姑の遺品整理は、迷惑です の商品レビュー
タイトルどおりの本。大変な目に遭ってしまったかもしれないけど、実の親ですら教えてくれないことを教えてくれたお義母さん。言い方悪いけど、反面教師も全部が全部「反面」ではない気がする今日この頃。
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タイトルから想像していた内容よりとてもあたたかな物語でした。大量にある姑の遺品を整理をする過程で、人として成長していく嫁の様子が描かれていました。大量のものを抱えていただらしない姑だと思っていたら、周りの人を見返りを求めずに助けていた人間味に溢れた人だったと気付きます。遺品整理をしながら、徐々に一人の人間への認識を改めていく様子は見ていて気持ちが良いものでした。この本を読んで、出来ることなら遺品整理でその人を知るのではなく、生きているうちに話をして理解をしておきたいものだと思えました。
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自分の両親の遺品整理をしたので大変さは すごくわかる。 しかし、こんな感情はわいてこなかったな〜 疲れて余裕なかったのかな
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断捨離ハウツー本よりも、もしかしたら効くかも。 部屋の中にぎっちり物を溜め込んでいた姑の部屋を、文句言いながら片付けている物語序盤、これ最後には整理できるの??(部屋も、感情的にも)と気になりすぎてページが進みました。 主人公は自分の母親の立つ鳥跡を濁さずな生前整理がベストだと思っていましたが、だんだんと柔軟な考え方になっていきます。 よかったなと思ったのは、実の母と義理の母に両方に対する感情が書かれていること。 夫が何でも思い出だからと取っておこうとするのにイライラしますが、実家を引き払うときには自分も多少なりとも思い出が…となっていることに気付く。それはそれ、これはこれ、ではなく、ハッと気付いて省みるところがキチンとしている人だなあと。 やはり自分のものは自分の管理できる範囲で所有が基本ですね。
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こんなに遺品整理って大変なのだ…と気が遠くなりそうだった。買うは易し、捨てるは難し、である。自分のものだってそうなのだから、他人のものとなるとその何倍も大変だ。ものに溢れた実家問題、重く心にのしかかる…
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主人公の中年後期の人特有の愚痴っぽさ、それとは裏腹の諦めの良さ、そして中年だからこそ際立つ人格の成熟してなさがなんだかあるあるだった。姑の遺品整理をしながら、いつかニューヨークに住もうねっていう素敵な未来の話をするアラフィフの女たち、めちゃくちゃ女の会話なんだけどこればかりは切な...
主人公の中年後期の人特有の愚痴っぽさ、それとは裏腹の諦めの良さ、そして中年だからこそ際立つ人格の成熟してなさがなんだかあるあるだった。姑の遺品整理をしながら、いつかニューヨークに住もうねっていう素敵な未来の話をするアラフィフの女たち、めちゃくちゃ女の会話なんだけどこればかりは切ない。 人生の終盤に差し掛かろうとしてる時に、完全に終わりを迎えた親の遺品整理をするときってどんな気持ちなんだろうかと自分も考えさせられた。
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始めは、愚痴ばかりですぐ閉じてしまいました。が、気を取り直して読み進めると、姑さんや実母への想いの変化が心地よい文体の流れと共に、最後まで一気に読んでいました。
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夥しい数の遺品を残して亡くなった姑に対し、不平不満を募らせていた望登子だったが、丹野や沙奈江などに手伝ってもらううちに姑の生き方を知った。 タイトルには「迷惑です」とあるが、プラスの気付きもあったように思う。 遠慮なく話せる多喜のような人が羨ましい。 そして、人にしたことは必ず...
夥しい数の遺品を残して亡くなった姑に対し、不平不満を募らせていた望登子だったが、丹野や沙奈江などに手伝ってもらううちに姑の生き方を知った。 タイトルには「迷惑です」とあるが、プラスの気付きもあったように思う。 遠慮なく話せる多喜のような人が羨ましい。 そして、人にしたことは必ず返ってくる。 最後青くんに声を掛けてくれて、ほっこりした。 人との付き合い方を見直したくなった一冊。
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遺品整理を現在体験中なので、タイトルに惹かれて購入しました。 面白おかしく愛情を持って描かれているので、とても楽しめました。
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