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流浪の月 創元文芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2022/02/26 |
| JAN | 9784488803018 |
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流浪の月
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流浪の月
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商品レビュー
4.4
2348件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事実は一つだが、真実は無数に存在する。 このことは、悪い方に作用することがあまりにも多い。 更紗と文だけの穏やかな時間は、社会によって絶たれ、専門家の意見というぼろきれを着せられ、ネットにつるし上げられる。 真実というもののなんと弱いことか。 一方で更紗と文は、互いの過去をむやみに詮索しようとしない。一緒にいると落ち着く、安心するという事実だけで十分なのだ。 そこに、私は実存主義的な在り方を見ることができると思う。事実が先にあって、本質というのは二次的なものなのだと。持っているものはそれぞれ違うはずなのだから、公約数的な概念(家族や愛など)が強い力を持つはずもない。 しかし、これを読んで一つ考えたいことがある。 更紗と文は、世間から対抗するのではなく、逃げることを選んだ。もちろんこれが暫定解であるし、戦うことにあまり意味はないかもしれない。 迎合か逃避か。どうしても相容れないものと遭遇した時、この二つしか選択肢はないのだろうか。この本を読み終えた後、この結末を誰もがハッピーエンドだと言えるだろうか。 私の読解力では、まだまだ分からないことである。
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凪良ゆうの『流浪の月』を読んで、「事実と真実は違う」という言葉の重さを強く感じた。世間が見ている「事実」は、あくまで外側から見える状況や情報であり、それが必ずしも当事者の「真実」を表しているわけではない。作中では、周囲の人々が文と更紗の関係を自分たちの価値観や常識で判断し、その背...
凪良ゆうの『流浪の月』を読んで、「事実と真実は違う」という言葉の重さを強く感じた。世間が見ている「事実」は、あくまで外側から見える状況や情報であり、それが必ずしも当事者の「真実」を表しているわけではない。作中では、周囲の人々が文と更紗の関係を自分たちの価値観や常識で判断し、その背景や本人たちの思いを理解しようとしない姿が描かれていた。 また、優しさも時に一方的なものになり得ると感じた。相手のためと思ってかける言葉や行動でも、本人の気持ちを置き去りにしてしまえば、それは「助け」ではなく押し付けになってしまう。周囲は善意から文や更紗を理解したつもりで接するが、その善意がかえって二人を傷つける場面に、人の優しさの難しさを考えさせられた。 情報を鵜呑みにし、本人が「違う」と語っているにもかかわらず、状況だけで決めつけてしまう社会の怖さも印象に残った。私たちは目にした情報や多数派の意見を簡単に信じてしまうが、本当に大切なのは、表面的な事実だけではなく、その人自身の声や思いに耳を傾けることなのだと思う。『流浪の月』を通して、自分が見たものだけを絶対視するのではなく、真実は一つの見え方では測れないことを忘れてはいけないと感じた。
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良い作家さんに出会えました 心情の描写がとても細かくてわかりやすので入り込んでしまいます また、スリリングな場面もあったり、ゆったりと癒されるような時間の描写もあったり 全く飽きさせない展開が最後まで続きました 男女間に定義付けしない縛られない自由な関係性もあるのだという事以外に...
良い作家さんに出会えました 心情の描写がとても細かくてわかりやすので入り込んでしまいます また、スリリングな場面もあったり、ゆったりと癒されるような時間の描写もあったり 全く飽きさせない展開が最後まで続きました 男女間に定義付けしない縛られない自由な関係性もあるのだという事以外にもこの本からいろいろな事を学びました ありがとう
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