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流浪の月 の商品レビュー

4.4

1591件のお客様レビュー

  1. 5つ

    793

  2. 4つ

    544

  3. 3つ

    147

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    7

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2024/11/27

大衆受けするということは……と思って敬遠していたが、いやはや。 地名に意味を見出だしたくなる。 久しぶりの感覚。

Posted byブクログ

2024/11/27
  • ネタバレ

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凪良ゆう先生の書く話は真綿で首を絞められるという表現が1番適切だと思うくらいには読んでる途中は本当にしんどい。でも読み終わった後の空気はとても澄んでいてすごく気持ちいい。

Posted byブクログ

2024/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

周りの悪意のない優しさ、思い当たることがある。良かれと思ってしてくれていることに「いらない」とはなかなか言えない。本当に悪意のある人が口を噤むから、真実が見えてこないのだ。表面の事実だけを見て善悪を決めつけるのはよくない。たとえ罪を犯したとしても、その人の背景に何かがあるかもしれない。わたしたち一人一人が自分の頭で考えて、事実の後ろにある真実を見つめられるといい。そもそも善悪って何だろうとも思う。周りが決めることなのか?「彼が本当に悪だったかどうかは、彼と彼女にしかわからない」この一文が全てだと思った。 マイノリティとか、言えない過去とか、デジタルタトゥーとか、生きづらさを描いた作品をいくつか読んできたが、流浪の月は全てを見事に描ききっているように思う。生きづらさが伝わって苦しいけれど、優しさも感じる文章でするすると読めた。ふたりが楽に生きられる世界であるようにと、作者と一緒に願って本を閉じました。

Posted byブクログ

2024/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

素敵な作品だった。事実は当事者にしか分からないからこそ憶測だけで人を叩いたらダメだと思った。最後はスッキリ終われたからそれも良かった。

Posted byブクログ

2024/11/21

罪も倫理も道徳も正義も見える世界も何もかも立場と人が変われば全然違って、誰かが解きほぐそうとすればするほどこんがらがる。 普通に生きるって難しい……と頭を抱えた。 読者としては「もう彼らに干渉せず放っておいてあげて」って思うけれど、多分同じ世界に生きて外側から彼らを見てたらそうは...

罪も倫理も道徳も正義も見える世界も何もかも立場と人が変われば全然違って、誰かが解きほぐそうとすればするほどこんがらがる。 普通に生きるって難しい……と頭を抱えた。 読者としては「もう彼らに干渉せず放っておいてあげて」って思うけれど、多分同じ世界に生きて外側から彼らを見てたらそうは思わないし思えないんだろうな……。

Posted byブクログ

2024/11/21

事実は一つだけれど、その事実の解釈は人それぞれ。 社会的背景や自分達が経験したことで、憶測し、誤った解釈をしてしまう、もどかしさを感じました。 ただ、周りから異なった解釈をされても、 本当に自分を理解してくれる人が一人でも側にいてくれたら、がんばって生きていけるものなのかもしれま...

事実は一つだけれど、その事実の解釈は人それぞれ。 社会的背景や自分達が経験したことで、憶測し、誤った解釈をしてしまう、もどかしさを感じました。 ただ、周りから異なった解釈をされても、 本当に自分を理解してくれる人が一人でも側にいてくれたら、がんばって生きていけるものなのかもしれません。 史と更紗が幸せであることを心から願ってしまう作品です。

Posted byブクログ

2024/11/18

決して楽に読める本ではないはずなのに、読み進める手を止められなかった。幸せでいてほしいと心から思う。

Posted byブクログ

2024/11/16

人それぞれ見る所を変えると良くも悪くも映る。 とても良い作品に出会えました。 またゆっくりと読み直したいです。

Posted byブクログ

2024/11/15

今まで読んだ中で1番好きな作品だった。 悪意の無い、憶測と同情のナイフで傷つけられ、人生が窮屈になる人がいる。世間からどれだけ非難されようと関係ない、唯一の居場所、支え合える人がいる。理想や縛り、負担などの重いものを両手いっぱいに抱え込む人がいる。手ぶらで歩く自由のためならばなん...

今まで読んだ中で1番好きな作品だった。 悪意の無い、憶測と同情のナイフで傷つけられ、人生が窮屈になる人がいる。世間からどれだけ非難されようと関係ない、唯一の居場所、支え合える人がいる。理想や縛り、負担などの重いものを両手いっぱいに抱え込む人がいる。手ぶらで歩く自由のためならばなんでもその場に捨てて生きれる人がいる。幼少期の教育、記憶、病気によって自分自身や周りの人間関係を全て狂わしてしまう人がいる。そんな多種多様な過去や現実を持ち合わせた人々の事情が複雑に入り組んだ物語だった。

Posted byブクログ

2024/11/14

事実と真実はちがう。 本当にそう。人の話を最後まで聞かず、思い込んで酷い目にあった二人。 文は相当苦労したと思うし、誰にも相談できないことをなんとか紛らわそうとしたらこうなってしまった。でも最後は更紗と分かり合えている。 ワタシ的にはハッピーエンドだと思うけど…。 本を読み切っ...

事実と真実はちがう。 本当にそう。人の話を最後まで聞かず、思い込んで酷い目にあった二人。 文は相当苦労したと思うし、誰にも相談できないことをなんとか紛らわそうとしたらこうなってしまった。でも最後は更紗と分かり合えている。 ワタシ的にはハッピーエンドだと思うけど…。 本を読み切ったからついでにと思って映画版も見たけど、なんか受け付けられない何かしらガザワザワして無理だった…

Posted byブクログ