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流浪の月 の商品レビュー

4.4

1527件のお客様レビュー

  1. 5つ

    757

  2. 4つ

    524

  3. 3つ

    143

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    7

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2024/08/09
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ひとりのほうがずっと楽に生きられる。それでも、やっぱりひとりは怖い。 事実と真実は違う。それぞれの真実も違う。 とりあえず二人が二人でいられるラストは救われる。

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2024/08/07

お互いにしか理解できない関係って 説明できないけど尊いものだなと思う そういう関係の人を作りたくても作れないものだし お互いがお互いしか分からないなんて なんて共依存で羨ましい

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2024/08/05
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終盤の答え合わせで、文くんも更紗ちゃんに会いたくて引っ越したりしたことを知り、なんだか嬉しくなった。

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2024/08/04
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自分が自分でいるために必要な人が存在してくれている。 社会的には一緒にいてはいけない人。しかし自分にとって必要な人。2人の関係性に名前などいらない。 あなたは私を構成する一部。欠けると自分では無い。

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2024/08/03

中途半端な理解と優しさで、わたしをがんじがらめにする 事実と真実は違う、本人にしかわからない 他人の善意は思い込みでしかないことも 理解者が1人でもいることで人は生きれる

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2024/08/06

凪良ゆう先生の本は流浪の月がはじめてで、本屋大賞受賞作との事で前から気になっていた1冊だったのですが読了後、読んでよかったなと心の底から思いました。 ストーリー自体はかなり重い内容ではあるけれど、それでも個人的な感想としては最後はとても温かい気持ちになりました。 ネットや雑誌な...

凪良ゆう先生の本は流浪の月がはじめてで、本屋大賞受賞作との事で前から気になっていた1冊だったのですが読了後、読んでよかったなと心の底から思いました。 ストーリー自体はかなり重い内容ではあるけれど、それでも個人的な感想としては最後はとても温かい気持ちになりました。 ネットや雑誌などで事件を知る無関係の世間の人々だけではなく、身近な人達からも理解されることの無い文と更紗の関係はずっと2人にしかわからない理由で続いていけばいいなと思うし、とても素敵だなと思いました。

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2024/08/02

ロリコンの大学生に誘拐された小さな女の子。 それを聞いて、私は『最低な男』と『可哀想な女の子』に分類した。 おそらく『流浪の月』を知らない人が聞いたら、私と同じことを思うだろう。だけど、それは『何も知らない人』があたかも自分が理解者であるかのような心境で分類した虚実だ。 与えられ...

ロリコンの大学生に誘拐された小さな女の子。 それを聞いて、私は『最低な男』と『可哀想な女の子』に分類した。 おそらく『流浪の月』を知らない人が聞いたら、私と同じことを思うだろう。だけど、それは『何も知らない人』があたかも自分が理解者であるかのような心境で分類した虚実だ。 与えられた情報を鵜呑みにして、大きな嘘を信じ込んでしまう。それが、人間というものなのかもしれない。言葉の正誤を知るのは発した本人だけだ。決して、わかったふりをしては行けないのだと思った。 【あらすじ】 『可哀想な少女』更紗は伯母の家で過ごす『普通じゃない』少女だ。世間一般では『普通じゃない』ことでも『普通』だった家で育った更紗は、それが当たり前でないことを知った。 自分を偽り、嘘をついて生活し、居心地の悪い家に帰るのが嫌だった更紗は、いつも公園で幼女を見る『ロリコン』と呼ばれた大学生、文の家に居候することに。 『普通じゃない』二人で過ごすことに、更紗は幸せを感じていた。映画を見て、お酒を作って、夜ご飯としてアイスを食べる。だがそんな幸せは、突然に終わりを告げた。ーー動物園に行った時、文を誘拐犯だと勘違いされ、警察に追われ、そして、文は加害者、更紗は被害者となった。 更紗は「文は優しかった。悪くない」「文の家に行くと決めたのは私だ」と言うも、大人たちは聞き入れるふりをして文を加害者に仕立て上げた。 後悔を抱く更紗が大人になった時、それは運命なのか、更紗は文と再開してーー。

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2024/07/31

辛くて痛くて苦しかったけど、分かってくれる人が世の中にいるって分かったら そこから急にあったかくなった。 オーディブル登録して初めて聞いた本。 オーディブルいいわ・・・

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2024/08/12
  • ネタバレ

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点数が高いので期待しすぎたのかもしれない。 雑な印象があった。キャラクターに魂がなく、文体に惹かれるものがなかったのが大きな理由。とても良い文章も所々あったんだけど。 正直全くスッキリしない終わり方、消化不良。カタルシスがない。主人公が15年も文を求めて、傷つけるために近づいて、カッコ付きの優しさを振り撒いてる風にどんどん見えてくる。行動がうかつすぎるのを性格のせいにするにはあまりにもバカすぎるし鈍感すぎて物語の都合のいいように動いてるだけにしか見えなかった。主人公のキャラクターが最後まで見えなかった。声を上げない主人公が言葉発しなさすぎて結果的に2人が追いやられてる不幸な感じしかしなかった。私は逃避行にロマンを感じないみたい。 元彼(亮)はク○だし、いとこの男もク○。主人公が私は被害者じゃないとは言ってるけど、狂った男どもの被害者ではあるよね?彼らに制裁を求めてる訳じゃない。ただ、世の中の事実と真実が違うなら、それが逆な事を対比して描いて欲しかったなって思った。普通に見える人の方が変人だったりする、っていう主人公の気づき、みたいなものが。結果彼らはこの物語で主人公を陰で犯して傷つけたのに物語的な決着もなかった。それを主人公が受け入れるのであれば、読者に受け入れさせるのであれば、それがこの小説の答えなのだとしたら、もう少し説得力のある描写が必要だと思う。ここでメリバに持っていくのはどうなんだろうか。普通の家庭とか普通の性のあり方とか…みんな自由でいい、とかいいながら結局なにも自由じゃない、それなら別にそれでいいけど、ただ、それって希望がないよね、普通じゃない人は、マージナルな人は結局居場所がないんだなって。なんか重要なテーマなのにいつまでも核に触れずに、落ちがきてなんか終わってしまった感じ。 これ言ったら元も子もないけど、文がおじさんだったら、イケメンじゃなかったら、主人公はこんなに強く惹かれただろうか。綺麗な顔した鼻の形の良い若い男の子だったからだよね。少女漫画っぽいとは思ったけどそこからきてるのかも。

Posted byブクログ

2024/07/28

・優しさですらも、人を傷つける刃になり得るんだなぁ ・人に普通を無自覚に要求するのも暴力になり得るんだなぁ ・朝井リョウさんの『正欲』に通ずるものを感じた

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