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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/02/18 |
JAN | 9784041085660 |
- 書籍
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オオルリ流星群
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オオルリ流星群
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商品レビュー
4
105件のお客様レビュー
高校の同級生のともだちグループが40歳を超えた辺りでのエピソード。前半のまったりした流れからは想像出来ない程、後半は読み進める程に引き込まれた。 いい話でした
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装丁の美しさに惹かれて手にとった一冊 『オオルリ流星群』 伊与原新さんは初読みの作家さんだった。 28年前、高校最後の夏にタペストリー制作を共にしたメンバーは、天文学者になった彗子が秦野市に戻ってきたことをキッカケに再び集まる。 そこで初めて知る、あの夏の驚きの真実とは・・・ ...
装丁の美しさに惹かれて手にとった一冊 『オオルリ流星群』 伊与原新さんは初読みの作家さんだった。 28年前、高校最後の夏にタペストリー制作を共にしたメンバーは、天文学者になった彗子が秦野市に戻ってきたことをキッカケに再び集まる。 そこで初めて知る、あの夏の驚きの真実とは・・・ まず、登場人物達の45歳という年齢設定に親近感を覚えた。私もまさにロスジェネ世代だ。 作中、修の持論となっていた「四十五歳定年制」も興味深い。同じ位の世代の方には、静かに心に響く作品だと思う。 私の通っていた高校にも、学祭で校舎にクラス毎に掲げるタペストリー制作があった。 当時、制作のメインを任されていた事もあり、懐かしい光景が重なって思い起こされた。 中高生の多感な時期は、人によっては内と外のギャップが大きい時期かもしれない。自分すらそれに気付いていない場合もあるし、そのギャップを隠している場合もある・・・ 何かのキッカケで、そこに触れ合える友人に出会えた人は物凄く幸運だが、殆どの人は大勢いる同級生の中で、きっと探し当てられないだろう。親友と呼ぶ相手にすら、そのギャップを見せていないこともある。 かくいう私も、学生時代は小さなコミュニティが世界の全てだった。視野も恐ろしく狭くて、内と外のギャップも結構あったなぁと思う。 今は、同窓会やSNSのツールで、当時は全く接点の無かった同級生と新たな人脈を広げることも可能になった。 それでもやはり、学生時代に繋がれた友人は、余計な装飾なく純粋に心で動いている分、特別感が大きいと感じる。 そう言った意味合いで、作中で存在感を放つのが、バスケ部の元エースで誰からも人気のある恵介だ。彼自身、この内と外のギャップがとても大きく、それが故に、人知れず悩み苦しんでいた。 45歳となった今、当時のメンバーが再会し、彗子の天文台作りに協力することで、あの夏の真実を知る・・・ そして、今生きるこの時代に何を感じ、将来に向けて何を得るのか。 あらすじは予想通りだったものの、それぞれの胸の内に心を寄り添わせながら、同世代として勇気とパワーを分けてもらえる作品だった。 また、天体や惑星に興味のある方には積極的にオススメしたい。作者のプロフィールを見て納得の一冊だった。 専門性の高い分野ながら、幅広い読者に合わせた読みやすい作品だった。
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天文学者となった山際彗子が秦野市に帰ってきた。 手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるという。 薬剤師として調剤薬局を経営する男性。 一度は就職したが、弁護士を志望し司法試験を目指している男性。 高校教員として働く女性。 仕事を辞めて引きこもりとなった男性。 そして自殺し...
天文学者となった山際彗子が秦野市に帰ってきた。 手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるという。 薬剤師として調剤薬局を経営する男性。 一度は就職したが、弁護士を志望し司法試験を目指している男性。 高校教員として働く女性。 仕事を辞めて引きこもりとなった男性。 そして自殺してしまった男性。 28年前多感な時期を共有した6人の男女が、自死した一人を除き、彗子の計画に協力するために再会した。 再会したことによって高校最後の夏の記憶が呼び戻される。
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