天国からの宅配便 の商品レビュー
生前に天国宅配便に託された荷物や手紙が手元に届く。 受け取った人は、故人とケンカ別れしたままだったり、本当の気持ちを伝えられていなかったりと心残りがある人たち。 荷物をきっかけにしこりが小さくなったり、一歩踏み出す勇気がわいたり。 こういう宅配便があってもいいかも。 とはい...
生前に天国宅配便に託された荷物や手紙が手元に届く。 受け取った人は、故人とケンカ別れしたままだったり、本当の気持ちを伝えられていなかったりと心残りがある人たち。 荷物をきっかけにしこりが小さくなったり、一歩踏み出す勇気がわいたり。 こういう宅配便があってもいいかも。 とはいえ、送り主としては、生きているうちに伝えたいことは伝え、死んだときに「~しておけばよかった」と思うことが少ないほうがいい。 受取人としては、相手にも自分にも当たり前に明日があるとと思っておろそかにせず、常に今この瞬間が最後かもしれないと思って、大事な人を大事にしたほうがいいね。 祖母と孫娘の『オセロの女王』、高校のサイエンス部の『最後の課外授業』がよかった。
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ツナグ を思い出してしまいました。でも もう少し厚みのある話かと思ったけど わりと軽い感じでした。サラ〜って読めてしまうような。 私はサイエンス部の話が良かったかな。
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天国から届く宅配便は、生前に伝えることのできなかったメッセージ。 生きている時に伝えられるのがベストだと思うけど、残された者にこんな宅配便が届いたら、どれだけ励まされることだろうと思う。 4話、エピローグ共に心温まる物語。
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さらっーと読めた。 死後に指定した時期に指定した人に届く宅配便。まあよい話って事なんですが、やっぱちょっと怖いんですよね… 死後に生者に対して主体的に影響力を発揮するって事がこわい
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依頼人の死後に天国から届く宅配便。 第1話から第3話までは誰から届くか想像できる。 わかっていてもじわーっとくる。 第4話はなるほどね… でも数年しかたっていないんだから顧問の名前ぐらい覚えてるよね? エピローグはいらないんじゃないかなぁ… 「天国宅配便」はどこにあるのかな、どうやって依頼するのかな、がいいような気がする… 神様と天使がやってるんだろうけど。
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初めての作家さん。 タイトルがインパクトがあって手に取った本。 どの話も依頼者と受取人の間にわだかまりがあって、伝えられなかった気持ちが荷物と共に伝わる。 心温まる話ではあるが、生きているうちに伝え合おうよと思いました。 現実は言いたいことは伝えにくい場合があるので難しいですが、...
初めての作家さん。 タイトルがインパクトがあって手に取った本。 どの話も依頼者と受取人の間にわだかまりがあって、伝えられなかった気持ちが荷物と共に伝わる。 心温まる話ではあるが、生きているうちに伝え合おうよと思いました。 現実は言いたいことは伝えにくい場合があるので難しいですが、それであれば天国宅配便でもあければ伝わらないということでしょう。 ちょっと考えさせられる物語でした。
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依頼主の死後、預かった荷物を届けるのが天国宅配便。 最後に大切な人に届けたかったものは、さまざまで。 かたちとして残るものというよりも心に残るもの。 そして、一歩前に進める気持ちになるとても素敵なもの。 最高の贈りもの。 4つの小包が、想いを繋ぐ。 第1話 わたしたちの小さ...
依頼主の死後、預かった荷物を届けるのが天国宅配便。 最後に大切な人に届けたかったものは、さまざまで。 かたちとして残るものというよりも心に残るもの。 そして、一歩前に進める気持ちになるとても素敵なもの。 最高の贈りもの。 4つの小包が、想いを繋ぐ。 第1話 わたしたちの小さなお家 第2話 オセロの女王 第3話 午後十時のかくれんぼ 第4話 最後の課外授業 どれも心が揺さぶられた。 1話の独りになって、すべてが無になり何をする気にもなれない老女のやりきれなさを変えた1本のテープに感涙した。 2話 厳格な祖母と家に縛られてたという思いは、時代が違うだけで祖母の気持ちがわかると素直になれる。 3話のかくれんぼは、最後まで辛いのだが何かを踏み出せる一歩を感じた。 4話は、先生がひとりひとりを見ていてくれたことに驚いた。 みんながひとつになって作り上げる壮大なものに明るい未来を感じる。
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生きる気力をなくした老女、田舎での人生に 希望が見えない女子高生、家に居場所がない 中年男性、友達として仲間に入れてもらう ためにノーと言えない女子大生。日常に 不満を持ちつつもどうすればいいかも わからない4人の登場人物。依頼主の死後に 届く贈り物を受け取った当の本人達も 驚きながらその贈り物の意味を理解して 故人を思い、現状が少しだけ変わっていく。 どの話も故人が残された人たちの背中を そっと後押ししてくれるような思いに 少し心が揺さぶられました。 アンソロジーで読んだ柊サナカさんの短編が よかったので手に取ったこの本。面白かった。
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長めの小編集。繋がりは無い。各々は決してハッピーエンドと言う訳ではないのだが、心ホンワリ暖かくなるような。不快感やドロドロした粘りが読後感として残るようなことは無かった。
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心が温まる一冊。 人間誰でも死んでしまうけど、僕も死ぬ前に誰かに何かを伝えたいと思うことがあるだろう。 でもやっぱり、死ぬ前にちゃんと伝えよう。 そんなことを思わせてくれる一冊。
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