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オオルリ流星群 の商品レビュー

3.9

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

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2024/09/30

2022年出版。高校3年の夏の辺りに作られた、仲間、熱い思い出、それぞれの人生と交わり。共有されたもの、秘められ続けた事。45際になった面々は、様々に違う生き方をしている。私設天文台を作る、という形で互いに結び付き直し、それぞれが自分の熱い夏を作る…。 著者はバリバリの理系で、別...

2022年出版。高校3年の夏の辺りに作られた、仲間、熱い思い出、それぞれの人生と交わり。共有されたもの、秘められ続けた事。45際になった面々は、様々に違う生き方をしている。私設天文台を作る、という形で互いに結び付き直し、それぞれが自分の熱い夏を作る…。 著者はバリバリの理系で、別作品でも同じ印象だった。描かれているのは感情の昂っているシーンなのだが、何か共感出来ない・入り込めない感が有るのは、相性が悪いのかな? つまらない作品とは思わないのだが、読んで良かったぁ!と言うインパクトも乏しい。

Posted byブクログ

2024/09/30

高校時代の思い出から展開していく。40歳を越えてまだ高校時代の文化祭の思い出に浸れて、またその友達が集まって作業するなんて現実にはなかなか無いよな~。 確かに、歳を重ねるごとに現状を変えようとする力や、新しいことを始めようとする力ってなくなってくる気がする。でも40歳でもまだ人生...

高校時代の思い出から展開していく。40歳を越えてまだ高校時代の文化祭の思い出に浸れて、またその友達が集まって作業するなんて現実にはなかなか無いよな~。 確かに、歳を重ねるごとに現状を変えようとする力や、新しいことを始めようとする力ってなくなってくる気がする。でも40歳でもまだ人生半ば。始めようと思えば、変わろうと思えば、何だってできるよなと思えた。

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2024/09/26

最近本があんまり進まずゆっくりゆっくり読んだ。 高校生の文化祭の時にタペストリーを作ったメンバーで約30年ぶりにもう一回みんなで天文台を作る話 オオルリっていう鳥見たことないけど

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2024/09/08

青春の思い出、28年前の高校最後の夏のオオルリの空き缶タペストリー作りの思い出を胸に、手作り天文台を建て始めた仲間たち。今の生活に何かしらのもどかしさを感じながら、仲間と一緒に行動しながらそれぞれが前へ進もうと、もがく姿に感動した。

Posted byブクログ

2024/08/30

45歳で読むのにジャストなお話。 ここから新しい人生を始めようとしている今、わたしにピッタリでした。 スイ子こと、山際彗子が秦野市に帰ってきた。手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるというのだ。28年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生・種村久志は、かつての仲間たちと共に...

45歳で読むのにジャストなお話。 ここから新しい人生を始めようとしている今、わたしにピッタリでした。 スイ子こと、山際彗子が秦野市に帰ってきた。手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるというのだ。28年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生・種村久志は、かつての仲間たちと共に、彗子の計画に力を貸すことに。高校最後の夏、協力して巨大なタペストリーを制作した日々に思いを馳せるが、天文台作りをきっかけに、あの夏に起きたことの真実が明らかになっていく。それは決して、美しいだけの時間ではなかった。そして久志たちは、屈託多き「いま」を自らの手で変えることができるのか。行き詰まった人生の中で隠された幸せに気付かせてくれる、静かな感動の物語。

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2024/08/25

大人の夏休み。こんなにも夢中になることができる自分に驚いていることがよく伝わっってきた。高校の文化祭を思い出して誰かや何かのためじゃなくみんな自分のために協力して行動する。 その姿に家族も影響され、同窓会規模が町規模になっていく。 一気に読んでしまった。久しぶりにスマッシュヒット...

大人の夏休み。こんなにも夢中になることができる自分に驚いていることがよく伝わっってきた。高校の文化祭を思い出して誰かや何かのためじゃなくみんな自分のために協力して行動する。 その姿に家族も影響され、同窓会規模が町規模になっていく。 一気に読んでしまった。久しぶりにスマッシュヒットだった。 考えるより、行動することが大切。

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2024/07/31

あの頃みたいなキラキラした夏はもう来ないのかな。 あんなに一生懸命毎日を生きていた学生時代。 部活、勉強に時間を捧げ、一つの目標に向かって過ごした夏。 社会人になった今は、ただの暑くて不愉快な季節。 早く秋にならないかなと思うばかり。 そんな私に大人の暑い夏を見せてくれたのが...

