流浪の月 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一方的で胸糞悪くて苦しいシーンが多かったからこそ、文と更紗の寂しさや強さがより切なくて綺麗に感じた。 大人になって自由にできるのは いっぱい捨ててきた結果
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彼女の話Ⅱでギブアップ DVの話は読んでいて辛い 最後ハッピーエンドにはなりそうにない 汝星のごとくもギブアップだったな
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今年初めて読み終わった本!(遅い) 友達が「これ難しかった」って言ってて読むの毛嫌いしてたんだけど、私的にはとっても好みな内容だった。 更紗と文のお互いのことを大切に思っていて他にない存在、だけど恋ではないというところが良い! なにより凪良先生の言葉が繊細すぎた、一言一言が凝り...
今年初めて読み終わった本!(遅い) 友達が「これ難しかった」って言ってて読むの毛嫌いしてたんだけど、私的にはとっても好みな内容だった。 更紗と文のお互いのことを大切に思っていて他にない存在、だけど恋ではないというところが良い! なにより凪良先生の言葉が繊細すぎた、一言一言が凝りすぎてるくらいいちいち心に響いてきたし言い回しが天才すぎる。 好きな言葉がありすぎて書ききれない ネットニュースとかもそうだけど、述べられたり聞いたりしただけの事象を鵜呑みにして物事を判断してはいけないね。
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幼女誘拐の犯人と被害者という関係の文と更紗。 犯人と被害者という特殊な関係を描くものではなく、「普通」の「善意」の恐ろしさや暴力性が描かれます。 無意識に「普通」で人を傷つけていないだろうか。その「普通」は本物だろうか。 自分自身の無意識について、考えさせられます。 文と更紗...
幼女誘拐の犯人と被害者という関係の文と更紗。 犯人と被害者という特殊な関係を描くものではなく、「普通」の「善意」の恐ろしさや暴力性が描かれます。 無意識に「普通」で人を傷つけていないだろうか。その「普通」は本物だろうか。 自分自身の無意識について、考えさせられます。 文と更紗の関係を表現するときに「愛」とか「絆」とかいう言葉はいまいちしっくりこないけれど、二人一緒にいないとだめなんだなという真実はしっくりきてしまう。 文と更紗を取り巻く世界は決してカラリとはしていないけれど、「2人の関係についてはどうぞあなた達で勝手に判定してくださいね」という姿が清々しいので読後感はいいです。 少しずつどこかが型からはみ出した人々は、「いる」と美しい文章で淡々と丁寧に差し出される一冊。
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映画を観て、主人公達に全く感情移入できなくて、でも心に残って、原作も読んでみたいと思った。 映画ではよく分からなかった行動の、そのときの心情が分かったり、断片的な文(ふみ)の過去や事情がもう少し細かく分かったりしたので、答え合わせのような感覚でスッキリした。 映画よりも「その後」...
映画を観て、主人公達に全く感情移入できなくて、でも心に残って、原作も読んでみたいと思った。 映画ではよく分からなかった行動の、そのときの心情が分かったり、断片的な文(ふみ)の過去や事情がもう少し細かく分かったりしたので、答え合わせのような感覚でスッキリした。 映画よりも「その後」のことも詳しく書いてあったので、後味が良かった。 読んでみて、本を読んでいる間は2人に感情移入できた気がしたけど、もし実際にこんな事件があったり、2人のような人たちが近くにいたら、彼らのことを理解できるか分からない。 きっと2人のことを傷つける「世間」の1人になってしまうと思って、悲しい。 家族とか、恋とか、友情じゃなくて、文と更紗だけの名前のない関係。 辛いことも沢山ある(あった)んだろうけど、2人が出会えて良かったね。
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「事実と真実」「普通」について考えた一冊。 第三者の優しさや正義感から来る言動は、時として当事者にとっての暴力になってしまっているかもしれない。 頭の片隅に置いておきたい。 凪良ゆうさんの作品はこれで3作目。 今回も扉を開いたが最後、ページをめくる手が止まらず一気に読んでしまっ...
「事実と真実」「普通」について考えた一冊。 第三者の優しさや正義感から来る言動は、時として当事者にとっての暴力になってしまっているかもしれない。 頭の片隅に置いておきたい。 凪良ゆうさんの作品はこれで3作目。 今回も扉を開いたが最後、ページをめくる手が止まらず一気に読んでしまった。 スカリーワグ、いつか飲んでみたい。
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事実と真実は違うし 俺の「普通」が、「優しさ」が、 あなたを傷付けることが、多々あるんだろうな 自分にとっての命綱は誰か 誰かにとっての命綱に俺はなれているんだろうか
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『事実と真実は違う』というフレーズがここまで当てはまる小説は久しぶりだ。単純な小児性愛とストックホルム症候群の話ではなく、そこに至るまでの経緯や心情。他者との関わりがとても奥深いものだった。
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「好き」「一緒にいたい」「側で感じていたい」まるで文と更紗が一緒にいる理由と同じような存在の人が私にもいる。文が更紗のことを4年間待っていたように、私もその人と再開するために3年半待った。だから、この2人の関係性は痛いほど分かる。「事実なんてない、出来事にはそれぞれの解釈があるだ...
「好き」「一緒にいたい」「側で感じていたい」まるで文と更紗が一緒にいる理由と同じような存在の人が私にもいる。文が更紗のことを4年間待っていたように、私もその人と再開するために3年半待った。だから、この2人の関係性は痛いほど分かる。「事実なんてない、出来事にはそれぞれの解釈があるだけだ。」確かにその通りだと思う。私もその相手との関係性を話すと否定しかされない。でも、実際のところ事実は私とその相手にしかわからないと思う。どんなに世間や周りから批判されても相手のことが大切で、そばにいたいと思う感情はは本当に悪いことなのか。私はこの本を読んで勇気をもらった。「ただその人が好きで、一緒にいたいと思う」その感情は決して悪いことではないと。
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この世の中がいかに偏見に満ちているか。 本当のところは当事者しかわからないのに。 うっかり映画を先に観てしまってから読みましたが、この本の雰囲気は上手に伝えてるなぁという印象です。でも読みながら俳優さんの顔が浮かんでしまうので、やっぱり先に読みたいかな。
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