天国からの宅配便 の商品レビュー
亡くなった人が生前に託した物を届ける「天国宅配便」の物語。 図書館でたまたま見つけた本。 泣かせようとするようなタイトルでなんだかなぁとも思ってしまい、少し後回しにしてしまったけれど、読んでみたら狙いすぎということでもなく、自然に物語に入っていけて、心地よく読めた。 どの章も...
亡くなった人が生前に託した物を届ける「天国宅配便」の物語。 図書館でたまたま見つけた本。 泣かせようとするようなタイトルでなんだかなぁとも思ってしまい、少し後回しにしてしまったけれど、読んでみたら狙いすぎということでもなく、自然に物語に入っていけて、心地よく読めた。 どの章もそれぞれよかった。 かくれんぼの話は、特に切ないなぁ。真帆ちゃん、くすっと笑っていたんだろうか。 仲良し三人組の話も好きだな。歳を取っても仲良くできる女友達って、絶対いいよなぁ。 なんだかどこかで読んだことあるような構成だと思ったのだけれど、どの作品だろう。 (いくつかの独立したエピソードに出てくる共通の人物がいて、最後にその人に焦点をあてる、みたいな。)
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初恋(かくれんぼ)のお話は切なかった。もしあの時気持ちを伝えていたら別の未来があったかもしれないと思ってしまうが、それもまた人生なんでしょうね。
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遠く離れてしまった人に、自分の気持ちを伝えておきたい。そんな願いを託せるサービスがある。 ただし気持ちを込めた品が相手の手に届くのは、依頼人の死後になる。それがこのサービスのルールだ。 それでも自分に死期が近づいたことを覚った人はさまざまな気持ちを込めて、この宅配サービス...
遠く離れてしまった人に、自分の気持ちを伝えておきたい。そんな願いを託せるサービスがある。 ただし気持ちを込めた品が相手の手に届くのは、依頼人の死後になる。それがこのサービスのルールだ。 それでも自分に死期が近づいたことを覚った人はさまざまな気持ちを込めて、この宅配サービスを利用する。 そのサービスの名は「天国宅配便」。 気持ちを伝える側と伝えられる側。それぞれの思いを切なく描くヒューマンファンタジー。シリーズ1作目。 ◇ 新垣夕子は今日も長椅子の上で、うつろな目をして寝転んでいる。そうして朝から日暮れまで、見るともなく天井を見つめている。 長椅子が夕子の定位置になったのは、床の上が足の踏み場もないほどの惨状を呈しているからだった。 床の上を占領しているのは、洗濯もせずに脱ぎ散らかしたままの衣服、1年以上溜め込んだ新聞やチラシ類、極めつけは捨て忘れが重なり溜まる一方の生ゴミだ。 特に生ゴミはどれもポリ袋には入れられているものの、かなりの異臭を放っている。まさに汚部屋そのものである。 夕子がこんな無気力状態になったのは、同居して老後生活を楽しく過ごしていた女友達2人に先立たれたことが原因だった。 耐え難い孤独感。75歳という年齢からくる衰え。生きる意欲は湧いてこなかった。 と、玄関のチャイムが鳴った。モニターを見ると宅配業者らしい服装をした若い女性が映っている。身寄りのない夕子には送り主の心当たりなどない。訪問販売か何かに違いないと思った夕子だったが……。 ( 第1話「わたしたちの小さなお家」) 全4話およびエピローグからなる。 * * * * * 以前に町の図書館で探したときは貸し出しされていたため、残っていた2作目『あの人からの贈り物』を借りて読みました。 その2作目が十分な面白さだったので、ワクワクして読んだ第1作。期待以上でした。 4話とも設定および話の組み立てがみごとだったと思います。 例えば第2話「オセロの女王」。 田舎町を縛る強固な因襲に耐えきれなくなった主人公の文香。 文香は、古いしきたりを押し付けてくる祖母と大喧嘩して、高校卒業と同時に都会へと出ていきます。後になって、入院した祖母を見舞うものの関係が修復されないまま祖母は息を引き取りました。そして届いた天国宅配便。 普通なら祖母が遺したものから、そこに込められた気持ちを文香が感じ取って、となるのでしょうが……。 凝った演出に唸ってしまいました。 また、第3話「午後十時のかくれんぼ」では、祐という中年男性が主人公。 会社でも家庭でもうまくいかない祐にとって心の拠り所となっていたのが、幼馴染みの真帆との思い出でした。 ある日のこと、祐の初恋の相手でもある真帆から、「天国からの」手紙が祐のもとに届けられます。呆然とする祐ですが……。 2人の思い出を絶妙に絡めたプチミステリーの味付け。美しい悲恋物語です。 第4話「最後の課外授業」では、少し気の弱い長部彩香という女子大生が主人公。 ある日、彩香のもとに5通の手紙が届けられます。送り主は高校時代の彩香が部長をしていたサイエンス部の顧問だった真田先生。手紙は、彩香と4人の部員1人1人に宛てられたもので、彩香が各部員に手渡すようにということなのですが……。 自分に自信のない彩香が、かつての仲間たちと再会することで成長していくロードムービー風のストーリー。読んでるこちらも元気をもらえます。 そしてエピローグは天国宅配便事務所の内緒話。ゆったりした気分で本を閉じることができました。ほっこりした温かい気持ちに浸りたい方にはオススメです。
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コルベットさんのレビューを読んで、私もデトックスしたくなり借りてきました(*´∇`*) 亡くなった方からの宅急便が届く物語 連作短編です♪ とても読みやすい一冊でした 悲しく、暗いイメージを想像してましたが、前向きになれる、気持ちがリセットされるような読了感です ◯わた...
