ミミズクと夜の王 完全版 の商品レビュー
めっちゃくちゃ良かったです…!自分好みにストーリーが進んでいって、買って良かったと思いました!ただ某大手通販会社で買ったため、送られた時に帯が明らかに力任せに入れて破けた状態だったのが残念…。次からは行きつけの本屋で注文して貰う予定です!
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書店で完全版を発見して、懐かしさと嬉しさとで即購入。以前読んだときと変わらない美しい物語が綴られておりました。あっけらかんとした物言いのミミズクと揺らがぬ湖畔のような孤高を湛えたフクロウ。互いに悲しい生い立ちを抱えた彼らの、距離を縮めていく様をまた新たな気持ちで読み進めることがで...
書店で完全版を発見して、懐かしさと嬉しさとで即購入。以前読んだときと変わらない美しい物語が綴られておりました。あっけらかんとした物言いのミミズクと揺らがぬ湖畔のような孤高を湛えたフクロウ。互いに悲しい生い立ちを抱えた彼らの、距離を縮めていく様をまた新たな気持ちで読み進めることができました。また以前よりずっと読みたかったアンディとオリエッタのお話と、書き下ろしらしい後日譚までついてきてくれるとは、こんなに幸福でいいんでしょうか。いや、本当にありがとうございます。
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魔物の森,奴隷少女ミミズクは夜の王に自分の死を願う。魔王討伐隊に夜の王は囚われ…街を焼き尽くす程の力があるのに行使しない謎。保護されたミミズクが記憶を失っていて歯がゆい。良質ファンタジー。
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読み終わった後の読後感、脱力してしまう。壮大な物語を読んでしまった。これはとてもきれいな世界だった。併録している外伝を読み、ミミズクとフクロウの未来を少し覗くことができた。読んでよかった作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでからかなり時間が経ってるのであやふやな部分もあります。ご了承を。 儚く美しい春の夢のような話。自分の癖にはすごく刺さりました。元奴隷のミミズクと夜の王フクロウ。孤独な2人の邂逅と崩壊、再生を描いた物語。 初めはぎこちない2人がやがて互いの命さえ投げ出して守ろうとするまでの過程が優しく、ぎこちなく、暖かく書かれていて美しい。 ミミズクについて。過酷な環境をよく乗り越えた!とこっちが泣きそうになる。引っかかったのが水を飲むところ。時鎖で繋がれてた時の癖で手で掬わずに顔を突っ込んで飲むところとかが泣きそうになる。後戻りはできないほど壊れてたんだなぁ。本人にその自覚がないことが1番怖い。この子は自分に疎い代わりに人の心の扉を開けるのがすごく上手いんだと思う。並大抵の人間ではフクロウを味方につけるのは無理。騎士団がミミズク森に攻めてきてフクロウの館と絵を焼いた時、そうはさせまいと泣きながら頑張るところに感動する。でも皆んな曲解して理解してくれないんだよね、、、、大好きなフクロウを守れず拘束されてしまうときのミミズクの泣き顔と叫び声が頭にこびりついてる。完全な自分の妄想なのだが。ミミズクの苦しさが伝わってくる、ひしひしと。ああ、忘れちゃったんだねフクロウのこと。思わず脱力した。思い出しかけるたびに泣きながら嘔吐するのが辛そう。ちゃんと2人が幸せになれて良かった。 フクロウについて。過去が、今は平穏に描いている絵だが、昔は死ぬ気で描いてたんだね。鉱山資源に恵まれた北の国で、その美しい自然を身に受けて。枯渇して国が傾いた時に突然日々が変わって。王として切り開いていかなければいけず。病弱なフクロウにはできな行くて当然なのに罪に問われて投獄される。絵を描く道具がなくても指を噛んで滲ませた血で冷たくざらついた石の壁に最後まで描き続けたんだね。夜の王が見つけてくれて良かった。静かな森の中で大好きな絵を描いて生きていけることを願う。勿論、ミミズクも隣にいて。 登場人物が皆んなそれぞれの形で幸せになれて安心。この時間が続くのはわずかな時間かもしれないけど、大切に、大切にして、欲しい。 続編があるそう。勿論読む。
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この作品は裏がなく、いきなり過去に飛んだりしたりもせず ストレートにサラッと読めて判りやすいのだと思った。 ドラクエのような王道なRPGのようだと思う。 奴隷の少女と魔物の王との邂逅による心温まるストーリー。 少女の心の成長と、くる王の感懐だったりが主軸に物語が進む。 だが、い...
