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線は、僕を描く の商品レビュー

4.2

207件のお客様レビュー

  1. 5つ

    86

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2023/12/08

芸術はわからないけど尊敬できる人と出会う事ができると人生は大きく動くんだなと思った。 メンター的な人ってみんないるのかなぁ?

Posted byブクログ

2023/11/25

水墨画を学ぶことになる主人公の大学生の青山霜介。『花に教えを請いなさい』という湖山先生の言葉が印象的で、今も心に残ります。この物語の始まりから終わりまで圧倒的な熱量で描かれていて、まさに水墨画一色だった。霜介が水墨画と向きあう姿がひたすらに描かれていて、未知だった水墨画の世界をよ...

水墨画を学ぶことになる主人公の大学生の青山霜介。『花に教えを請いなさい』という湖山先生の言葉が印象的で、今も心に残ります。この物語の始まりから終わりまで圧倒的な熱量で描かれていて、まさに水墨画一色だった。霜介が水墨画と向きあう姿がひたすらに描かれていて、未知だった水墨画の世界をより身近に感じることができ、読了後は魂が揺さぶられるように胸が熱くなりました。水墨画を通して命の意味を、生きていることの意味をも知る。地の文が緻密で、繊細な心理描写も魅力的で非常に読み心地がよくて、心奪われます。

Posted byブクログ

2023/10/22

一歩ずつ進んでいこう、この瞬間瞬間は今しかないんだということをすごく実感した本だった。 「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」という湖山先生の言葉は私も大事にしたいと思った。

Posted byブクログ

2023/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水墨画を通して、自然の魅力に気付かされる作品。 設定やストーリー構成はわかりやすめのものなので、サラサラと読めます。 読んでる最中、読んだ後には世界が色とりどりに素晴らしいものだと思える作品でした!

Posted byブクログ

2023/10/12

手にとったきっかけは映画化だけど まだ映画は観ていません。 登場人物の心を描写されているのが 本の良いところだと思っていて 私が本が好きな所以です。 水墨を通して自身や命と向き合う登場人物に じ~んと心が熱くなったし 生きる活力をもらったように感じます。 確実に私の大切な1冊に...

手にとったきっかけは映画化だけど まだ映画は観ていません。 登場人物の心を描写されているのが 本の良いところだと思っていて 私が本が好きな所以です。 水墨を通して自身や命と向き合う登場人物に じ~んと心が熱くなったし 生きる活力をもらったように感じます。 確実に私の大切な1冊になりました。 映画公開中には間に合わなかったけど 映画をちゃんと観たいです。 映画挿入歌も切ない感じがするけど 何だか元気が出てきてまた頑張ろうと 前を向いて歩めそうです。

Posted byブクログ

2023/10/11

何度も語られるのは、 技術じゃなくて、心で描くことの 大切さ。   確かになぁ……   確かに……   でも、煩悩が 巧さを目指してしまうのよなぁ……   芝居も、ダンスも一緒だよ……   中でも、印象的だったシーンは、 主人公が 画仙紙を前に、 花を、ただ、 「見る」シーン。 ...

何度も語られるのは、 技術じゃなくて、心で描くことの 大切さ。   確かになぁ……   確かに……   でも、煩悩が 巧さを目指してしまうのよなぁ……   芝居も、ダンスも一緒だよ……   中でも、印象的だったシーンは、 主人公が 画仙紙を前に、 花を、ただ、 「見る」シーン。   "描こうとすれば、遠ざかる"   衝動が訪れる瞬間を 作為が削げる瞬間を   ただ、 ただ、待つ……              ps. 印象的だったシーン(抜粋)        *   *   *   「湖山先生にきっと習っただろ  う? 心を自然にして描くこ  とだよ。ほとんどの作品が展  覧会のためだけに描かれてい  た。でも、青山君の作品だけ  は、純粋に心のためだけに描  かれていた」      *   *   *   「命を見なさい。青山君。形では  なくて、命を見なさい」  僕は顔を上げた。 「四時無形のときの流れにしたが って、ただありのままに生きよう とする命に、頭を深く垂れて教え を請いなさい。私は花を描け、と は言っていない。花に教えを請え 、と君に言った」  そうだった。  確かに湖山先生は、『花に教え を請え』と言った。僕はもう一度 その言葉の意味を考えていた。  

Posted byブクログ

2023/10/09

手伝いに行った先で大御所水墨絵師の先生に見初められ、水墨画の世界に身を投じる男子大学生を描く作品。絵を描く身としては何とも羨ましいシンデレラドリームだと思っていたが、墨だけで絵を表現するのはまさに描き手の生命だと教えてくれる。読み終えるとタイトルの「線は僕を描く」の意味がわかりま...

手伝いに行った先で大御所水墨絵師の先生に見初められ、水墨画の世界に身を投じる男子大学生を描く作品。絵を描く身としては何とも羨ましいシンデレラドリームだと思っていたが、墨だけで絵を表現するのはまさに描き手の生命だと教えてくれる。読み終えるとタイトルの「線は僕を描く」の意味がわかりました。滅多に知ることの出来ない水墨画の世界を知る事ができる貴重な作品でした。

Posted byブクログ

2023/10/05

特に絵を描く方に読んで貰いたい一冊。 湖山先生の言葉は 物を描くと言う行為そのものに迫ります。 刺さると思いますよ。

Posted byブクログ

2023/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青山くんの人生の続きが読みたい。これからまだまだ成長していくだろうし、ちあきとどうなるかとか年老いたら湖山先生みたいになるんかなとか。気になる。でも、最後の数ページで青山くんの人生全部覗き見るのも失礼かな。大学時代を見させてくれただけでもありがたい。ってただの小説なのに思った。 自分は絵が下手だけど自分の感情を絵にしてみたいって思えた小説だった。

Posted byブクログ

2023/12/06

水墨画を題材にした小説ということで、どんなものだろうと思いながら読み始めたが、けっこうハマってしまった。 他の方も感想に書かれていますが、この本で印象的なのは、水墨画の描写に対する表現が素晴らしいことです。小説なので実際に水墨画を観ることもできない中でも、豊かな表現で画として想像...

水墨画を題材にした小説ということで、どんなものだろうと思いながら読み始めたが、けっこうハマってしまった。 他の方も感想に書かれていますが、この本で印象的なのは、水墨画の描写に対する表現が素晴らしいことです。小説なので実際に水墨画を観ることもできない中でも、豊かな表現で画として想像できるようなわかりやすい言葉にあらわしており、水墨画がよくわからない私でも引き込まれてしまいました。

Posted byブクログ