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棘の家
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棘の家

中山七里(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/05/31
JAN 9784041122587

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商品レビュー

3.4

95件のお客様レビュー

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2026/01/05

『どんな極限状態あっても崩れることのない“自分の心の軸”を持ち合わせた人、この世に存在するのだろうか?』 本作のテーマである“いじめ”。 これは、子供・大人、まして地位などに関係なく起こってしまう陰湿かつ卑劣な行為。 そして、それは被害者・加害者やその周囲の“当たり前の日常”を...

『どんな極限状態あっても崩れることのない“自分の心の軸”を持ち合わせた人、この世に存在するのだろうか?』 本作のテーマである“いじめ”。 これは、子供・大人、まして地位などに関係なく起こってしまう陰湿かつ卑劣な行為。 そして、それは被害者・加害者やその周囲の“当たり前の日常”を簡単に崩壊させる。 そのいじめがあったとしても、いじめ加害者や傍観者などになることなく、立ち向かう人間は非常に勇敢である。 ただ、どんな人間にも仮面の裏に隠された素顔を持ち合わせていること、そして一度崩れたものを元の姿に戻すことの難しさを感じさせられる。 本作は、事勿れ主義の中学教師・穂刈の娘が、飛び降り自殺を図ったことで綻び始める家庭や職場の有様を描く。 穂刈は、自身が担任するクラスでのいじめでさえ見て見ぬふりを貫くが、小学6年性の娘・由佳がいじめが原因で飛び降り自殺未遂をしてしまう。 本作で色濃く描かれているのは大きく2つある。 一つが、学校現場における「いじめ」の扱いだ。 事勿れ主義を持ち合わせているのは決して穂刈だけでは無い。 (それを校長・副校長など、学校を代表する立場の者も持ち合わせているのであれば、尚更教員は事勿れ主義から抜け出すことなんて困難だろう) そんな教育現場でいじめはまるで地雷の様な扱いをされ、発見されれば隠蔽にかかろうとする。 子供を守り、教育現場する立場の人がそんな状態であれば、いつまで経ってもいじめはなくならないだろうと感じさせられる。 もう一つが、穂刈の教師と父親という立場の間で揺れる姿だ。 事勿れ主義でありながら、最も身近な家族が被害者であると知った時、どちらで居続けるのかを迷い、周囲に翻弄される姿は非常に細かく描かれている。 「もし、あなた自身や家族、大事にしている人がいじめの被害者、はたまた加害者になれば、あなたはどんな行動をとる?」 この正解がない問題のあなたなりの答えを考えながら読んでみて欲しい一冊である。

Posted by ブクログ

2025/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったー。 インフルエンザで寝込んだときにAudibleで1度。 回復してから本で再読。 Audibleの朗読者がとてもよかった。 校長先生の慇懃無礼な感じが最高。 なんの事前情報もなく読んだので 次から次へと変わる展開に ひょえっとなりながなら、引き込まれた。 親目線で感情移入するととてもつらい。 ただ一点、気になったのは、 親が事件で小学校に行ったときに 担任の先生が一人で応対することはあり得ない。 絶対に教頭や校長などが同席するはず。 教師目線で読むとどうなんだろうな。 でも家に親ではなく先生がいるというのは 子ども的にはすごい嫌だとは思う。

Posted by ブクログ

2025/11/01

いじめをテーマにしたストーリー。 教師の娘がイジメの標的になり自殺未遂をする。 教師という職業であったが為に、父親としてどうすればいいのかというところの苦悩がとても感じられた。 そして今度は加害者のイジメをしていた同級生が何者かに殺される。 なかなか面白いと思って読んでいたけど...

いじめをテーマにしたストーリー。 教師の娘がイジメの標的になり自殺未遂をする。 教師という職業であったが為に、父親としてどうすればいいのかというところの苦悩がとても感じられた。 そして今度は加害者のイジメをしていた同級生が何者かに殺される。 なかなか面白いと思って読んでいたけど、最後に犯人がわかりその理由に私的にはかなりトーンダウンした… えっ⁇ それ理由⁇ ちょっと拍子抜けです笑 ただ、娘の自殺未遂から始まり、異常なマスコミの報道、学校の保守的さ、周りの冷たさ、色々な事を経験した家族が一応の解決をみて全て元通りになった! とはならず、家族の中にそれぞれが火種を持ったまま暮らしていくであろう終わり方には、この先のあの家族はどうなるのかなと気にはなった…。

Posted by ブクログ