この作品は裏がなく、いきなり過去に飛んだりしたりもせず ストレートにサラッと読めて判りやすいのだと思った。 ドラクエのような王道なRPGのようだと思う。 奴隷の少女と魔物の王との邂逅による心温まるストーリー。 少女の心の成長と、くる王の感懐だったりが主軸に物語が進む。 だが、いかんせん、魔物ってどういうものなのかという所の説明が弱かったり 詳しい説明がところどころ省いてる所がありぼやけている所もたた見受けられるが、 純粋な愛を感じる。 短編の聖騎士と巫女の物語も本編の補足となっていてよかった。 雰囲気を楽しむ系の小説。
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ミミズクという少女は、魔物の王でもある夜の王に食べられに、森に入った。 けれど食べられることはなく、魔物のクロと交流し、少しずつ夜の王との距離を縮めていく。 ある日、森で迷った狩人をミミズクが助けたことで、 ミミズクの存在が人間の国に伝わり、 夜の王に攫われ酷い扱いを受けていると...
ミミズクという少女は、魔物の王でもある夜の王に食べられに、森に入った。 けれど食べられることはなく、魔物のクロと交流し、少しずつ夜の王との距離を縮めていく。 ある日、森で迷った狩人をミミズクが助けたことで、 ミミズクの存在が人間の国に伝わり、 夜の王に攫われ酷い扱いを受けていると伝わり、ミミズクを助けるべく聖騎士が立ち上がる。 どこの国かもわからない、そんなどこかの森の深くでひっそりと息づく魔物たちと 奴隷だった少女の飛んだ思考回路と真っ直ぐさを巧みに描いた小説。 ミミズクはあまりにも真っ直ぐで、無知で、無垢で、 それがまた痛々しさを感じさせるのだけど、 人間の世俗感にうんざりしてる人々にはさぞや彼女は眩しかろう。 そんな彼女を想い、温かく見守る人たちの心に触れるたびに、こんなキレイな世の中だったらと思ってしまう。 相手を想うとき、いろんな形があると思うが、 ミミズクも夜の王も、アンディもオリビアも王子も、 それぞれがそれぞれの違った形で心を寄せているのがとても微笑ましく、また読み返したくなるお話だった。
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高校の頃読んで胸が熱くなったなぁと懐かしく、久しぶりに読みたいと購入しました あの頃より少しスレた私は、昔の思い出よりだいぶ甘ちゃんな物語だなと思いましたが、やっぱり胸が熱くなるいい話でした 処女作の加筆修正や書き下ろしは荒い筆なりの良さや熱量が死んでしまうことが多くあるので心...
高校の頃読んで胸が熱くなったなぁと懐かしく、久しぶりに読みたいと購入しました あの頃より少しスレた私は、昔の思い出よりだいぶ甘ちゃんな物語だなと思いましたが、やっぱり胸が熱くなるいい話でした 処女作の加筆修正や書き下ろしは荒い筆なりの良さや熱量が死んでしまうことが多くあるので心配しましたが、良い加筆修正でした 特に外伝の「鳥籠巫女と聖剣の騎士」が熱衰えずかつ技術ののった筆でしっかり描き切られていてめちゃくちゃ良かったです
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昔一度読んだけど完全版が発売ということで。前に読んだ時も素敵なお話だーと思ったのに、二度目はすごく胸にじわっと染みてきて、すごいな、てなった。外伝も読めてよかったぁぁー! やさしさが交差する。その手を取ったり取らなかったりする。ただ、幸せでいて。
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内容が薄い。登場人物の書込みや心理描写が甘くて感情移入できないまま終わった。紹介文と内容が一致していない。
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