一汁一菜でよいという提案 の商品レビュー
新年1冊目の本にピッタリ! 毎日、夕飯を作るのが辛い、何が嫌って献立が考えられないとき、そんな私にこれからを導いてくれた。 家庭料理の目的は家族と自分の健康、難しく考えなくても素材を大切にした一汁一菜でいいということ。
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だいすき土井先生。 少し前の情熱大陸もよかったなあ。めちゃめちゃラフにお味噌汁つくるの。 * 一汁一菜。ご飯と、お味噌汁と、漬物。 ご飯とお味噌汁だけでも十分。 「普通においしい」 脳が喜ぶおいしさではなく、身体がよろこぶおいしさ。 暮らしの安心につながる静かな味。 味...
だいすき土井先生。 少し前の情熱大陸もよかったなあ。めちゃめちゃラフにお味噌汁つくるの。 * 一汁一菜。ご飯と、お味噌汁と、漬物。 ご飯とお味噌汁だけでも十分。 「普通においしい」 脳が喜ぶおいしさではなく、身体がよろこぶおいしさ。 暮らしの安心につながる静かな味。 味噌汁は何を入れてもおいしくなるんです、と笑う土井先生。 そうなの。不思議なの。何でだろうね。 お豆腐だけでもおいしい。具をこれでもかとたくさんいれても、おいしい。 冷蔵庫にあるものを適当に切って、お出汁に入れて、お味噌をとく。 やる気がなければお野菜を手でちぎってお椀に入れて、お味噌をいれて、熱湯をそそげばできあがり。 “人間の暮らしでいちばん大切なことは、「一生懸命生活すること」です。”(p99) 華美でなくていい。無理をしなくてもいい。素朴で地味でもいい。純粋でありたい。 食事は生きること、だから、頑張らなくてもいい。でも大事にしたい。 * 最近すきだなと思ったお味噌汁の話。 カボチャの煮崩れたお味噌汁。いりこ出汁で。 トマトとニラのお味噌汁。豚肉があるとよい。 あと白菜のお味噌汁。そぎ切りにした白菜。 粕汁も冬のうちに1度はいただきたい。鮭とこんにゃくを入れる。 卵を落としたお味噌汁もすき。できれば翌朝、昨晩の残りのお味噌汁で。くたくたになったキャベツの。
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SNSでたくさんのおかず(肉も魚もあったり)を作るのが良いみたいな感じがずっと疑問だった。食にまつわる日本の昔からのことが書かれていて、いろいろ腑に落ちたしそういうことだったのね〜ってちょいちょい知れてよかった。私は味噌をおかずにご飯を食べることはできないけども。 味噌の中ではO...
SNSでたくさんのおかず(肉も魚もあったり)を作るのが良いみたいな感じがずっと疑問だった。食にまつわる日本の昔からのことが書かれていて、いろいろ腑に落ちたしそういうことだったのね〜ってちょいちょい知れてよかった。私は味噌をおかずにご飯を食べることはできないけども。 味噌の中ではO-157の菌も生きられないってすごいな〜
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季節の食材を大事にしようという話、食から子供は何かを感じ取って成長していく、という話については納得もいくし意識していこうと思える。 一方で、特に根拠もなく日本の食文化素晴らしい!西洋にはこんなのはない!とか、縄文の生活はこうだったはず!という話をされてもポカンとしてしまうなぁ。
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食事ということの基本を考え直すきっかけとなり、ちょっと肩の力が抜けて楽になった。また毎日の料理を楽しめそうだ。
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読む前は「自炊頑張らなくていいよ」という内容が書かれてると予想していた。ところが実際に読み進めていると今まで当たり前にしていた「食事」を様々な視点から見つめており、尊い行為であることが分かった。 この本を読んで日本人として産まれてきて良かったということ。無形文化遺産である和食を守...
