花屋さんが言うことには の商品レビュー
知らない名前のお花の名前が出てきて、わざと調べずに、どんな花だろ〜?と想像すると楽しくなる本。主人公が、花屋さんに務めはじめて、そこから出会う人たちからいろんなことを学ぶ。
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ブラック企業勤めで心身ともに疲れ果ててしまった25歳の女性が、花屋でのアルバイトを通して自分を見つめ直し、人生をプロデュースしていけるようになるまでを描く再生物語。 8章からなり、各章のタイトルには花名がつけられている。 * * * * * 好きな仕事に...
ブラック企業勤めで心身ともに疲れ果ててしまった25歳の女性が、花屋でのアルバイトを通して自分を見つめ直し、人生をプロデュースしていけるようになるまでを描く再生物語。 8章からなり、各章のタイトルには花名がつけられている。 * * * * * 好きな仕事に就き持てる能力を発揮する。理想的ですが、それにはいくつかの条件が必要です。 その仕事に対しての適性があることはもちろんだけれど、それだけでは足りない。 人は仕事ぶりや実績を正当に評価され認められることで、モチベーションが上がり視野は広がり能力も磨かれます。 つまり誰と出会うかが大切なのです。 美大のデザイン科を卒業した紀久子には適性はあるはずです。けれどその能力を発揮し始めたのが川原崎花店に勤めてからというのが象徴的でした。 李多、光代、芳賀。3人とも紀久子をきちんと評価し、信頼を寄せてくれました。やはりこれが大きい。 結果、デザイナーとして生きていく決心をするまでになったのですから、2年間の遠回りも悪くなかったと言えます。 良禽は木を選ぶ。自分の力を発揮できるよき居場所を見つけよう。 そんなメッセージが、山本幸久さんらしい軽みのあるハッピーファンタジーで描かれていました。 さらに章題となった植物の花言葉のほか句歌や古典をうまく織り込んだ構成にも感心するばかりでした。読後感のよさはまったく心ニクイほどです。「幸久」の名に相応しい作風だと感嘆しました。
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私はとても好きな作品。 温かい気持ちになれるし、ひとつひとつの花に特別な想いが生まれる。 無事花屋さんに転職(?)できてよかった。 世の中にはブラックな会社にいることに気付きながらも辞められない人がいるんだろうな…
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主人公がいろいろな人に出会いながら成長していく姿が好きな本です。花屋の視点の本も読んだことがなかったので、面白かったです。
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お花屋さんが大好きなので、お花屋さんの大変さも知り読んで良かった1冊。 花も生物だから買ってもらえず捨てられていくのは悲しいですね。 話の内容的にはブラック企業を辞めてお花屋さんでバイトを始める紀久子の話なんだけど。 お花大好きな蘭くんが可愛い。
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すごーく好きな感じ! 何が残るわけでもないけど、 いや、花言葉とか花の知識は増えたか。 こういうゆるく進んでいくお話、大好物です。 主人公だけじゃなく 登場人物みんなのいろんな視点を想像して どんなんだろう。 って考えてニンマリする。 読みながら自然と笑顔になる本。 愛想笑い...
すごーく好きな感じ! 何が残るわけでもないけど、 いや、花言葉とか花の知識は増えたか。 こういうゆるく進んでいくお話、大好物です。 主人公だけじゃなく 登場人物みんなのいろんな視点を想像して どんなんだろう。 って考えてニンマリする。 読みながら自然と笑顔になる本。 愛想笑いって、人に好かれようとして無理に笑うこと。 じゃないような気もするけど、そうなのか。 知らない人でも、お客さんでも話す時 私は自然と笑顔になる。 じゃあそれは愛想笑いじゃないんだ! 心地良い時間が流れた。 素敵だなぁ。
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文量が多すぎず、読みやすかった。 花言葉について知ることができ楽しい。 ブラック企業を退職した主人公が、素敵な人にたくさん出会っていくお話で、自分もこんな環境にいたら幸せだなと思った。伊福部さんと最後どうなったのか気になる。
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俄然 花より団子の自分ですが、読みやすく「花っていいな〜」と思わせてくれる本でした。 キクちゃんがお花屋さんに馴染んでいくのも見ていて優しい気持ちになれるし、 ふっと出てくる不思議な現象(ネタバレになるので詳しくは伏せておきます 笑)も、非現実的なのにすんなり受け入れてしまえま...
俄然 花より団子の自分ですが、読みやすく「花っていいな〜」と思わせてくれる本でした。 キクちゃんがお花屋さんに馴染んでいくのも見ていて優しい気持ちになれるし、 ふっと出てくる不思議な現象(ネタバレになるので詳しくは伏せておきます 笑)も、非現実的なのにすんなり受け入れてしまえますね。 花屋さんに行ってみよう〜♪
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たくさんの花たちと人柄のいい人たちと、とても心地の良い本だった 物語の中に、不思議な存在の森教授が良い役割をしていた。最後に伊福部さんとの幸せと紀久子さんの夢が叶う一歩を踏み出した瞬間の終わりが暖かい気持ちにさせてもらいました
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王様のブランチ(やったっけかな?)で紹介されてて気になった本。 色んな花の種類や言葉知れて面白いんやけど、やっぱ日常系は続きがあんまり気にならへんなぁ
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