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流浪の月 創元文芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2022/02/26 |
| JAN | 9784488803018 |

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商品レビュー
4.4
2433件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イッキ読みした! 最初は美味しそうな表紙だなと思って手に取ったのですが、内容もとても良かったです! 読んだ後に表紙を見るとちょっと内容を思い出すというかなんというか。 とても読みやすかったです。
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新しい世界を見せてくれた。普通の優しさが人を傷つけることがあるのだと知った。 どうしようもなく救われない。二人はもはや救われたいとも思っていない。 読みながら「どうしたら良かったのだろう?」と思ってしまう。良い悪いではない。事実と真実と解釈があって、それぞれの個人がいかようにも認...
新しい世界を見せてくれた。普通の優しさが人を傷つけることがあるのだと知った。 どうしようもなく救われない。二人はもはや救われたいとも思っていない。 読みながら「どうしたら良かったのだろう?」と思ってしまう。良い悪いではない。事実と真実と解釈があって、それぞれの個人がいかようにも認知する(してしまう)。 更紗の元彼氏が最後に、「俺の気持ちを話して何が悪い。更紗が仕事をクビになったのは更紗と会社の問題。」「おまえも自由に生きてるじゃないか。それぞれ自由に生きる権利があるんだからな。だから俺も自由にしていいだろう。それをおまえも認めろよ。みんなが自由に生きて、みんなの自由を尊重するために、みんなが我慢をする。矛盾してるけど、そういうことだろう。自分は自由にするけど、自分を傷つける事柄は嫌がらせだからやめてくれって、それが通るなら、おまえのしてることはただの身勝手だ」って言ってた。 皆、おそらく自由の中で生きてるけど、それが普通という大衆の認知があり、でもそれはある人を傷つけている。でもどれもこれも自由の土台の上だから許される。 なのか? 自由ではなくもっと縛れば皆傷つかないのか? 自分の優しさや目線、声掛けが相手を傷つけていたり攻撃として捉えられるという気づきはあったものの、どう言動をしていくのかを迷うことになったな。
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ひとりは怖くて、恐ろしい。 なのに、人は他人を完全に理解することはできない。「あなたのため」の優しさが、人を傷つけ、遠ざける。この人とは一緒にいられない、一緒にいたら苦しい、と線を引かざるを得ない。 けれど、ずっと、ひとりは怖くて恐ろしい。 更紗も、文も、わたしたちとなにも変わ...
ひとりは怖くて、恐ろしい。 なのに、人は他人を完全に理解することはできない。「あなたのため」の優しさが、人を傷つけ、遠ざける。この人とは一緒にいられない、一緒にいたら苦しい、と線を引かざるを得ない。 けれど、ずっと、ひとりは怖くて恐ろしい。 更紗も、文も、わたしたちとなにも変わらない。 ひとりが怖くて、他人に理解されなくて、他人を理解できなくて、遠ざけられて、遠ざける。 それでもひとりが怖いから、と世界に順応しようとしていた2人は、もう一度出会って、ひとりではなくなった。 更紗と文が一緒にいる限り、ひとりになることはないだろう。 世界中が全て敵にまわっても、なんて言葉があるけれど、きっと2人はそうなのかもしれない。 梨花という理解者もいる。それは2人にとって大きな救いになる。 わたしも、ひとりは怖くて恐ろしい。 レールを外れたくない。でも、レールに沿って進むのはもっと難しい。 わたしがどうしていきたいのか。それを確かめるために何度も読み返したくなる一冊だった。
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