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流浪の月 の商品レビュー

4.4

1603件のお客様レビュー

  1. 5つ

    800

  2. 4つ

    547

  3. 3つ

    148

  4. 2つ

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  5. 1つ

    7

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2024/11/04

誘拐事件の犯人と被害者…想像をしていたものとはかなり違ったお話でした。とても苦しくて、でも美しく力強い。読後は心が洗われたような気持ちになりました。元気な時に読もうと寝かせていましたが、もっと早くに読めば良かった…と思った作品です。

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2024/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

更紗とふみ、互いに悩みを抱え社会から弾き出された2人が、社会と自分の価値観のギャップに苦しみながら、互いに自分の居場所を求めもがき、成長していく物語。 人のことを考えるとは何か、幸せとは何か、自分の価値観について考えさせられる一作。

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2024/11/02

20241102 私はいわゆる「普通」で、優しくもないのかもしれない。テーマ設定が怖いなぁと思ってしまうので。 真実と事実は違う。

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2024/10/31

物の見方は人それぞれなことを分かっていても、どうしても自分の考えが根底から外れないから、人や事実を理解するって難しいと思った。

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2024/10/30

心に傷を負った9歳の少女と19歳の青年が2ヶ月の時を共に過ごし、心を通わせた自由で穏やかな時間は、やがて世間から「女児誘拐事件」と呼ばれた。 それから15年。事件の被害者として腫れ物のように扱われてきた更紗と、加害者として逮捕され陽の当たらない道を生きてきた文の物語。 好奇の目...

心に傷を負った9歳の少女と19歳の青年が2ヶ月の時を共に過ごし、心を通わせた自由で穏やかな時間は、やがて世間から「女児誘拐事件」と呼ばれた。 それから15年。事件の被害者として腫れ物のように扱われてきた更紗と、加害者として逮捕され陽の当たらない道を生きてきた文の物語。 好奇の目に晒され中傷を浴びた事件の裏には2人にしか共有できない痛みや救済があったのだけれど、それは到底世間に理解できるものではなく、「事実と真実の間には、月と地球ほどの隔たりがある。」というテーマが重くのしかかり切なさで胸が詰まりそうだった。

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2024/10/29

何を思おうが、言おうが、行おうが自由。 自分の正しさのために誰かを叩きのめす。 嫌だなぁと思う。私もやってるかもしれないけど。 日常のふとした時に押し付けられる正しさや優しさに、誰も悪気は無いだけに読んでいる間ずっと苦しかった。 何もしない自由をもっと選べたらいいのに。

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2024/10/29

凪良ゆうさんの描く人の心がとても好き。すっと入ってくる。文と更紗の二人の世界が大好き。みんなニュースやネット記事を見て、本当のことなんか何も知らないのに騒ぎ立ててるよね。誘拐事件だからこうなのだろう、という押し付けというか決めつけ、私もきっと普通にしてしまっている。枠組みだけじゃ...

凪良ゆうさんの描く人の心がとても好き。すっと入ってくる。文と更紗の二人の世界が大好き。みんなニュースやネット記事を見て、本当のことなんか何も知らないのに騒ぎ立ててるよね。誘拐事件だからこうなのだろう、という押し付けというか決めつけ、私もきっと普通にしてしまっている。枠組みだけじゃなくて、その人にしかわからないことがあることを忘れないようにしたい。想像力をもって生きたい。

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2024/10/28

相手を想いやることはいいことだけど、それは必ずしも相手にとっていいこととは限らないということを学んだ。本人にしかわからない事実や感情は多いなと思った

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2024/10/26

◆きっかけ  手持ちの活字がなくなり 慌てて  みきちゃんのロッカーにあった本を  借りた ◆本屋大賞受賞作 むむむ ◆凪良さん  初見かな 読みやすい キレイな文章 ◆読めなかった漢字  眇(スガ)める  片方の目を細めて見ること    p.220  “文は目を眇めた” ...

◆きっかけ  手持ちの活字がなくなり 慌てて  みきちゃんのロッカーにあった本を  借りた ◆本屋大賞受賞作 むむむ ◆凪良さん  初見かな 読みやすい キレイな文章 ◆読めなかった漢字  眇(スガ)める  片方の目を細めて見ること    p.220  “文は目を眇めた”    引っ越してきた更紗の理由を    聞いた時の文の表情 ◆印象的な文章  両親を失ってから、穴の開いたボートに乗っているような気分だった。そのときどきで穴を塞いでくれるものを求めてきた。たまに同じような転覆しそうなボートとすれ違っても、手を貸す余裕はなかった。 ◆感想  人に勧めたくなる一冊ですな!  更紗の勤めるファミレスの店長  頼りなさげな でも いい人 とか  安西さん 近くにいそうな  ちゃっかりした いい人 などなど  普通の人からの 何気ない  善意的な普通の押し付けが すごく  相手を傷つける場合が あるって  怖いと 思った  きっと自分もやってんたべな あぁ  なんか、ふむふむ、と感じていて  上手く言語化できてなかった感想を  解説の吉田さんが  きれいにマトメてたのが 嬉しい    『あいのはなし』ショコラ文庫  も 気になる ◆文を思い出すメニュー  朝食 ハムエッグ サラダ トースト ◆気になるお酒  文 スカリーワグ  更紗がコンビニで買った トリス  更紗のお父さん マッカラン ◆気になる映画  トゥルー・ロマンス エンディング2つ  

Posted byブクログ

2024/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初から最後まで読んでいて苦しかった。 そして、当事者でもない周りの人間がやいやい言うのは無骨だな…と改めて感じた。 作中にもありましたが、「真実と事実は違う」というのがこの作品の最大のテーマであり、とても深く考えさせられました。

Posted byブクログ