コルベットさんのレビューを読んで、私もデトックスしたくなり借りてきました(*´∇`*) 亡くなった方からの宅急便が届く物語 連作短編です♪ とても読みやすい一冊でした 悲しく、暗いイメージを想像してましたが、前向きになれる、気持ちがリセットされるような読了感です ◯わたしたちの小さなお家 一緒に暮らしていた友達へ ◯オセロの女王 孫へ ◯午後十時のかくれんぼ 幼馴染へ ◯最後の課外授業 サイエンス部の教え子へ 短編はあまり得意ではないというか、入り込むと終わってしまう感じが苦手なんですが、こちらは程よい長さでどの話も良かったですヽ(´ー`) 特にサイエンス部の話が好きかな 最後のエピローグもよかったです(*´-`) 今の自分に訴えかけてくるものがありました。 なんか本ってすごい響いてくるタイミングってありますよね、、、 それがこのエピローグでした 『まだ川のこちら側なんですから』 このあたりを何度も読み返してしまいました。 続編の2冊も手元にありますー(๑・̑◡・̑๑) 嬉しいなー!嬉しいなー! 早速読んじゃうぞー!
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ほろっとするお話ばかり。けれど、できれば死後ではなく、生きているうちに大切な人には思いを伝えていきたいと思った!
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このタイトルぜったい 泣かせにくるやつじゃ ないですか。 かなさんのお薦め通り 一作目から、いざ! 気を抜いたらやられる ! そう簡単には泣かされ ないぞと構えに構えて 読み進めました(笑 一話目はなんなく通過。 あら?構えてるせいか 今回は大丈夫かも。 二話目のラス...
このタイトルぜったい 泣かせにくるやつじゃ ないですか。 かなさんのお薦め通り 一作目から、いざ! 気を抜いたらやられる ! そう簡単には泣かされ ないぞと構えに構えて 読み進めました(笑 一話目はなんなく通過。 あら?構えてるせいか 今回は大丈夫かも。 二話目のラストあたり で気が緩みはじめてる ことに気付きひと休憩。 兜の緒を締め直してと。 なのに三話目の途中で あえなく撃沈。 なにこれ、かくれんぼ なんてズルいでしょ。 そのまま四話目に突入。 なにこれ、シャボン玉 なんてズルいでしょ。 もうダメ涙が止まらず ・・・ 朝の読書タイムで目を 赤く腫らし家事に突入。 でも家族が起きてくる 頃には落ち着きを取り 戻し普通におはよー♪ 家族はだれも知らない 心のデトックスタイム なのでした笑
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今を悩みながら生きる人に、亡くなった人からの遺品が宅配便で届く。 それも家にピンポンだけでなく、大学や行きつけの公園にまで。 遺品を受け取ることで、悩める人たちが変わっていくのは予定調和ではあるものの、 すぐ身近の人の遺品ではなく、思い出せないような方からの遺品だったりするとこ...
今を悩みながら生きる人に、亡くなった人からの遺品が宅配便で届く。 それも家にピンポンだけでなく、大学や行きつけの公園にまで。 遺品を受け取ることで、悩める人たちが変わっていくのは予定調和ではあるものの、 すぐ身近の人の遺品ではなく、思い出せないような方からの遺品だったりするところがよかったので星4つ
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亡くなった人の遺品を届ける宅配業者。亡くなった人の思いは、今生きる人の希望となり、自分を見つめ直すきっかけとなる。 そんな宅配が本当にあるといいな。 ①ゴミ屋敷に住む老女には、一緒に住んでいた親友達から、歌と生きる希望を。 ②田舎の因習に囚われた祖母から、生前言えなかった自由に生...
亡くなった人の遺品を届ける宅配業者。亡くなった人の思いは、今生きる人の希望となり、自分を見つめ直すきっかけとなる。 そんな宅配が本当にあるといいな。 ①ゴミ屋敷に住む老女には、一緒に住んでいた親友達から、歌と生きる希望を。 ②田舎の因習に囚われた祖母から、生前言えなかった自由に生きろというメッセージを。 ③隠れんぼが大好きな幼馴染から、愛しい気持ちを。そして、前に一歩踏み出す勇気を。 ④高校時代の部活の顧問から、卒業祝いと成人祝いとして、自分らしさを巨大シャボン玉と共に。
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亡くなってしまった人からの依頼で遺品を届ける「天国宅配便」の七星が遺品を届ける4つ+七星のお話しでした。 届いた遺品によってこれまでの生き方を見直していきますが、生きている間に会って欲しかったです。 ホッコリとした気持ちで読み終わりました。
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依頼人の遺品をしかるべき人のところへ渡す天国宅配便がやってくる話。 友人へ、孫へ、好きだった人へ、生徒達へ。 4つのストーリーで、すべて泣ける。 もう会えない相手からの最後の贈り物。 最後だからこそ、残された人に本当の気持ちが込められている。 そして受け取った人たちは、前を向い...
依頼人の遺品をしかるべき人のところへ渡す天国宅配便がやってくる話。 友人へ、孫へ、好きだった人へ、生徒達へ。 4つのストーリーで、すべて泣ける。 もう会えない相手からの最後の贈り物。 最後だからこそ、残された人に本当の気持ちが込められている。 そして受け取った人たちは、前を向いて新しい自分へと進んでいくのだ。 好きだった人への話は切なすぎて、すぐ読み直した。 生徒に集合場所へ1人ずつ違った物を準備させていく時は、一体何をするのだろうか謎だったが、分かった時のワクワク感はたまらなかった。
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