線は、僕を描く の商品レビュー
水墨画のことはまったく分かりませんが、優しい世界観がとても綺麗だと感じた 登場人物もみな温かく、やや異質な古前くんと西濱さんがとても好きです
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まるで漫画のような小説 目で見る絵が言葉を尽くして表現されている 水墨画をきちんと鑑賞したことのない私にはその表現からその絵を想像できなかったけれども 内面が映し出される水墨画を今度鑑賞してみたいと思った
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お話が優しすぎてちょっと私の好み的に、、、 えっ!横浜流星くんで映像化してるんですね ぽいぽい、確かに青山くんっぽい
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細やで美しい描写のおかげで、小説で絵を描くということを見事に成されている作品。この作品きっかけで水墨画に興味が湧いたので、展覧会へ見に行ってみます。 若干、ラストにかけての長さとラストの興奮が比例しない感じはありました。そのぶん主人公の心理描写はかなりしっかりしているので、心動く...
細やで美しい描写のおかげで、小説で絵を描くということを見事に成されている作品。この作品きっかけで水墨画に興味が湧いたので、展覧会へ見に行ってみます。 若干、ラストにかけての長さとラストの興奮が比例しない感じはありました。そのぶん主人公の心理描写はかなりしっかりしているので、心動く場面は多々ありました。。。 主人公はこの先どんな絵師になるのか、ぜひ続きが読みたい……!
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静かに優しくそして力強く、水墨画のような素敵なお話でした。 大きなドラマがあるわけではないけれど、真摯に向き合うことの力に心を動かされる。
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水墨の世界を文字で表現されたような美しい文体 後半自宅に帰る場面では静かにひたひたと感情が揺さぶられ なぜだか分からないが涙が滲んだ。
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私にとって価値ある読書体験は、現実の生活にも本の影響が及ぶことだと思っている。 この本を読んだあと、道端に咲く花の花弁一枚一枚や葉の一枚一枚が、それぞれ全く違うものなのだという当たり前のことに、目が向くようになった。自然に生きているということを、すっかり忘れていたような気がする。...
私にとって価値ある読書体験は、現実の生活にも本の影響が及ぶことだと思っている。 この本を読んだあと、道端に咲く花の花弁一枚一枚や葉の一枚一枚が、それぞれ全く違うものなのだという当たり前のことに、目が向くようになった。自然に生きているということを、すっかり忘れていたような気がする。生きている植物たちとともに日々を過ごしてみたいと初めて感じた。 また、水墨画に向き合う霜介の姿を通して、水墨画の魅力を知ることができた。実際に見てみたい、書いてみたいと思わせる丁寧で愛のある描写で、作者が水墨画家でなければできない表現だと思う。霜介の内面の描き方も分かりやすく、それでいて深い。きっと作者は普段から、様々な事象をよく観察し、考察し、そして大切にしているのだろうと伝わってきた。水墨画についてイメージしづらい部分や難しい言葉は出てくるが、それを越えるとても心に響く作品だった。
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水墨画って美しい。 シンプルな黒だからこそ、その濃淡や太さ、掠れ具合までにも書き手の想いが溢れてる。
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水墨画という知らない世界ながらとても楽しくて、先が気になり一気読み。両親の突然の事故死から心を閉ざしてしまった霜介が水墨画を通して、真摯に生きる姿がとても心に染み入った。湖山先生の一言一言がとても印象的だった。
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高校生の時に両親を事故で亡くし塞ぎ込んでいた青山霜介が水墨画と出会い、描くことを通して再生していく話。 先に映画を観ているけれど、小説のほうがより霜介の心情を細かく描写している。 命=心を描く水墨画。ガラスの部屋から出れずにいた霜介が周りの人々に影響を受けながら自分を取り戻してい...
高校生の時に両親を事故で亡くし塞ぎ込んでいた青山霜介が水墨画と出会い、描くことを通して再生していく話。 先に映画を観ているけれど、小説のほうがより霜介の心情を細かく描写している。 命=心を描く水墨画。ガラスの部屋から出れずにいた霜介が周りの人々に影響を受けながら自分を取り戻していく。 読んでる間は特に意識してなかったけど読後感が本当に爽やかで、読んでよかったなあとじんわりと感じる作品だった。
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