あの頃みたいなキラキラした夏はもう来ないのかな。 あんなに一生懸命毎日を生きていた学生時代。 部活、勉強に時間を捧げ、一つの目標に向かって過ごした夏。 社会人になった今は、ただの暑くて不愉快な季節。 早く秋にならないかなと思うばかり。 そんな私に大人の暑い夏を見せてくれたのがこの小説。 あの頃の仲間と一夏をかけて天文台を作る。 その過程と目標を達成することで、それぞれが自分の中の葛藤を乗り越えていく。 今年の夏は新しい仕事を覚えることで精一杯で、それだけで終わっていきそうです。 みなさんはどんな夏を過ごしますか。 Do you have a summer you never forget? How beautiful the night sky they looked up the end of the story.

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2024/07/22

特にラストが素敵だった。ミニFMからのメッセージが誰かのもとに届き、それが地方FMへ。そしてたくさんの人のもとに届いたメッセージ。45歳の夏が、高校時代と同じくらいの情熱的で青春ぽかったのもよかった。

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2024/07/12

高校の同級生のともだちグループが40歳を超えた辺りでのエピソード。前半のまったりした流れからは想像出来ない程、後半は読み進める程に引き込まれた。 いい話でした

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2024/06/25

装丁の美しさに惹かれて手にとった一冊 『オオルリ流星群』 伊与原新さんは初読みの作家さんだった。 28年前、高校最後の夏にタペストリー制作を共にしたメンバーは、天文学者になった彗子が秦野市に戻ってきたことをキッカケに再び集まる。 そこで初めて知る、あの夏の驚きの真実とは・・・ ...

装丁の美しさに惹かれて手にとった一冊 『オオルリ流星群』 伊与原新さんは初読みの作家さんだった。 28年前、高校最後の夏にタペストリー制作を共にしたメンバーは、天文学者になった彗子が秦野市に戻ってきたことをキッカケに再び集まる。 そこで初めて知る、あの夏の驚きの真実とは・・・ まず、登場人物達の45歳という年齢設定に親近感を覚えた。私もまさにロスジェネ世代だ。 作中、修の持論となっていた「四十五歳定年制」も興味深い。同じ位の世代の方には、静かに心に響く作品だと思う。 私の通っていた高校にも、学祭で校舎にクラス毎に掲げるタペストリー制作があった。 当時、制作のメインを任されていた事もあり、懐かしい光景が重なって思い起こされた。 中高生の多感な時期は、人によっては内と外のギャップが大きい時期かもしれない。自分すらそれに気付いていない場合もあるし、そのギャップを隠している場合もある・・・ 何かのキッカケで、そこに触れ合える友人に出会えた人は物凄く幸運だが、殆どの人は大勢いる同級生の中で、きっと探し当てられないだろう。親友と呼ぶ相手にすら、そのギャップを見せていないこともある。 かくいう私も、学生時代は小さなコミュニティが世界の全てだった。視野も恐ろしく狭くて、内と外のギャップも結構あったなぁと思う。 今は、同窓会やSNSのツールで、当時は全く接点の無かった同級生と新たな人脈を広げることも可能になった。 それでもやはり、学生時代に繋がれた友人は、余計な装飾なく純粋に心で動いている分、特別感が大きいと感じる。 そう言った意味合いで、作中で存在感を放つのが、バスケ部の元エースで誰からも人気のある恵介だ。彼自身、この内と外のギャップがとても大きく、それが故に、人知れず悩み苦しんでいた。 45歳となった今、当時のメンバーが再会し、彗子の天文台作りに協力することで、あの夏の真実を知る・・・ そして、今生きるこの時代に何を感じ、将来に向けて何を得るのか。 あらすじは予想通りだったものの、それぞれの胸の内に心を寄り添わせながら、同世代として勇気とパワーを分けてもらえる作品だった。 また、天体や惑星に興味のある方には積極的にオススメしたい。作者のプロフィールを見て納得の一冊だった。 専門性の高い分野ながら、幅広い読者に合わせた読みやすい作品だった。

Posted byブクログ