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線は、僕を描く の商品レビュー

4.2

220件のお客様レビュー

  1. 5つ

    88

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

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2023/10/05

特に絵を描く方に読んで貰いたい一冊。 湖山先生の言葉は 物を描くと言う行為そのものに迫ります。 刺さると思いますよ。

Posted byブクログ

2023/10/02
  • ネタバレ

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青山くんの人生の続きが読みたい。これからまだまだ成長していくだろうし、ちあきとどうなるかとか年老いたら湖山先生みたいになるんかなとか。気になる。でも、最後の数ページで青山くんの人生全部覗き見るのも失礼かな。大学時代を見させてくれただけでもありがたい。ってただの小説なのに思った。 自分は絵が下手だけど自分の感情を絵にしてみたいって思えた小説だった。

Posted byブクログ

2023/12/06

水墨画を題材にした小説ということで、どんなものだろうと思いながら読み始めたが、けっこうハマってしまった。 他の方も感想に書かれていますが、この本で印象的なのは、水墨画の描写に対する表現が素晴らしいことです。小説なので実際に水墨画を観ることもできない中でも、豊かな表現で画として想像...

水墨画を題材にした小説ということで、どんなものだろうと思いながら読み始めたが、けっこうハマってしまった。 他の方も感想に書かれていますが、この本で印象的なのは、水墨画の描写に対する表現が素晴らしいことです。小説なので実際に水墨画を観ることもできない中でも、豊かな表現で画として想像できるようなわかりやすい言葉にあらわしており、水墨画がよくわからない私でも引き込まれてしまいました。

Posted byブクログ

2023/09/26
  • ネタバレ

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読了 水墨画は孤独な絵画ではない。水墨画は自然に心を重ねていく絵画だ 描かれている過程の表現、実物は見れないはずなのに、脳内にありありとその画を想像させる。凄い 何も知らないってことがどれくらい大きな力になるのか、君はまだ気づいていない。 何もかもがありのまま映るでしょ 現象とは、外側にしかないものなのか?心の内側に宇宙はないのか? 心の内側を解き放つために湖山先生は僕をここへ呼んだのだ 言葉の数々が心を細かく表現しており、 生の心に素手で直接触れているような感覚になった。 この作者の、丁寧に丁寧に心を表現していく言葉遣いが凄く好き S 2023/9

Posted byブクログ

2023/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

知り合いが原作も映画もオススメしていたから読んでみた。人のオススメは素直に読んでおくべきだなと痛感した。 両親を交通事故で亡くした主人公が、ひょんなことから水墨画の世界に足を踏み入れる。 まったく水墨画の知識がなくても問題なし。作者の描写力が高くて、描かれていないはずの作品が頭に浮かぶ。特に千瑛が描く花は想像しやすくて、とても素敵だった。 主人公がこんなに短期間で水墨画の賞を取れるのはフィクションだなぁと思うけど、いいんです。フィクションだもの。 そして何より驚いたのは、作者が水墨画を描く方で、この作品がデビュー作であるということ。 芸術家的なセンスがありすぎて、もはや嫉妬。とても洗練されていて、分かりやすく、かつ流れのある読みやすい文が書けるのって、本当にすごい。 映画も必ずチェックしたい!そして水墨画を見てみたい!

Posted byブクログ

2023/09/12

映画がとても良かったので原作を読みたくなり手に取った一冊。 家族を失ってしまい心に色がなくなってしまった青山は 偶然バイト先で水墨画の巨匠、篠田湖山と出会う。 その出会いは偶然なのか、必然だったのか・・・ 青山は水墨画と水墨画を取り巻く人たちと出会うことにより、 自分自身の心と向...

