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ナナメの夕暮れ の商品レビュー

4.2

350件のお客様レビュー

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2024/11/11

【きっかけ】 半年以上前、ふと本屋に寄っては、気楽に読めるエッセイ本が読みたいなと思っていくつか芸能人が書いたエッセイ本を買った。そのうちの一冊。 【あらすじ】 恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!ー世の中を常に“ナナメ”に見てきた著者に...

【きっかけ】 半年以上前、ふと本屋に寄っては、気楽に読めるエッセイ本が読みたいなと思っていくつか芸能人が書いたエッセイ本を買った。そのうちの一冊。 【あらすじ】 恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!ー世の中を常に“ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。「人見知り芸人」の集大成エッセイ。(裏表紙より) 【心に残ったところ】 ◉“そんな自分が、唯一ネガティブな時間から逃れられる人生のかくしコマンド、それは"没頭"である。” ◉“だけど、どうしても今回のせいで世界を肯定してみたかった。他者への肯定がスラスラ出てくるようになると、不思議なことに、誰かを否定的に見てしまう癖が徐々に矯正されていった。そうなると、自分の行動や発言を否定的に見てくる人が、自分が思っているほどこの世界にはいないような気がしてきた。…(略)…肝心なのは、"どう思い込むか"である。” ◉そう思った時、悩むって体力なんだなということに気づいた。…(略)ネガティブは、あり余る体力。 【感想】 生きづらさや「ナナメ」に構えてしまう自分をここまで言語化できる人っている!? 若林さんのすごいなと思うところは、世界に順応することを「カッコ悪い」と思わず、「なぜ自分はみんなができることをできないのか」と疑問を持っていろいろと試行錯誤を繰り返すことだ。「世界を肯定したい」とあがくところだ。 三十にもなって「肯定ノート」を作る。 全然カッコ悪くないよ!!! 「どう思い込むか」が大事だと分かっていても、行動に起こせないで腐ってる人、たくさんいると思う。私もその一人だ。見習おう。 「だいたいわかった」と納得したらすぐ飽きることを悪い癖悪い癖だというけどそんなことない。 ちゃんと勉強して理論武装して何が悪いと思う。 鵜呑みにせず納得して生きる、ということはかっこいい。

Posted byブクログ

2024/11/08

若林さんの文章はとても面白いのだけど、やはりエッセイは苦手だ。個人の考えていることを読むよりも、長い物語をワクワクしながら読むのが性にあっているらしい。それでも時折エッセイに手を伸ばして挫折してしまう(笑)

Posted byブクログ

2024/11/07
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若林さんのエッセイ集 好きなことがあるから、朝起きる理由がある。 自分にはこのフレーズがすごく気に入った。 自分の中で嫌になる日々もあるけど、それも前向きに生きる小さなきっかけになるんだと感じて前を向けた。 これは2回読まないと行けない作品んだなぁ

Posted byブクログ

2024/11/03

烏滸がましいが、自分もこういうこと思うことある。と思ったところが結構あった。 この本を読んで若林さんの考え方を知ることで、今後生きやすくなったと思う。

Posted byブクログ

2024/10/27

私は自分の内面と向き合いすぎているなあと気づかされた。他にも気づきが多くあった気がするので読み返したい。

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2024/10/27

人は変わっていく(丸くなる?)ものだなあとしみじみ思った。内面で戦っている人(自分にもそういうところがあるかもと思ってる)も、丸くなるんだなあと、安心するような気持ちになった。 文庫版のあとがきが良かった。

Posted byブクログ

2024/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本屋に置かれていて気になった。 なんでも斜に構えてしまう筆者の悩み。 若林という人柄はテレビで見ているからこそよくわかった。 悩みのポイントは、現代人がよくあるものだと思うし、多く共感した。 短いからこそ読みやすかった。 他人を斜に構える、つまり他人をどう見るか。それは他人からどう思われるかということ。本当に好きなことや没頭してたら他人からどう思われることも気にしない。 そのようなことを、『スタバでグランデを頼めない』という絶妙な表現を使ってるあたりが芸人さんであり、若林である

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2024/10/19

〝人間が狩猟生活をしていた時代に、今居る場所から移動して新たな食料を得ようとするのがポジディブな人間なら、移動先には予想できない危機があるかもしれないから移動しない方が良いと主張するのがネガティブな人間~ 遺伝子によってネガティブを担当させられた自分が、ポジディブに転換できるほど...

〝人間が狩猟生活をしていた時代に、今居る場所から移動して新たな食料を得ようとするのがポジディブな人間なら、移動先には予想できない危機があるかもしれないから移動しない方が良いと主張するのがネガティブな人間~ 遺伝子によってネガティブを担当させられた自分が、ポジディブに転換できるほど遺伝子は甘くないのではないかと思ってしまった〟 なんで自分はネガティブなんだろうって悲観的になるんじゃなくてネガティブを担当されられたっていう考え方が好き

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2024/10/08

冒頭に「毎日が楽しくて充実してる人は読むな」的なことが書いてあって、私充実してるな〜どうしよっかな〜とか思いながら読んだ 共感できること多くて、私意外とひねくれてるのかも?となったとともに、でもこんな考え方感じ方でもいいんや〜と前向きになれた本でした

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2024/09/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

自分がまだ若いからか、やっぱ社会人学部の方が話は面白いよなーと思ったけど、社会に出て人間はこう丸くなっていくんだなーっていう系譜が見えて、まあ面白かった。 社会人学部を見た時は読みながら「わかる!わかる!」と思っていたし、本作読んでても脳内独り言が多いのとかは似ているなあとは思ったんだけど、若林と比べると、私は全然他人の目を気にしていないなーって思う。 こないだまで、仕事中は常に「この振る舞いで正しいのかな」という"疑念"に苛まれていたけど、別に他人の顔色を窺って行動を変えるとかってことはあんまりしてなくて、ただ「気にして緊張している」だけだったので、最近は「じゃあ疲れるだけじゃん」と気づいて、気にすることそのもの自体やめた。そしたらめちゃくちゃ楽になった。若林も「悩むのも体力がいる」と書いてたけど本当にそうで、ハードな日々の中ではそんなクソどうでもいいことに割いているコストはないのである。なんかそういう意味では「わかる〜」とは思う話たちだった。でも、やっぱ尖ってる人間の方が私はまだ好きだなあ。うまく言えないけど。

Posted byブクログ