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ナナメの夕暮れ の商品レビュー

4.2

318件のお客様レビュー

  1. 5つ

    120

  2. 4つ

    122

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2024/03/18

タリーズ

作家さん偶然ですね。
ナナメの夕暮れを
タリーズの横の書店で
買ったんですよ。

さくら氏

2024/09/17

すごく読みやすいうえにクスッと笑える文章で、読んでいて楽しかった。初めて芸人さんのエッセイを読んだ。去年、ドラマのたりないふたりを観て面白かったし、前々からエッセイが面白いって聞いてたのでやっと読んでみた。 小学生ぐらいの頃にオードリーをよくテレビで見かけるようになって、おちゃら...

すごく読みやすいうえにクスッと笑える文章で、読んでいて楽しかった。初めて芸人さんのエッセイを読んだ。去年、ドラマのたりないふたりを観て面白かったし、前々からエッセイが面白いって聞いてたのでやっと読んでみた。 小学生ぐらいの頃にオードリーをよくテレビで見かけるようになって、おちゃらけてる男子たちがトゥースって言ってるのも見かけるようになって、お笑い番組でたまたまオードリーが出てきたら見る、くらいの感じであまり深くまでは知らなかった。だから私から見た若林は成功してる人で、キラキラはしてなくても余裕のある人なんだろうな〜ってイメージだった。でもたまたま売れてるお笑い芸人なだけで、考えてることは親近感のわくことばかりで驚いた。 ナナメに見てる内容だけじゃなくて、ちょっとずつ人生を自分を肯定していってて、なんだか元気をもらった。私もここ数年で自分を肯定できるように、まだまだちょっとずつだけど、人生を楽しみたい気持ちが芽生えてきたところだったからちょうど良いタイミングで読めてとても良かった。

Posted byブクログ

2024/09/15

p5 p7 第一ボタンを何の疑問も持たずにしめられる人は、きっと何の疑問も持たずにいきていける。 だけど、疑問を持ってしまう人は、「自分探し」と「社会探し」をしなければ、「生き辛さ」は死ぬまで解消されない。 p149 絶望に対するセイフティネットとして、趣味は必要である。 p15...

p5 p7 第一ボタンを何の疑問も持たずにしめられる人は、きっと何の疑問も持たずにいきていける。 だけど、疑問を持ってしまう人は、「自分探し」と「社会探し」をしなければ、「生き辛さ」は死ぬまで解消されない。 p149 絶望に対するセイフティネットとして、趣味は必要である。 p153 昔から言っているのだが、他人の目を気にする人は、''おとなしくて奥手な人''などでは絶対にない。 心の中で他人をバカにしまくっている、正真正銘のクソ野郎なのである。 その筆頭が、何を隠そう私である。 p210 自意識過剰な人間は、歳を重ねると楽になって若返る。 p228 若者には経験の少なさを補うために体力を、おじさんには経験を積み重ねた分だけ体力の衰退を。

Posted byブクログ

2024/09/08

初の芸能人エッセイ本。好きな芸人さんであり、内向的で暗さを抱えているところに惹かれて、考えを知りたくなって購入した。思っていた以上に歪みやこじらせがあった人だった。生き辛く感じている人にとって、若林さんが40代ぐらいになってからその当時の内面をあらためて言語化できたり、認められた...

初の芸能人エッセイ本。好きな芸人さんであり、内向的で暗さを抱えているところに惹かれて、考えを知りたくなって購入した。思っていた以上に歪みやこじらせがあった人だった。生き辛く感じている人にとって、若林さんが40代ぐらいになってからその当時の内面をあらためて言語化できたり、認められたりできることが救いになりそう。自意識過剰なところは自分にもあって、周囲を否定的な目で見ているのも図星でした。合う人に会うっていう言葉も心に残りました。芸能人エッセイ本、普段テレビで見ている人の内面を知れて良かったです。

Posted byブクログ

2024/09/07

キューバに行った作品を読んで他の作品も読んでみたいと思い手に取った1冊。 私から見て著者である若林さんは売れっ子の人気芸人であり世間でも有名人と言われる人物だと思う。 有名人と自分を比較するとどこか違う世界の人だと線引きしてしまう自分がいる。(同じ人間であることは承知しているが...

