花屋さんが言うことには の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出てくる人みんないい人で、 微笑ましくって、読みながら思わず笑みが溢れる、こういう作品はすごく好き。 現実的でないかもしれないけど、世知辛い世の中だから、本の世界では優しい時間であってほしい。 ブラックな会社でボロボロのところを李多に助けられて、本来やりたかった仕事や彼氏までできてしまう。こんなに順風満帆なこと現実にはないだろうけど、キクちゃんの一生懸命さが健気で可愛いので、素直にハッピーエンドで良かったと思える。 来週は会社帰りにお花買って帰ろ。
Posted by
花屋さんの仕事が、現実的に描かれているところが、好感がもてる。読んでいて、なんだか安心感のある物語だった。花言葉、古典、花に関する知識も散りばめられている
Posted by
アルバイトから多くの出会いと夢への道を開いたきくちゃんが頑張り屋さんで微笑ましい。 花の種類に疎いため、都度お花を調べてこれはかわいい、綺麗、菊だったのか!等勉強になりました。
Posted by
きくちゃんにとったら、就きたい仕事ではなかったかもしれない。遠回りだったけど、グラフィックデザイナーとして大成功だと思う。いつも初心を忘れず、目の前のことを懸命に取り組む姿は応援したくなる。こんな人に仕事を頼みたいと思う。退職願いが受理されないことにはビックリしたが、前職と花屋の...
きくちゃんにとったら、就きたい仕事ではなかったかもしれない。遠回りだったけど、グラフィックデザイナーとして大成功だと思う。いつも初心を忘れず、目の前のことを懸命に取り組む姿は応援したくなる。こんな人に仕事を頼みたいと思う。退職願いが受理されないことにはビックリしたが、前職と花屋のコントラストがはっきりして、何が幸せなのかを再認識できるお話でした!
Posted by
主人公はグラフィックデザイナーを夢見て美大へ進学するもブラック企業に就職を余儀なくされ、心身ともに疲れ果て仕事を辞めることを決意した君名紀久子24歳、偶然出会った川原崎花店の店主外島季多のすすめで花屋でバイトすることになった…仕事仲間やお客さんとの出逢いを通して、もう一度前向きに...
主人公はグラフィックデザイナーを夢見て美大へ進学するもブラック企業に就職を余儀なくされ、心身ともに疲れ果て仕事を辞めることを決意した君名紀久子24歳、偶然出会った川原崎花店の店主外島季多のすすめで花屋でバイトすることになった…仕事仲間やお客さんとの出逢いを通して、もう一度前向きに夢を追いかけてみようと奮起する…そんなお話でした。読んでみて、お花好きにはたまらない作品でした!知らないお花はちょっと調べてみて、あぁ~このお花だったのねって、花言葉にもいろいろあって興味深かったです。内容もすごくよくてお花に癒され主人公を応援しながら、読んでいて元気をもらえた作品でした。リアルにお花に囲まれて過ごしたくなりました!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
グラフィックデザイナーを目指す主人公が、ひょんなことから花屋の店長と繋がり、そこで働くことを通じて主人公自身が成長していく。 ちょっとしたファンタジー要素(?)も交えつつ、全体的にはほっこり暖かい感じ。キャラクターたちも、だいたいいい人。 蘭くんかわいい。笑笑 最後は期待を持たせる感じで終わるけど、主人公的には人生がどんどん好転していく。 もともとグラフィックデザイナーとしての実力があったのか、それとも『諦めない』と腹を括ったからなのか、ちょっとうまく行きすぎな感もあるかなと思っての⭐︎4つ。 コンペで笑われてたのはなんだったんだろう? 各章のタイトルが花の名前で、章の最後は花言葉で締め括られますので、お花にも詳しくなれます^ ^
Posted by
山本幸久さんの本は『店長がいっぱい』『渋谷に里帰り』に次いで3冊目。 6年ぶりに読みました! ブクログで高評価のこの本 期待値MAXで読み始めました。 ブラック企業に勤務して身も心もボロボロの君名紀久子、24歳。 深夜のファミレスで出会ったのが「川原崎花店」経営者の外島李多。...
山本幸久さんの本は『店長がいっぱい』『渋谷に里帰り』に次いで3冊目。 6年ぶりに読みました! ブクログで高評価のこの本 期待値MAXで読み始めました。 ブラック企業に勤務して身も心もボロボロの君名紀久子、24歳。 深夜のファミレスで出会ったのが「川原崎花店」経営者の外島李多。 花屋さんで働くことになった紀久子。 自分と向き合いながら紀久子が進んでいく道。 全力で応援したくなる! 8編の連作短編集。 それぞれにテーマの”花”があります。 泰山木 向日葵 菊 クリスマスローズ ミモザ 桜 スズラン カーネーション 決して”花”に詳しいとは思っていませんでしたが、それでも、代表的な”花”のことぐらいは知っているつもりだったのに… 『トルコキキョウ』と思っていた花は、実は『トルコギキョウ』でトルコ産でもなければキキョウ科でもない… のっけから”ガッツーンン” 知らなかった”お花屋さん”と”花”のことが満載。 『花は見て楽しむだけではなく 最高のコミュニケーションツール』 なるほど…、その通りだわ~ 花言葉や花にまつわる短歌等々… 気付けば頬が緩んでる… そして… ひまわりにはたくさんの種類があって、画家の描いた「ひまわり」に似せて 種苗メーカーが品種改良した「ひまわりの”画家シリーズ”」があるなんて知らなかった! この本を読み終えて、「川原崎花店」みたいな「いきつけの花屋さん」が欲しくてたまりません。 お店に行って店員さんの花談義を聞きながら、その季節ならではの花を選んでもらったり、選んだり。 その時々の気持ちにあった花を連れ帰ったり… 想像しただけでワクワク。 まずは近所で”お気に入りの花屋さん”をみつけるところからだわ! 本の装丁の”やわらかでふわり”とした感じがとても好きです。 良い本に出会いました。
Posted by
各章の最後に花言葉が出てくる。なるほど…と思う。知らない花も出て来たので画像検索。 なぜ主人公の紀久子は、千尋の母親の百花やミモザ農家の雅之などには、ハッキリ文句を言うのに、ブラック企業の上司には何も言えなかったのか?疑問でしかない。 花屋さんで、花を買う機会が減っているので、も...
各章の最後に花言葉が出てくる。なるほど…と思う。知らない花も出て来たので画像検索。 なぜ主人公の紀久子は、千尋の母親の百花やミモザ農家の雅之などには、ハッキリ文句を言うのに、ブラック企業の上司には何も言えなかったのか?疑問でしかない。 花屋さんで、花を買う機会が減っているので、もっと身近に花を買えるようになりたい。花と短歌や俳句を組み合わせるなんて、素敵な発想だ。
Posted by
ブラック企業で心身を疲弊し退職。酔った勢いで花屋さんでアルバイトをすることに。バラエティ豊かなスタッフ、色とりどりのお花、お客さん。町のお店のいいところは、その町の人と繋がれること。出会いや縁は人生の大事な要。偶然って結局は必然だからね。花屋さん、いいね。
Posted by
自分は花言葉も花の種類もあまりわからないが、花屋でのバイトを始め、迷いながらも夢に向かって前向きに頑張る紀久子のことを応援したくなるお話だった。
Posted by