赤と青とエスキース の商品レビュー
一枚の絵が引き起こす物語を描いた作品。「今の自分何か違うな」と感じてる人に答えを見つけるヒントを教えてくれる。
Posted by
1枚の絵がオーストラリアから日本に渡り、場所を移しながら多くの人の目に触れていく。 その数十年を描いた作品ですが、読者がこのお話の本当の壮大さに気づくのは、物語のかなり終盤になってから。 その仕掛けがとっても素敵でロマンチックで、エピローグを読みながらずっとおおー!って驚きと感動...
1枚の絵がオーストラリアから日本に渡り、場所を移しながら多くの人の目に触れていく。 その数十年を描いた作品ですが、読者がこのお話の本当の壮大さに気づくのは、物語のかなり終盤になってから。 その仕掛けがとっても素敵でロマンチックで、エピローグを読みながらずっとおおー!って驚きと感動が止まりませんでした✨ とても凝っていておしゃれな作品なのに、難しくなくて読みやすい◎ みんなにおすすめしたい1冊です!(^^)
Posted by
1枚の赤と青で書かれた絵を中心に、登場人物の人生が上手く描かれていた。赤と青をテーマにした短編なのかと思いきや全てが繋がったスケールの大きな話だった。 人間の弱さや乗り越える強さも随所にえがかれており、何度も涙が出た。読み終わったあと、じんわりと心が温まる1冊。
Posted by
読み進んでいった結末で、えっそうだったんだと思ったが、人間歳とると性格も変わるとは思うけれど、ちょっと変わり過ぎ‼️でも、意外性が面白かった。
Posted by
「お探し物は図書室まで」が面白かったので、 この本を手に取りました。 一つの絵で繋がる話の流れが面白かったです。 あっという間に読めてしまいます。 ジャックの話でそれぞれの繋がりが分かり、なるほどと思いました。 ユリさんはちょい役でしたがとても良いことを言っていたと思います。
Posted by
ひとつの絵画が時には中心に時には隅っこで、それそれぞれの短編に現れてくる。 言葉も表現もすんなり入ってくるけど、野暮じゃなくて、、 読んでいて、ひとつひとつのストーリーに入り込んだ。 どれも、モヤモヤが残るのだけれど、最後に繋がるのが、それもとても幸せに繋がるのが、良かった。 ほ...
ひとつの絵画が時には中心に時には隅っこで、それそれぞれの短編に現れてくる。 言葉も表現もすんなり入ってくるけど、野暮じゃなくて、、 読んでいて、ひとつひとつのストーリーに入り込んだ。 どれも、モヤモヤが残るのだけれど、最後に繋がるのが、それもとても幸せに繋がるのが、良かった。 ほんと、良かった。 みんなじゃなく、大切な人に薦めたくなる本でした。
Posted by
素敵な本。一つの絵に沢山の人の人生が関わっていて、それをいろいろな角度で表現されている。新しい手法の話で読んでいて楽しかった。
Posted by
一枚の絵をめぐり様々な角度から話が展開する。一枚の絵が層になっているようにこの話も深みがあり、読み応えがありオススメです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごく良かった♪ タイトルも装丁もすごく素敵。読後に眺めて余韻に浸りました。 一枚のエスキース を巡る物語。 留学中だけど友だちのいないレイ。バイト先の先輩に誘われて行ったバーベキューで知り合ったブー。 レイとブーの期限付きの恋ーー。 お互いに臆病であと一歩踏み込めずにいる二人がもどかしい。 作品のなかで象徴的な一枚のエスキース。 章が進むごとにエスキースが繋いでいく御縁を感じ、「あぁ、そうだったんだ」と思う。 エピローグでこれまでの章がつながり、じわじわと感動がおしよせてきました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
プロローグ、4遍からなる短編、そしてエピローグ。 「え⁈、今ここでぶっ込んできますか?」 連作短編集である本書。 エピローグの前に、読み始めて気になってた箇所を放りこまれてきた。 ところがエピローグにもっと大きな種明かしが待っていた。 そして気づいた。 この本は、連絡短編集なんかじゃない。 あえて主人公と呼ぼう、ブーとレイのライフストーリーなのだ。 でもけしてそれは二人だけの物語じゃなくて、まさに「一期一会」の出会いを育んできた登場人物全員の物語とも言える。
Posted by