花屋さんが言うことには の商品レビュー
花のことがたくさん出てくる。馴染みがあまりないので、細かい所までイメージできなかった。でも、花が好きな人や華道に興味がある人にはたまらないと思う。 最後、主人公の紀久子に伊福部さんがカーネーションをプレゼントする所が良かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
紀久子と季多が出会うシーンが一番好きだな。 出てくる人がみんないい人(最初の上司でさえも季多に一言で、いい人とは言えないがそんなに悪い人ではないのかも、とすら思えてくる。) で、日向ごっこしているような気分になれる本。 どこかで、自分の好きな作家さんが山本さんを押していた気がしていたのと、このブクログでお勧めされていたので手に取る。 パステルカラーのような本が好きな私は、好きな本に入るかな。 疲れた時に沁みそうだ。
Posted by
泰山木、向日葵、菊、クリスマスローズ、ミモザ、桜、スズラン、カーネーション。 章を見るとズラリとならぶ花の名前に、花好きとしてはそれだけで嬉しくなってくる。 ブラック企業で心身ともに疲れはてた紀久子の再生の物語でもあり、お花屋さんとお客様が紡ぐ物語でもある。 お花屋さんのお仕事...
泰山木、向日葵、菊、クリスマスローズ、ミモザ、桜、スズラン、カーネーション。 章を見るとズラリとならぶ花の名前に、花好きとしてはそれだけで嬉しくなってくる。 ブラック企業で心身ともに疲れはてた紀久子の再生の物語でもあり、お花屋さんとお客様が紡ぐ物語でもある。 お花屋さんのお仕事を垣間見れるのもおもしろかったし、常連の男の子・蘭くん親子との交流にも心温まりました。 色んなドラマがあるなぁ。 作中、花にまつわる行事や花言葉にも触れられていて興味深い。 この本を読むと、特別な日じゃなくても誰かにお花を贈りたくなる。 優しくて幸せな気持ちで読了。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出てくる花の写真を探して見ながら、お花屋さんの空間にいるような気分で楽しめました。花言葉や花にまつわる短歌のことも書かれていて勉強になりますね。 ブラック企業で働いていた紀久子がどんどん元気になって、まるく収まって・・・ちょっと上手くいきすぎじゃない?と思ったところもあるけど・・・良かったです。 でも紀久子ちゃん、気強いというか、無神経なとこあるよね?お客さんの事情ベラベラ話したり、その日会ったばかりの百花さんに「母親失格」とか言っちゃうのは引きました。 あと李多さん、最初に思ったより出番少なかったなー。
Posted by
ブラック企業を辞めた女性が、自分の才能を認められながら少しずつ人の輪を広げて行くような物語でした。ちょっとした嬉しいことで、ほんの少し目の端を涙で濡らすなんていいなあと思いました。
Posted by
紀久子は才能があるのに縁に恵まれずブラック企業で疲弊していた。李多に出会って才能も開花していく。 お花屋さんは一見華やかそうでなかなか重労働。 でも、廃棄するお花で栞作りなんかはやってみたい。 ミモザのストーリーは切ないけど好きだな。 蘭くんがかわいい。
Posted by
温かい気持ちで読めた、ほんわかする本。 登場人物一人一人が色々な悩みを抱えながらも、全員が前を向いているところがいい。花を育ててみたいと思えた。
Posted by
善き 面白かった。ほんわか、ゆっくり時間が過ぎていく感じ、お花のうんちく、ハッピーエンド、全てに◎ おすすめの一冊。 初めましての作家さんだが、他作も読んでみたい。 駅前の花屋の店長に拾われるようにひょんなことから働き出すキクちゃん。バイト仲間、街の人々、団地で出会う理系男子…...
善き 面白かった。ほんわか、ゆっくり時間が過ぎていく感じ、お花のうんちく、ハッピーエンド、全てに◎ おすすめの一冊。 初めましての作家さんだが、他作も読んでみたい。 駅前の花屋の店長に拾われるようにひょんなことから働き出すキクちゃん。バイト仲間、街の人々、団地で出会う理系男子… 幽霊のおじいさままでかっこいい! 昔先生の光代さんが書く看板の和歌もステキ! キャストがみんないい人。そこも安心して読み進んでいける。 デルフィニウム、キンポウゲ科 蕾の形がイルカに似て、ギリシャ語でイルカを意味するデリフィスより命名 和名は燕より、大飛燕草おおひえんそう。 ホワイトレースフラワー これ好き!
Posted by
お花屋さんは体力勝負とはきいていたけれど、なかなかだなぁ。お花に囲まれる仕事は素敵だけど、創意工夫が常に要求されるし、正直そんなに儲かるとは思えない。そんなマイナスイメージを払拭するかのようなストーリー展開。夢に仕事に破れた主人公がさまざまな出会いから前向きに進む様子はホント心が...
お花屋さんは体力勝負とはきいていたけれど、なかなかだなぁ。お花に囲まれる仕事は素敵だけど、創意工夫が常に要求されるし、正直そんなに儲かるとは思えない。そんなマイナスイメージを払拭するかのようなストーリー展開。夢に仕事に破れた主人公がさまざまな出会いから前向きに進む様子はホント心が踊るし、お花のことをもっともっと知りたくなる。押し付けがましくない花言葉が興味をそそる。恋ももしかしててにいれちゃうたのかな。優しくも心に寄り添う素敵なお話だした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出てくる人みんないい人で、 微笑ましくって、読みながら思わず笑みが溢れる、こういう作品はすごく好き。 現実的でないかもしれないけど、世知辛い世の中だから、本の世界では優しい時間であってほしい。 ブラックな会社でボロボロのところを李多に助けられて、本来やりたかった仕事や彼氏までできてしまう。こんなに順風満帆なこと現実にはないだろうけど、キクちゃんの一生懸命さが健気で可愛いので、素直にハッピーエンドで良かったと思える。 来週は会社帰りにお花買って帰ろ。
Posted by