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流浪の月 の商品レビュー

4.4

1527件のお客様レビュー

  1. 5つ

    757

  2. 4つ

    524

  3. 3つ

    143

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/08/22

実写映画を観て感銘を受けたので、その流れで原作にも手を出した。こちらもめちゃくちゃ良かった。誘拐犯とその被害者という複雑な関係を、丁寧な心理描写によって更に理解を深めてくれた(こっちが原作だから当たり前なのだけれど)。そして世間から見た「事実」と、当事者から見た「真実」は似て異な...

実写映画を観て感銘を受けたので、その流れで原作にも手を出した。こちらもめちゃくちゃ良かった。誘拐犯とその被害者という複雑な関係を、丁寧な心理描写によって更に理解を深めてくれた(こっちが原作だから当たり前なのだけれど)。そして世間から見た「事実」と、当事者から見た「真実」は似て異なるものだとよく分かる。メンタルが抉られる描写もあるけど、そこも含めてすごく刺さった。

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2024/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

汝、星のごとくを先に読んだのですが、こっちはハッピーなエンディングだった。 汝、も親が謎だったんだけど、こっちはもっと謎。 主人公の母親、実際にこういうタイプにあったことないから分からないけど、いそうだな、と思えた。弱すぎる人という評価であってるのかな。守られる側であって、守る側には立てない人と思ってしまった。

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2024/08/19

凪良ゆうさんらしい美しい作品です。 更紗と文の描写から二人の性格が表れるような繊細さや、心に響くフレーズに感動する人が多いのではないでしょうか。 映画もとても良かったですが、是非小説も手に取ってほしいですね。

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2024/08/18

クズ役を演じる横浜流星を観たくてまずは映画を(横浜流星の演技は最高だった)、その後本を読んだ。 やっぱり本の方が心情豊かに表現されているけど、映画化もうまくされていたなと思う。本の方が希望が感じられて、映画の方が暗い。 終始とても読み進めやすい文章と展開。 強烈な魅力は感じられ...

クズ役を演じる横浜流星を観たくてまずは映画を(横浜流星の演技は最高だった)、その後本を読んだ。 やっぱり本の方が心情豊かに表現されているけど、映画化もうまくされていたなと思う。本の方が希望が感じられて、映画の方が暗い。 終始とても読み進めやすい文章と展開。 強烈な魅力は感じられなかったけど、飽きないし物足りなさもなかったのはすごいと思った。

Posted byブクログ

2024/08/18

汝、星の如くを読んでから読了。 どうしても比べてしまうためこの評価。 この方の当事者にしかわからないよねって感じは好き。

Posted byブクログ

2024/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一方的で胸糞悪くて苦しいシーンが多かったからこそ、文と更紗の寂しさや強さがより切なくて綺麗に感じた。 大人になって自由にできるのは いっぱい捨ててきた結果

Posted byブクログ

2024/08/16

彼女の話Ⅱでギブアップ DVの話は読んでいて辛い 最後ハッピーエンドにはなりそうにない 汝星のごとくもギブアップだったな

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2024/08/14

今年初めて読み終わった本!(遅い) 友達が「これ難しかった」って言ってて読むの毛嫌いしてたんだけど、私的にはとっても好みな内容だった。 更紗と文のお互いのことを大切に思っていて他にない存在、だけど恋ではないというところが良い! なにより凪良先生の言葉が繊細すぎた、一言一言が凝り...

今年初めて読み終わった本!(遅い) 友達が「これ難しかった」って言ってて読むの毛嫌いしてたんだけど、私的にはとっても好みな内容だった。 更紗と文のお互いのことを大切に思っていて他にない存在、だけど恋ではないというところが良い! なにより凪良先生の言葉が繊細すぎた、一言一言が凝りすぎてるくらいいちいち心に響いてきたし言い回しが天才すぎる。 好きな言葉がありすぎて書ききれない ネットニュースとかもそうだけど、述べられたり聞いたりしただけの事象を鵜呑みにして物事を判断してはいけないね。

Posted byブクログ

2024/08/14

幼女誘拐の犯人と被害者という関係の文と更紗。 犯人と被害者という特殊な関係を描くものではなく、「普通」の「善意」の恐ろしさや暴力性が描かれます。 無意識に「普通」で人を傷つけていないだろうか。その「普通」は本物だろうか。 自分自身の無意識について、考えさせられます。 文と更紗...

幼女誘拐の犯人と被害者という関係の文と更紗。 犯人と被害者という特殊な関係を描くものではなく、「普通」の「善意」の恐ろしさや暴力性が描かれます。 無意識に「普通」で人を傷つけていないだろうか。その「普通」は本物だろうか。 自分自身の無意識について、考えさせられます。 文と更紗の関係を表現するときに「愛」とか「絆」とかいう言葉はいまいちしっくりこないけれど、二人一緒にいないとだめなんだなという真実はしっくりきてしまう。 文と更紗を取り巻く世界は決してカラリとはしていないけれど、「2人の関係についてはどうぞあなた達で勝手に判定してくださいね」という姿が清々しいので読後感はいいです。 少しずつどこかが型からはみ出した人々は、「いる」と美しい文章で淡々と丁寧に差し出される一冊。

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2024/08/14

映画を観て、主人公達に全く感情移入できなくて、でも心に残って、原作も読んでみたいと思った。 映画ではよく分からなかった行動の、そのときの心情が分かったり、断片的な文(ふみ)の過去や事情がもう少し細かく分かったりしたので、答え合わせのような感覚でスッキリした。 映画よりも「その後」...

映画を観て、主人公達に全く感情移入できなくて、でも心に残って、原作も読んでみたいと思った。 映画ではよく分からなかった行動の、そのときの心情が分かったり、断片的な文(ふみ)の過去や事情がもう少し細かく分かったりしたので、答え合わせのような感覚でスッキリした。 映画よりも「その後」のことも詳しく書いてあったので、後味が良かった。 読んでみて、本を読んでいる間は2人に感情移入できた気がしたけど、もし実際にこんな事件があったり、2人のような人たちが近くにいたら、彼らのことを理解できるか分からない。 きっと2人のことを傷つける「世間」の1人になってしまうと思って、悲しい。 家族とか、恋とか、友情じゃなくて、文と更紗だけの名前のない関係。 辛いことも沢山ある(あった)んだろうけど、2人が出会えて良かったね。

Posted byブクログ