姑の遺品整理は、迷惑です の商品レビュー
読み始めは望登子さんの愚痴を聞かされているような感覚で 私も同じ経験 実家の母が団地で一人暮らしの突然倒れてという経緯 とにかく荷物だらけで でも業者には頼まず 行政に問い合せて ゴミ収集車は出す数が限られているので1袋単価で呼べば取りに来てくれました 東京の23区内ですが 粗大...
読み始めは望登子さんの愚痴を聞かされているような感覚で 私も同じ経験 実家の母が団地で一人暮らしの突然倒れてという経緯 とにかく荷物だらけで でも業者には頼まず 行政に問い合せて ゴミ収集車は出す数が限られているので1袋単価で呼べば取りに来てくれました 東京の23区内ですが 粗大ゴミはトラックで自分達で 1人では到底無理ですが みんなでやれば何とかなります(笑) それを思い出しながら読んでいました
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姑の多喜が脳梗塞で亡くなった 嫁の望登子は姑の1人住んでいた団地の部屋の整理をはじめる たくさんの物に溢れた部屋に困惑する 実母も他界していて 姑と実母を比べて嘆く望登子だが 遺品整理をしていくうちに知らない姑を知っていく 自分の未来を考えてしまった 私もついつい物を増やしてし...
姑の多喜が脳梗塞で亡くなった 嫁の望登子は姑の1人住んでいた団地の部屋の整理をはじめる たくさんの物に溢れた部屋に困惑する 実母も他界していて 姑と実母を比べて嘆く望登子だが 遺品整理をしていくうちに知らない姑を知っていく 自分の未来を考えてしまった 私もついつい物を増やしてしまう 子供に迷惑がかからないように 年齢的にはまだまだ早いが色々なものを整理しようと思った そして今健在の母達を大切にしようと思った この物語の姑、実母 性格は真逆だけれどどちらもカッコ良く 愛された人
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急逝した姑の遺品整理をすることになった嫁の望登子。 独り暮らしの小さな団地に住んでいた姑だったから、そんなに物もないだろうと思っていたが、部屋の隅々まで物がギッシリと詰まっていた。 タンスの中も引き出しも、隙間がないほど… 家賃もかかるから、早く片付けたいが、これだけの物を一人で...
急逝した姑の遺品整理をすることになった嫁の望登子。 独り暮らしの小さな団地に住んでいた姑だったから、そんなに物もないだろうと思っていたが、部屋の隅々まで物がギッシリと詰まっていた。 タンスの中も引き出しも、隙間がないほど… 家賃もかかるから、早く片付けたいが、これだけの物を一人で片付けるとなると一体どれだけの時間がかかるのかと途方に暮れる。 既にいない姑に悪態をつきながらも、整理を続ける。 そんなことをしているうちに、亡くなった実母と姑を比べては物思いに更ける。 遺品整理は生前の姑を教えてくれた。 実母の遺品整理をしなかったことや生前にもっと話をしておけばと悔やんだりりする。 垣谷さんの話はいつも身近。 心しておかなければ… 2022.11.24
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亡くなったおかあさんに対して語りかけて、文句言い続け、すごい大きな展開があるわけでもなくつらつらと進んでいく。でも本って起承転結がすべてじゃないしオチなんてなくたっていいよね、と思う。
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私もここ数年、実家の整理をしたので、とても共感が持てた。 実家に何回往復した事か。 クルマがあるので、なんとかなったけど、最終的には業者に廃棄と解体を頼んだ。 かなりの金額が必要になったけど、市の助成金が使えたので少しは足しになった。 掛け軸や陶器など、買えば高い物だろうけど、買...
私もここ数年、実家の整理をしたので、とても共感が持てた。 実家に何回往復した事か。 クルマがあるので、なんとかなったけど、最終的には業者に廃棄と解体を頼んだ。 かなりの金額が必要になったけど、市の助成金が使えたので少しは足しになった。 掛け軸や陶器など、買えば高い物だろうけど、買取業者に蔵出しを頼んだら二束三文にしかなりません。 古いものは取っておいても邪魔になるだけですよ。 というようなフューマンドラマ。 共感は持てるけど、感動、感激まではいかなかったので星三つ。
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面白かった。 自分自身は30代で今のところいたって健康体だが、自分が急に亡くなっても良いように余命一年だと思って片付けをしているので、物はやはり少ないが正義だと思った。 また、実家の片付けも今後必ず出てくる問題なので、思うところがあり、不思議な読後感だった。 本のタイトルは秀...
面白かった。 自分自身は30代で今のところいたって健康体だが、自分が急に亡くなっても良いように余命一年だと思って片付けをしているので、物はやはり少ないが正義だと思った。 また、実家の片付けも今後必ず出てくる問題なので、思うところがあり、不思議な読後感だった。 本のタイトルは秀逸。 でとタイトルよりは後味悪くない感じ。 久しぶりに小説を読んだが、小説も良いなとあらためて感じた。
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身近であり、深刻な問題を取り上げているのですが、軽いタッチで書かれていて読みやすかったです。 勉強にもなりました。 死がすべてを終わらせるのではないと、改めて思いました。 寧ろ、遺品整理の中で、隠していたもの、気づかれなかったもの、知らなかったことが暴かれて、死後に人間像が浮き彫...
身近であり、深刻な問題を取り上げているのですが、軽いタッチで書かれていて読みやすかったです。 勉強にもなりました。 死がすべてを終わらせるのではないと、改めて思いました。 寧ろ、遺品整理の中で、隠していたもの、気づかれなかったもの、知らなかったことが暴かれて、死後に人間像が浮き彫りになるのかもしれません。 いつ死んでも大丈夫なように、しっかり生きていきたいものです。
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序盤はやや紋切り型で単調だか、中盤から面白くなってくる(同感する)。序盤で挫折しそうなら読み流すか読み飛ばしてしまってもいいのかも知れない。 遺品整理は状況が許されるのならば、無理せず細く長くするのがいいと思うし、実際そうしている。その中で本当に遺していきたいものが自然と見えて...
序盤はやや紋切り型で単調だか、中盤から面白くなってくる(同感する)。序盤で挫折しそうなら読み流すか読み飛ばしてしまってもいいのかも知れない。 遺品整理は状況が許されるのならば、無理せず細く長くするのがいいと思うし、実際そうしている。その中で本当に遺していきたいものが自然と見えてきた。 この中で一番共感出来るのは主人公の義妹の美紀。葛藤を抱えながらも自分を律しようとする立派な人だと思う。 TSUTAYAあべの橋店にて購入。
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これまた良い話・・・親の遺品整理も自分自身の断捨離もまったく他人事ではない年齢になってきた身としては刺さる 「あなたのゼイ肉、落とします」と似た雰囲気だなと思ったら同じ著者でしたか!垣谷作品は人の善意を信じる温かさと人生を肯定する強さに溢れているね
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桐谷さんの観点はとても斬新で面白いなぁといつも思う。 姑の遺品整理をするプロセスにおいて ・自分の母親との関係 ・自分とパートナーとの関係 ・自分と姑の関係 ・自分と近隣との関係 ・姑と近隣の関係 などいろんな関係が顕在化され、そして落ち着く場所に落ち着いていくその流れがとても心...
桐谷さんの観点はとても斬新で面白いなぁといつも思う。 姑の遺品整理をするプロセスにおいて ・自分の母親との関係 ・自分とパートナーとの関係 ・自分と姑の関係 ・自分と近隣との関係 ・姑と近隣の関係 などいろんな関係が顕在化され、そして落ち着く場所に落ち着いていくその流れがとても心地良かった。
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