読む前は「自炊頑張らなくていいよ」という内容が書かれてると予想していた。ところが実際に読み進めていると今まで当たり前にしていた「食事」を様々な視点から見つめており、尊い行為であることが分かった。 この本を読んで日本人として産まれてきて良かったということ。無形文化遺産である和食を守り続ける為に、今日も私は米を研ぎ、味噌をとく。
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自分が料理をよく作るようになってから、どうにかこの料理というものを、自分のライフスタイルに合わせられないかということを考え始めていた時に手にとった。はやはり人知を越えたお天道様は見てるな。 具体的には、ごはんと具沢山味噌汁と香の物を基本スタイルにしよう。それが和食だよねと。それ...
自分が料理をよく作るようになってから、どうにかこの料理というものを、自分のライフスタイルに合わせられないかということを考え始めていた時に手にとった。はやはり人知を越えたお天道様は見てるな。 具体的には、ごはんと具沢山味噌汁と香の物を基本スタイルにしよう。それが和食だよねと。それが家庭料理で、ケの料理だよね。という哲学の話。 うちでは毎日味噌汁を食べます。だからすごくこのスタイルに合うなと。あとは飽食の時代。家でご飯を食べられることが普通のことになっていて、残すことが普通になっている、肉が食べれることが普通になっている。その価値観にも横串を入れておきたいなと思った。家庭内の価値観を変えるのはすごく難しいが、自分持続可能の為にも進めていく所存。
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普段の家庭料理は、具沢山のお味噌汁、炊き立ての白いご飯、そしてお漬物。 なんてシンプル! だけど想像するだけで美味しそう! やはり日本人の血なのでしょうか。
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お味噌汁が飲みたくなる、電車通勤にはたまらない一冊。 語り口や言葉選びが柔らかで、不思議な魅力がある。 神経質にやりこみ疲れている時には、がんじがらめにならなくていいんですよ、頑張りは伝わっていますよ、と自分を肯定してくれるように感じる。 反して怠惰に過ごしている時は、一生...
お味噌汁が飲みたくなる、電車通勤にはたまらない一冊。 語り口や言葉選びが柔らかで、不思議な魅力がある。 神経質にやりこみ疲れている時には、がんじがらめにならなくていいんですよ、頑張りは伝わっていますよ、と自分を肯定してくれるように感じる。 反して怠惰に過ごしている時は、一生懸命、誠実にあらねばと背筋が伸びる。 受け取るものが多様で、どれも不快でないこの本は一生ものだと思う。 全ての学問は突き詰めていくと哲学に行き着く、と常々考えていたのだが、まさか料理まで。 人間の営みはいずれも最後には「生きるとは何か」に通ずるのであろうな。 土井さんの番組で時々見たそれと一貫していて、さらに好感が持てる。 生きることに真面目で、それは押し付けがましいものではなくて。読んで良かった。
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家庭料理は特別なものでなくていい。 変化の少ない、あまり変わらないところに家族の安心があるから。 土井善晴先生の優しく美しい文章が沁み渡ります…。 秋が深まりつつある季節柄ということもあり、本書を読んでいると、温かいお味噌汁と炊きたてのご飯のイメージが頭をちらつきます。はあ…お...
家庭料理は特別なものでなくていい。 変化の少ない、あまり変わらないところに家族の安心があるから。 土井善晴先生の優しく美しい文章が沁み渡ります…。 秋が深まりつつある季節柄ということもあり、本書を読んでいると、温かいお味噌汁と炊きたてのご飯のイメージが頭をちらつきます。はあ…お腹空いた…。(笑) ほっとできる味、ってありますよね。 仕事でヘトヘトになり家に帰ってきたときなどに、自分をほっと安心させてくれる温かいもの。 私は別に料理は上手ではないですが、どんなに疲れ果てたりイライラしている日でも、作ったご飯を食べていると段々と気持ちが落ち着いてくるということがあります。 土井先生曰く、 料理が上手か下手か、器用か不器用か、要領が良いか悪いかは関係なくて、 「一生懸命生活すること」がいちばん大切なことなのです。 そして、無理のない生活のリズムを実践し、心の落ち着く場所を作る。 一生懸命頑張っているあなたに。 毎日お疲れさま。 そんな優しい言葉をかけてもらった気持ちになりました。
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