1,800円以上の注文で送料無料

ミス・サンシャイン の商品レビュー

3.8

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/07/18

現代から、年老いた女優の過去を振り返りながらストーリーが進む。 主人公の若い男性の揺れる気持ちと、年老いたが毅然とした元女優の態度(心までは描かれていないが、態度に現れる)が対比されて読み応えがある。 一人の女優の生き様を、倉庫(実際はマンションの部屋)を整理することで炙り出して...

現代から、年老いた女優の過去を振り返りながらストーリーが進む。 主人公の若い男性の揺れる気持ちと、年老いたが毅然とした元女優の態度(心までは描かれていないが、態度に現れる)が対比されて読み応えがある。 一人の女優の生き様を、倉庫(実際はマンションの部屋)を整理することで炙り出していく手法はなかなかのものでした。

Posted byブクログ

2022/07/07

構成も、展開も、キャラクター造成も、素晴らしかった。 一人の人生を追体験するような感覚で、読後の充実感が凄い。

Posted byブクログ

2022/07/06

大学院生の岡田一心は、伝説の映画女優、「和楽京子」こと、鈴さんの元で資料整理のアルバイトをする。鈴さん、あってみたくなる 2人のやりとり、一心君の若さ! この素直さ!青春だなぁ 鈴さんの達観したサバサバ感、 心地よい余韻 ⁡

Posted byブクログ

2022/07/04

あっという間に読んでしまう、物語の展開と登場人物の個性が美しい。ミスサンシャインってそういうことか、と腑に落ちる。日本の歴史にも想いを馳せる軽くて深い本だった。

Posted byブクログ

2022/07/04

すごく久しぶりに吉田さん拝読。 鈴さんが素敵すぎて…。 鈴さんの家に通った時間は一心にとって、短かったかもしれないけど、人生の中のご褒美のような時間だったんだろうな。笑ったり泣いたり怒ったり、こんなに心揺さぶられることなんて人生にそんなにないはず。 各章ごとに、昭和の大女優の...

すごく久しぶりに吉田さん拝読。 鈴さんが素敵すぎて…。 鈴さんの家に通った時間は一心にとって、短かったかもしれないけど、人生の中のご褒美のような時間だったんだろうな。笑ったり泣いたり怒ったり、こんなに心揺さぶられることなんて人生にそんなにないはず。 各章ごとに、昭和の大女優の足跡をたどり、当時の社会や暮らしに想いを馳せる。と、同時に現代の鈴さんの輪郭が鮮やかになっていくから、読み進めるほどに鈴さんが愛おしくてたまらなかった。 読み終わったあと、無性に泣きたいような気持ちになりました。

Posted byブクログ

2022/07/01

吉田先生作品久しぶりに拝読。国宝、でも思いましたが、何かをして生きている人物の描きようが実に素晴らしく、そこにいるかのようでした。鈴さんが出演した作品の説明が大変リアルで、虜になるほど。恋愛していた一心が惹きつけられていくのもうなづけます。軽井沢からラストに至る雰囲気は素敵すぎ。...

吉田先生作品久しぶりに拝読。国宝、でも思いましたが、何かをして生きている人物の描きようが実に素晴らしく、そこにいるかのようでした。鈴さんが出演した作品の説明が大変リアルで、虜になるほど。恋愛していた一心が惹きつけられていくのもうなづけます。軽井沢からラストに至る雰囲気は素敵すぎ。映像以上に、いつまでも一心の心に生き続けられる鈴さん。彼女の生き様全てが羨ましいです。

Posted byブクログ

2022/06/23

一心は鈴さん宅に大学の教授の心配で、 荷物の整理アルバイトをし大スターだった鈴さんに恋をした。一心が愛したのは80代の女性、別に彼女がいたが気持ちが通合わず別れる。愛にはいろいろな形がある、こうでなければいけないって言うことも無い、それに膻中と言うことを知り自分も取り入れてみよう...

一心は鈴さん宅に大学の教授の心配で、 荷物の整理アルバイトをし大スターだった鈴さんに恋をした。一心が愛したのは80代の女性、別に彼女がいたが気持ちが通合わず別れる。愛にはいろいろな形がある、こうでなければいけないって言うことも無い、それに膻中と言うことを知り自分も取り入れてみようかと思った。辛い時 寂しい時 神経の使い過ぎ 足の浮腫み 不眠 などに効果あり

Posted byブクログ

2022/06/16

先がどんどん気になる作品。 まるでノンフィクションというか、誰かの話かと思うような。 抜粋一部修正メモ。 恋心は嫌われなくないという気持ち。 愛するというのは嫌われてもいいと思う気持ち。 ケーキを切り損ねて形が崩れたものを出さないようにする、むしろいちばん上手に切れたものをだす...

先がどんどん気になる作品。 まるでノンフィクションというか、誰かの話かと思うような。 抜粋一部修正メモ。 恋心は嫌われなくないという気持ち。 愛するというのは嫌われてもいいと思う気持ち。 ケーキを切り損ねて形が崩れたものを出さないようにする、むしろいちばん上手に切れたものをだす。

Posted byブクログ

2022/06/15

純愛文学的な。帯の僕が恋をしたのは美しい80代の女性でしたっつーのはナンセンス。あとから見たから良かったものの、そんな薄っぺらいものじゃないかなーと。奥深い、何層にも重なる心の機微と大女優の奥ゆかしさと。桃ちゃんと鈴さんの対比のできなさ加減と。秀逸でした。

Posted byブクログ

2022/06/12

鈴さんの凛とした佇まいをすぐそこに感じられるような物語だった。一心の人好きのする素直な性格も好印象。その人と過ごした時間だけ、まるで舞台に上がったような、そんな忘れられない出会いって確かにある。単なる歳の差恋愛物語ではなく、女優の一代記の面も強い。鈴さん、かっこよかった。

Posted byブクログ