映画がとても良かったので原作を読みたくなり手に取った一冊。 家族を失ってしまい心に色がなくなってしまった青山は 偶然バイト先で水墨画の巨匠、篠田湖山と出会う。 その出会いは偶然なのか、必然だったのか・・・ 青山は水墨画と水墨画を取り巻く人たちと出会うことにより、 自分自身の心と向き合っていく・・・ 原作と映画は少し異なる点もありましたが、 どちらも本当に素敵な作品でした。 水墨画の知識がなくてもスラスラと読めます。 そしてとにかく登場人物全員が優しい。 生きていく上で辛く哀しい出来事もあるけれど、 不幸だと思ってしまう時もあるけれど、 一度立ち止まって周りを見渡すと、 もう会えないけれど遠くで見守ってくれている人、 すぐ傍で気にかけてくれる人、本気でぶつかってくれる人、 たくさんの人が自分の周りにいてくれると気づけた瞬間、 幸せなんだと思えるのではないかなと。 乗り越えていけるのではないかなと思える作品でした。

Posted byブクログ

2023/09/10

映画化されたり賞とったりしている話題の作品との事で期待値上げすぎて読んでしまった。 主人公の青山霜介は17歳で両親を事故で亡くしているのだが、優しい叔父夫婦に面倒を見てもらって、両親の遺産を使って私立大学へエスカレーター式に入学し、1人暮しのマンションを借りて大学生活をおくる。 ...

映画化されたり賞とったりしている話題の作品との事で期待値上げすぎて読んでしまった。 主人公の青山霜介は17歳で両親を事故で亡くしているのだが、優しい叔父夫婦に面倒を見てもらって、両親の遺産を使って私立大学へエスカレーター式に入学し、1人暮しのマンションを借りて大学生活をおくる。 そこで、水墨画の巨匠と出会い弟子にしてもらって(自分で頼んで無い)、理解有る兄弟子や他の水墨画の人達からも教えて貰って…と何とも都合が良い展開に私のひねくれ心が『何かこいつ応援したくない』って思っちゃった。 水墨画の話なので、恐らく一心不乱に水墨画に取り組める環境設定を考えたのでしょうが。 主人公のキャラはいまいち私には響かなかったけど、水墨画の描写は素晴らしい! 初めて知る言葉は調べて、水墨画の画像を観て非常にワクワクしました。 水墨画を多くの人に知って貰う作品としてはお勧めです。

Posted byブクログ

2023/09/06

湖山先生が書いた葡萄の樹が見てみたい。自分の心の内側を意識させる、湖山先生の濃い生命感を感じる揮毫ってどんなものなのか。 とはいえ、西濱さんが好きです!さらっと名言連発するの素敵すぎます。

Posted byブクログ

2023/11/22

ある日誰かのTwitterの投稿で書店員さんにオススメの本を聞いたらこちらの本を紹介され、読み終わった後に心が洗われた。というような感想を見て書店で購入して読みました。 文章の中に色んな色が溢れていて、モノクロの世界に色を想像し、主人公が成長していく過程でどんどん心が洗われてい...

ある日誰かのTwitterの投稿で書店員さんにオススメの本を聞いたらこちらの本を紹介され、読み終わった後に心が洗われた。というような感想を見て書店で購入して読みました。 文章の中に色んな色が溢れていて、モノクロの世界に色を想像し、主人公が成長していく過程でどんどん心が洗われていくような素敵な作品です。 この本を読んで水墨画の展示会に行きたいと思い早数年。住んでいる地域ではその様な展示会が無く機会に恵まれれば足を運んで見に行きたいです。 私の人生で今まで読んだ本の中で1番心に残る作品となりました。 今でも定期的に読み返してはやっぱり素敵な作品だなと改めて思います。 追記 最近Netflixで映画が公開され気になっていたため見てみました! 水墨画が実際に描かれていく様子が見れてより文章から受けるイメージが鮮明になりました(^^) しかし、個人的には本の方が面白かったです!

Posted byブクログ

2023/08/29

全く水墨画と縁のなかった学生(深刻なメンヘラ)が、ある日突然水墨画の巨匠に出会い、ちょっとの会話だけでなぜか才能を見出され、マンツーマンでレッスン受けれてあれよあれよとなんかいろんな水墨界の偉大な先生達からも評価されていって...ってのが、ちょっとサクセスストーリー過ぎて自分には...

全く水墨画と縁のなかった学生(深刻なメンヘラ)が、ある日突然水墨画の巨匠に出会い、ちょっとの会話だけでなぜか才能を見出され、マンツーマンでレッスン受けれてあれよあれよとなんかいろんな水墨界の偉大な先生達からも評価されていって...ってのが、ちょっとサクセスストーリー過ぎて自分には合わんかったです。

Posted byブクログ