線は、僕を描く の商品レビュー
題名に惹きつけられたのと、映画化されてたので興味があって読んだ。全く知らない水墨画の世界だったけど、新しく知れて楽しかった。よくこんなに水墨画のことを細かく、詳細を描写できるなと思ったら著者が水墨画家さんなんですね。映画でどんな水墨画が描かれているのかも見たくなりました。
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水墨画ってこんなに奥が深いのか、ととてと驚きました。絵を描くのが好きな私だからこそ共感できるところもあり芸術って難しいなって思いました。
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「ハチクロ」や「スラムダンク」のように、圧倒的な才能と長年の努力とのぶつかり合いは個人的に大好きです。そこに恋愛や芸術や青春や大会が絡んできたら、そりゃもう、堪りません。 読後にヨダレを垂らしながら感想書きたくなる。そんな名作です。
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水墨画に出会い成長する大学生の物語。水墨画といつ文化や奥深さ、大学生活やコンクールを通じたエンタメ要素で飽きずに読める。水墨画に興味がわく一冊。
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読み終わったあと、水墨画の実際を見たくなって、映画の方も続けて見ました。ストーリーはだいぶん変わってたけど、青山霜介役は横浜流星さんがピッタリでした。
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何個か印象に残ってる言葉たち 「失敗することだって当たり前のように許されたら、おもしろいだろ?」 →失敗したらどうしようって考えは、ほんとに怖いし首を絞めるもの。後輩や子供を育てる時に、失敗してもいいからどんどんやろうって言える人間になりたい 「少なくとも今日は楽しかった。そ...
何個か印象に残ってる言葉たち 「失敗することだって当たり前のように許されたら、おもしろいだろ?」 →失敗したらどうしようって考えは、ほんとに怖いし首を絞めるもの。後輩や子供を育てる時に、失敗してもいいからどんどんやろうって言える人間になりたい 「少なくとも今日は楽しかった。それだけで、僕にはほかのどんなことよりも価値があった」 →両親の死によって心を閉ざした主人公が、本当に久しぶりに楽しさを感じられたシーン。心にじんわり響いた。 「たぶん僕が与えられた場所ではなく、歩き出した場所で立ち止まっているからだろう」 「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」 →歩き出した場所で立ち止まることには意味がある。後者の言葉はよく聞くけど、主人公の経験を通して、この言葉がすっと心に入った。とにかく歩き出すことで見える景色があるってことを、なんとなくはわかってるけど、自分でも実現はできてないし、人にも上手く伝えられないんよなあ。 水墨画に関しては、主人公は少年漫画の主人公チート感(元々激弱だけど芯に才能があって根気強くがんばって周りを驚かせる的な)あった
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水墨画を知らなかったけど、その世界観や精神性を垣間見れた気持ちになる。孤独な青年が人との繋がりを取り戻していく形もセンチメンタルでなく描かれていた。読んでいるのに水墨画の絵が広がっていく不思議な感覚。表現力が素晴らしいです。
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物語は単純で読みやすいが、水墨画で描かれた作品や薔薇の花の描写が細やかで芸術の奥深さを感じる作品。技術だけでなく表現、自分の生き方が線に反映される。自分も音楽をかじった身として、頭に置いておきたい。
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ある日大学生の青山霜介が芸術家の巨匠篠田湖山と出会い、水墨画の道を歩き始めるお話で非常に感動する作品でした。 水墨画を奥深く感じさせる文章は、読み応えたっぷりで凄く良かったです。
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水墨画を通して1人の青年が生きる意味を見出すお話。自分の想像力が足りず、絵の描写がよく分からないところもあったけど、読み切れた。 展覧会に行ってみたくなった。
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