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線は、僕を描く 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2021/10/15 |
| JAN | 9784065238325 |

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商品レビュー
4.2
290件のお客様レビュー
持たざる人を描いているようでいて、まったく逆の人を描いていたような気がする。 主人公の青山霜介は家族を事故で亡くして以来、心が空っぽになってしまった青年だ。叔父に引き取られたけれど、何をする気にもなれないでいる彼は、大学に入学してから一人暮らしをすることになる。水墨画の展示会の...
持たざる人を描いているようでいて、まったく逆の人を描いていたような気がする。 主人公の青山霜介は家族を事故で亡くして以来、心が空っぽになってしまった青年だ。叔父に引き取られたけれど、何をする気にもなれないでいる彼は、大学に入学してから一人暮らしをすることになる。水墨画の展示会のパネル運びのバイトにきた彼は、そこで有名な水墨画の絵師・篠田湖山に見いだされ、内弟子として水墨画の世界に踏み出していくことになる。 湖山の孫娘の千瑛(ちあき)と霜介が一年後に開かれる湖山賞で競い合うことが提案され、霜介はまったく自分が了承しないまま湖山の弟子として千瑛にロックオンされてしまう。高い技術を持つ美しい女性と水墨画の知識は何もないが『本質』を捉えている(と、湖山は評価する)霜介の勝負。 なかなか燃えるシチュエーションだが、あまりにも霜介が何も知らないので勝負はまったく白熱しない。両親を亡くした彼が、世界のすべてに温度を感じられなくなっている状態から、水墨画を習うことによって少しずつ回復していく様子がメインで描かれる。 水墨画の世界を小説で読む、ということが私にとってはなかなか難しく、しっかり没入できなかったかも。何もかも失くしたと思った霜介が、持っているものに気づいていく話のような気もした。 登場人物としては、西濱さんが良かったかな。彼の描いた水墨画を見てみたいなと思った。
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ただただ美しい小説だった。素人にも水墨画の魅力がとても伝わってくる描写はもちろん、生の本質に迫る素敵な言葉の表現が散りばめられて心に迫るものがあった。
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水墨画の世界を描いた物語ですが、専門的な知識がなくてもすっと読めてとても引き込まれました。 主人公が水墨画と出会い、少しずつ心を動かしていく姿が印象的で、墨と線だけで世界を表現する水墨画の静かな美しさが、物語の雰囲気にもぴったりで心に残ります。 読み終わったあと、「水墨画やっ...
水墨画の世界を描いた物語ですが、専門的な知識がなくてもすっと読めてとても引き込まれました。 主人公が水墨画と出会い、少しずつ心を動かしていく姿が印象的で、墨と線だけで世界を表現する水墨画の静かな美しさが、物語の雰囲気にもぴったりで心に残ります。 読み終わったあと、「水墨画やってみたい!」と思うくらい世界観に惹き込まれました。今まで読んだ本の中でもトップ3に入るくらい面白かった一冊です!
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