オオルリ流星群 の商品レビュー
清々しい青春小説。高校の文化祭で一緒にタペストリーを作ったメンバーが、45歳になって、今度は天文台作りに熱中する。45歳になって、こんなに自由な時間が使えるのは無理だと思うが、思春期の友達は、一生付き合えるのは事実である。還暦を過ぎた今、私も高校時代の友人と遊びまくっている。幸...
清々しい青春小説。高校の文化祭で一緒にタペストリーを作ったメンバーが、45歳になって、今度は天文台作りに熱中する。45歳になって、こんなに自由な時間が使えるのは無理だと思うが、思春期の友達は、一生付き合えるのは事実である。還暦を過ぎた今、私も高校時代の友人と遊びまくっている。幸せな日々である。
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初読み作家さん。 何歳になっても同級生が集まって、何かを作り上げるのは良いなぁ。 途中、それぞれの仲間の事情も明かされるところも、科学の話だけではないところが良かった。 45歳になると人生色々あるよね。 天体の話が好きなので、とても面白かった。
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いくつになっても悩みはあるもんだろうけど、こんなふうに集まることができる仲間がいるって羨ましい。今回も、伊与原さんの自然科学の世界にどっぷり。
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- ネタバレ
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高校のとき仲良かった男女4人で天文台作ろう。そんな話って言ってしまったらあかんけどそんな話。 元研究員のすいこ。自殺しちゃった同級生。地元薬局や教員。仕事辞めて弁護士目指す人。引きこもり。 それぞれの人生色々ある。 みんな色々ある。 思い描いていた45歳じゃない。 そんな悩みとか葛藤とかモヤモヤとか。 読んでて引き込まれた。 上手く言えないけど引き込まれた。 読了感は爽やか。 完成してよかったなぁ。星が見られて良かったなぁ。
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09月-11。3.5点。 高校三年時、空き缶でオオルリの巨大タペストリーを作った、同級生たち。実家の薬局を継いだり、教師になったり、司法浪人したり。最も優秀な一人は自殺している。 仲間の一人、クールな国立天文台研究員が、辞めて地元に。。。 面白い。一気読みした。青春ふたたびな感...
09月-11。3.5点。 高校三年時、空き缶でオオルリの巨大タペストリーを作った、同級生たち。実家の薬局を継いだり、教師になったり、司法浪人したり。最も優秀な一人は自殺している。 仲間の一人、クールな国立天文台研究員が、辞めて地元に。。。 面白い。一気読みした。青春ふたたびな感じが良かった。
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2022年出版。高校3年の夏の辺りに作られた、仲間、熱い思い出、それぞれの人生と交わり。共有されたもの、秘められ続けた事。45際になった面々は、様々に違う生き方をしている。私設天文台を作る、という形で互いに結び付き直し、それぞれが自分の熱い夏を作る…。 著者はバリバリの理系で、別...
2022年出版。高校3年の夏の辺りに作られた、仲間、熱い思い出、それぞれの人生と交わり。共有されたもの、秘められ続けた事。45際になった面々は、様々に違う生き方をしている。私設天文台を作る、という形で互いに結び付き直し、それぞれが自分の熱い夏を作る…。 著者はバリバリの理系で、別作品でも同じ印象だった。描かれているのは感情の昂っているシーンなのだが、何か共感出来ない・入り込めない感が有るのは、相性が悪いのかな? つまらない作品とは思わないのだが、読んで良かったぁ!と言うインパクトも乏しい。
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高校時代の思い出から展開していく。40歳を越えてまだ高校時代の文化祭の思い出に浸れて、またその友達が集まって作業するなんて現実にはなかなか無いよな~。 確かに、歳を重ねるごとに現状を変えようとする力や、新しいことを始めようとする力ってなくなってくる気がする。でも40歳でもまだ人生...
高校時代の思い出から展開していく。40歳を越えてまだ高校時代の文化祭の思い出に浸れて、またその友達が集まって作業するなんて現実にはなかなか無いよな~。 確かに、歳を重ねるごとに現状を変えようとする力や、新しいことを始めようとする力ってなくなってくる気がする。でも40歳でもまだ人生半ば。始めようと思えば、変わろうと思えば、何だってできるよなと思えた。
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最近本があんまり進まずゆっくりゆっくり読んだ。 高校生の文化祭の時にタペストリーを作ったメンバーで約30年ぶりにもう一回みんなで天文台を作る話 オオルリっていう鳥見たことないけど
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青春の思い出、28年前の高校最後の夏のオオルリの空き缶タペストリー作りの思い出を胸に、手作り天文台を建て始めた仲間たち。今の生活に何かしらのもどかしさを感じながら、仲間と一緒に行動しながらそれぞれが前へ進もうと、もがく姿に感動した。
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45歳で読むのにジャストなお話。 ここから新しい人生を始めようとしている今、わたしにピッタリでした。 スイ子こと、山際彗子が秦野市に帰ってきた。手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるというのだ。28年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生・種村久志は、かつての仲間たちと共に...
45歳で読むのにジャストなお話。 ここから新しい人生を始めようとしている今、わたしにピッタリでした。 スイ子こと、山際彗子が秦野市に帰ってきた。手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるというのだ。28年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生・種村久志は、かつての仲間たちと共に、彗子の計画に力を貸すことに。高校最後の夏、協力して巨大なタペストリーを制作した日々に思いを馳せるが、天文台作りをきっかけに、あの夏に起きたことの真実が明らかになっていく。それは決して、美しいだけの時間ではなかった。そして久志たちは、屈託多き「いま」を自らの手で変えることができるのか。行き詰まった人生の中で隠された幸せに気付かせてくれる、静かな感動の物語。
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