キューバに行った作品を読んで他の作品も読んでみたいと思い手に取った1冊。 私から見て著者である若林さんは売れっ子の人気芸人であり世間でも有名人と言われる人物だと思う。 有名人と自分を比較するとどこか違う世界の人だと線引きしてしまう自分がいる。(同じ人間であることは承知しているが)。 そんな中で今回の『ナナメの夕暮れ』を読んでみて感じたことは、自分と同じこと考えてたりするんだなと言う親近感である。 自分もこんな風に生きたいと言うよりも、あ、こんな風に考えたっていいんだと言うような世界の見方が広がる感覚を味わうことができた。 他の作品もまた読んでみたい。

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2024/09/02

「他人の目を気にする人は心の中で他人をバカにしまくっている、クソ野郎だ。」 これでもかというほど刺してきますが、伴うのは痛みではなくどうしようもない自分を一つ一つ理解する安心感です。 自分は特別じゃないと思えることが救いになりました。

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2024/09/01

斜に構えることは悪いことではないし、若いからこそできること。歳を取れば物事を自分の心で見ることができなくなる。エネルギーが衰えたり、世間に慣れたりするため。 自分らしさを大切にする=自分なりの物事の見方を大切にする ある意味斜に構えたような考え方も蓋をせず、解放してしまうべきだと...

斜に構えることは悪いことではないし、若いからこそできること。歳を取れば物事を自分の心で見ることができなくなる。エネルギーが衰えたり、世間に慣れたりするため。 自分らしさを大切にする=自分なりの物事の見方を大切にする ある意味斜に構えたような考え方も蓋をせず、解放してしまうべきだと思った 以下、響いた文章 ・他人の目を気にしてしまうのは普段から他人を否定的な目で見ていることが原因 ・他に対する価値下げによる自己肯定は楽だから癖になる ・他人への否定的な視線は時間差で必ず自分に返ってきて人生の楽しみを奪う。 ・わからない、に蓋をすることは孤独に接近すること ・いくら自分の中に閉じ込めて分解しても分からなかった、他社に差し出して共有することでしか、そのわからなさは解消されなかった …納得感という観点もありそう

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2024/08/23

こんなに「わからない」ことに対して、素直に、真摯に、真っ直ぐに向かっていく人を見たことがない。 自分は他人の未知の思考も、自分の初めての感情も、はじめましての出来事は戸惑ってばかりで最終的には投げ出したくなる性格だから、「分からない」ことに真っ向から対峙する姿勢に心の底から尊敬し...

こんなに「わからない」ことに対して、素直に、真摯に、真っ直ぐに向かっていく人を見たことがない。 自分は他人の未知の思考も、自分の初めての感情も、はじめましての出来事は戸惑ってばかりで最終的には投げ出したくなる性格だから、「分からない」ことに真っ向から対峙する姿勢に心の底から尊敬した。 この本から見る若林さんはもう本当に成熟した人間という感じがして、寛容と人に対する慈しみすら溢れている。話の締めは大体誰かに対する感謝じゃんと驚いた。ラップみたい。 病院の先生に売れている理由が分からないと言われていたけど(おもしろいこと言わないのにみたいなことも言われてた)、人間としてなんかやっぱり面白いと思うし、破天荒でがむしゃらな生き方が舞台に出ているんじゃないかと思った。 いつだかやってたオードリーのドラマ?見とけば良かったな〜

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2024/08/13

自分って考えすぎなのかなと思った時に読むと同じような人がいてよかったと思わせてくれる。 1作目も既読だったが、1作目よりは文体がやや難しくなっている。著者のメディア出演を追っている人はより面白く感じられるかもしれない。

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2024/08/12

若林さん、己の中に自分だけの人生論みたいなものをずーっとふつふつ熟成させていらっしゃるんだろうなぁ。 自分もどちらかというと「ナナメ」よりの人間だけれど、読んでいる時は自分のことは棚に上げて、「こんなにいろんなことを考えて、気にして大変だなぁ。生きづらいだろうなぁ…」と思ってし...

若林さん、己の中に自分だけの人生論みたいなものをずーっとふつふつ熟成させていらっしゃるんだろうなぁ。 自分もどちらかというと「ナナメ」よりの人間だけれど、読んでいる時は自分のことは棚に上げて、「こんなにいろんなことを考えて、気にして大変だなぁ。生きづらいだろうなぁ…」と思ってしまいました笑 でも、「ナナメ」の先輩の経験談として、30代、40代と年齢を重ねての心境の変化等はとても興味深く、自分がこれから歳を重ねていく上でも参考にしたいなと。 中年と言われる年齢になって、ある種の開き直りができるようになったり、周りの目を気にして悩むような気力もなくなって楽になるのであれば、歳をとることにも少しだけ希望が持てるように思います。 あと、他に自分の中で特に印象に残ったのは、 •「ネガティヴから逃れる方法は、"没頭"」 •「身体能力と違って心の有り様は『努力すれば何とかなる』なんて無茶苦茶な文脈が根強く残っている」  の2点。 自分にも周りにも優しくあるために、大事なヒントのような気がします。 今後自分の心の片隅に留めておきたいです。

Posted byブクログ