の駿が家族思いでしっかりしているから大丈夫でしょう!
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兄妹って、こんなに仲良しだっけ⁉️ どんな人だって、憎しみ、嫌悪、嫉妬とか悪感情はあるはず。家族にも知られたくないこともあるし、家族だから信じること、許せることもある。 犯人が登場した時から、冷たいし、自分勝手だと思っていた。 駿くんは、家族思いで立派‼️
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教員である夫の穂刈、妻の里美、長男の駿、長女の由佳。 家でも教員っぽい父、 妻も元教員で理解があるようなないような、 無邪気なだけではなくなった小学生の娘と、色んなことが分かり見え始めた中学生の息子 いじめを発端に事件は起こり、家族がみるみる綻びはじめ、、 最後はもやもやする終わ...
教員である夫の穂刈、妻の里美、長男の駿、長女の由佳。 家でも教員っぽい父、 妻も元教員で理解があるようなないような、 無邪気なだけではなくなった小学生の娘と、色んなことが分かり見え始めた中学生の息子 いじめを発端に事件は起こり、家族がみるみる綻びはじめ、、 最後はもやもやする終わり方。
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