姑の遺品整理は、迷惑です の商品レビュー
コロナで人間関係が薄まっている中で、この姑さんの温かさが心に残りました。ただ、少し母や義母にかける言葉がくどいです。
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遺品が残った方が遺された方がしみじみする時間があっていいのか、でも作業が大変すぎる 自治会のおばちゃんみたいになりたい
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捨てない姑の家を片付ける羽目になった嫁の望登子。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う彼女だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて…。誰もが直面する"人生の後始末"をユーモラスに描く「実家じまい」応援小説。 人生は思い出づくりの一面があり、どうしてもモノは溜め込んで...
捨てない姑の家を片付ける羽目になった嫁の望登子。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う彼女だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて…。誰もが直面する"人生の後始末"をユーモラスに描く「実家じまい」応援小説。 人生は思い出づくりの一面があり、どうしてもモノは溜め込んでしまうもの。私自身も50歳を過ぎて、やっと次世代に迷惑をかけないという気持ちが、それに勝るようになって、少しずつ断捨離を始めた。たとえ家族といえど、他人のモノに感情移入はない。心のクラウドは無限大だから、モノじゃなく思いを残そう。
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そろそろ垣谷作品を読みたいなと思っていたタイミングで母から借りた。 これ、タイトルがあれなんで夫の前で読めなかった(笑) 急死した姑が団地で一人住まいだったために、遺品整理に通う羽目になった嫁・望登子。50代の身体で4階の居室からごみ置場まで階段で往復したり、3Kの間取りにいっ...
そろそろ垣谷作品を読みたいなと思っていたタイミングで母から借りた。 これ、タイトルがあれなんで夫の前で読めなかった(笑) 急死した姑が団地で一人住まいだったために、遺品整理に通う羽目になった嫁・望登子。50代の身体で4階の居室からごみ置場まで階段で往復したり、3Kの間取りにいっぱい詰められた遺品を前に文句が止まらない。しかも、えっ?ウサギ飼っていたってホント!? ちょっとお義母さん 言わせてもらいますけどね、お義母さん いい加減にしてください、お義母さん 業者に頼みたくても高額すぎる。 思い出の品だけど捨てるほかないと思って夫に話すと「そんなのだめ。持ち帰る」と言い出す始末(何もしないし、今まで忘れていたくせに) 訪問するたびに部屋に誰かがいた痕跡… 自分の母が病気のため、身の回りを全て片付けてから逝ったこともあり「なんでお義母さんは日頃から整理できないんだ」と比べてばかり。 そんな中、望登子が法事で帰省して母の遺品を探してみるも、何も遺されていないことに寂しさが募る。自分を律してばかりだった母ってどんなことが好きだった? 垣谷氏は緩急の付け方が上手いというか、実母と義母の対比も読み始めとエンディングで印象がガラリと変わっていい読後感だった。 自分で、家族だけでなんとかしなきゃという風潮が今の日本ではまかり通っているけれど…困った時はお互い様、という考えはどこへ行ってしまったのか。 義母がお節介ババアだったことが幸いして、何とか目標の期日までに退去できてよかったね。 遺品整理、本当に大変なんだな。文末の解説まで読んでゾッとした。実家もなるべく断捨離進められるところは頑張って頂きたい(笑)
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遺品整理が大変だろうとは思っていたが、サラダ油の残りや、土や石のこと。細かいところまで書かれていて、望登子になりきって読めた。 いつか私も義実家の家を片付ける日が来るだろうから、とても参考になった。 遺品整理を通して、自分の母と義母への思いを深めていく望登子の気持ちの変化が良かっ...
遺品整理が大変だろうとは思っていたが、サラダ油の残りや、土や石のこと。細かいところまで書かれていて、望登子になりきって読めた。 いつか私も義実家の家を片付ける日が来るだろうから、とても参考になった。 遺品整理を通して、自分の母と義母への思いを深めていく望登子の気持ちの変化が良かった。
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実際その状況にならないと分からないことだなぁとしみじみ思った。全員から好かれてる人なんていないだろうし、誰にもいろんな側面はある。 このお話では手伝ってくれる人や優しい人も多かったけど、現実はもっと大変なんだろうなぁとそんなことを思った。部屋の片付けは重要だ。
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遺品を片付けている間、もっと何か出来たのではと申し訳なさで後悔し、片付けも退去が決まれば根を詰める。物の多さに疲れ果て、申し訳なさや後悔の気持ちが焦りと苛立ちに変わる時、焦っていることにゆっくり悲しむ暇のないことに、更なる申し訳なさとゆとりのなさで辛くてたまらなくなったことを思い...
遺品を片付けている間、もっと何か出来たのではと申し訳なさで後悔し、片付けも退去が決まれば根を詰める。物の多さに疲れ果て、申し訳なさや後悔の気持ちが焦りと苛立ちに変わる時、焦っていることにゆっくり悲しむ暇のないことに、更なる申し訳なさとゆとりのなさで辛くてたまらなくなったことを思い出した。 この本を読んで、片付けの過程で思ってしまう感情の種類を、良し悪しと分けず、それらも丸ごと故人との思い出。 これって、生きていたときのように対話しているんだ。 人それぞれ、感情を口にする、声に出す、書きとめるなどして、折り合いつけて生きていくのだから、責めてばかりいるよりお互いさま、感謝、学びの側面も見たほうがいいかもと思えた。 大変な遺品整理を終えた時、どう思うか。最後に望登子さんのように、たどり着いたならいいじゃないと励まされた。
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少子化、高齢化、長寿社会、核家族化、都市一極集中など、家族を取り巻く状況は明らかに変化している。そうしたなかでの本書のタイトル。誰もが直面する可能性の高い社会問題でもある。しかし、そこは作者、想像していた展開を嬉しくポジティブに裏切ってくれると同時に、勇気と考えるべき示唆を与えて...
少子化、高齢化、長寿社会、核家族化、都市一極集中など、家族を取り巻く状況は明らかに変化している。そうしたなかでの本書のタイトル。誰もが直面する可能性の高い社会問題でもある。しかし、そこは作者、想像していた展開を嬉しくポジティブに裏切ってくれると同時に、勇気と考えるべき示唆を与えてくれているように感じた。
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大変身につまされるお話でありました。親類縁者にご迷惑をかけないってどういう事なのかな…?と考えさせられた。あと猛烈に片付けしたくなりました。明日の朝には忘れてるだろうけど。 主人公であるパートの主婦の考え方に、むーんとさせられるところもあったけど、私と母のちょうど間くらいの昭和...
大変身につまされるお話でありました。親類縁者にご迷惑をかけないってどういう事なのかな…?と考えさせられた。あと猛烈に片付けしたくなりました。明日の朝には忘れてるだろうけど。 主人公であるパートの主婦の考え方に、むーんとさせられるところもあったけど、私と母のちょうど間くらいの昭和世代と思えば、まぁしかたないのかな。と思いつつ、しかし世代といえどこの旦那もっと家のことに関わりなよ!というモヤモヤも…。
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本当に、この作家さんは文章のテンポが良くてすぐに読み終わってしまいますね。 タイトルがストレートなので読むのは少し恥ずかしい気持ちもありましたが、読みおえてやっぱり読んでよかった。 スッキリとしたラストでした。 登場する周りの人たちも人間臭くてとても良かったです。
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