赤と青とエスキース の商品レビュー
2021/11/14予約 26 本屋大賞だから期待して読んだ。 合う合わないがあるのかもしれない… それか私の年代に刺さる本ではないのかな…
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四つの章+エピローグから成る物語ですが、物語の構成として章と章が連動していてエピローグで綺麗な着地点をみせています。 文章も読みやすいです。 本の世界に引き込まれるように一気読みでした。 もう一周するとニヤニヤが止まらなそうです。
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この絵、見てみたいなぁ。最後で急に繋がって!直後にまた最初から読み直したくなる。『お探し物は〜』よりずっと好き。
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1人の女性を描いた一枚の絵。その絵につながる5つの物語。 時間を超え、国を超え、「私」と「あなた」の物語は始まっていく。人と人の出会い、かわされる言葉、重なる想い、こぼれていく関係。それでもつながっていく、そのときそこに一緒に過ごした時間があるから。 優しくなれない自分を持て余す、素直に言えない言葉が積み重なる。そんな中でも決して消えないもの。 一枚の絵が切り取った瞬間。それは変わらないカタチで変わりゆく時間を描く。 メルボルンの街から時間と距離を飛び越えて受け取ったこの優しい想いが明日の笑顔になる。 青山さんが紡ぐ物語は読む人に笑顔を届けてくれる。今夜泣いていた誰かも、きっと明日笑顔なる。
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エスキース(下絵)を描いた人、描かれた人、飾り付けた人…エスキースに関わった人を描いた人間ドラマ。 メルボルンに一年間の交換留学生としてやってきた私は、ちっとも現地になじめない中、現地在住の男性、愛称ブーと知り合い、期間限定の恋人として付き合いだす。日本に帰る、別れの前少し前に、私に絵のモデルの依頼が舞い込む。そして描かれたのは1枚のエスキース。 連作短編集。お気に入りは 「東京タワーとアーツ・センター」 「トマトジュースとバタフライ・ピー」 長い年月の中における恋の始まり、愛の揺らぎが大きなテーマだと感じましたが、モノ作りに携わっている人たちが主な登場人物なのでモノ作りをしている人にも読んでもらいたいな。 #赤と青とエスキース #NetGalleyJP
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青山さんらしい、人と人とのつながりが感じられる温かい物語でした。 一つの絵が契機となって出会う人たち。額縁職人や雑貨店で働く店員など、ストーリーは違うのに、所々でつながっていて、最後には驚きの種明かしが。 人の絆と、それを見守ってきた絵の、運命的なお話。癒されました。
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エスキース(下絵)の深い意味を読んで理解してください。そしてラスト読み終えた衝撃の結末を知った時、もう一度読み直してしまう衝動に駆られるます。
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