わたしのいないテーブルで デフ・ヴォイス の商品レビュー
シリーズ第四弾。 コロナ禍にあって、その世相を反映した内容に共感しました。だけでなく、小さな?事件から、多くの方が実感されているという、「ディナーテーブル症候群」を取り上げてテーマにされたところ、興味深く読ませていただきました。 これは、続編をぜひ読みたいです。
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シリーズのファン それぞれの人間模様がとてもしっかりしていて、聴覚障害者、ろう者、手話、、、分かりやすく、それでいて違和感なく書かれている!
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「デフ・ヴォイス」一巻目からの 読者です。 いつものことながら いろんなことを考えながら いろんなことを思いながら 読み進めることに なってしまう デフの方たちだけでなく 社会的に弱者にされてしまう 人たちのことを 重ね合わせながら 読んでしまう 今回は コロナ禍の真っただ中...
「デフ・ヴォイス」一巻目からの 読者です。 いつものことながら いろんなことを考えながら いろんなことを思いながら 読み進めることに なってしまう デフの方たちだけでなく 社会的に弱者にされてしまう 人たちのことを 重ね合わせながら 読んでしまう 今回は コロナ禍の真っただ中 という時間設定がある分 臨場感がより溢れている 気がしました
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2021/08/31リクエスト 3 ディナーテーブル症候群、初めて知った言葉。 でも、それより、確かにその通りなのに、そのことに気づかなかった自分が情けない。 知らないことばかりだった、今回も。 聴者夫婦に産まれたろう者の、瞳美。 だんだん物がわかるようになってきて、さまざ...
2021/08/31リクエスト 3 ディナーテーブル症候群、初めて知った言葉。 でも、それより、確かにその通りなのに、そのことに気づかなかった自分が情けない。 知らないことばかりだった、今回も。 聴者夫婦に産まれたろう者の、瞳美。 だんだん物がわかるようになってきて、さまざまな葛藤が、本人の中にも芽生えるのだろう。 自分の知らない言語で喋っている人。 みゆきの母は、口語を発声させることに一生懸命。 それを教えられた瞳美は、自分で、ママ、とみゆきに向けて発語する。 アーアーとしか聴こえない、でもみゆきにとっては初めて聴いた、娘の自分を呼ぶ声。 でも、それを聴くことより、きちんと手話を身につけて生活できる環境を整えたいと思う、母親の気持ち。 瞳美の家族は手話で話をするから、彼女が除け者にされてると感じることは、あまりないのかもしれない。 けど、今回、荒井がNPO法人から、女性ろう者が起こした傷害事件の弁護団への通訳としての参加を求められる場面で知ったこと。 ろう者の気持ち、みんな同じディナーテーブル症候群を抱えていることに、本当に驚いた。当たり前のことなのに。 小さな頃から家族と深い話はしてこなかった、できなかった。そして手話を使うことを親から拒否された、親が学んでくれなかった、手話はバカになる、そういうふうに思われ育ったろう者の子どもは、障害を持ちながら、もっとたくさんの重荷を背負わされている。 今後、瞳美が成長するにつれ、荒井の家ではまだまだ問題が溢れ出るのだろう。 丸山正樹さん、次はどうするか、当事者でない自分が、などと言わず、荒井家の今後を描いてください。 とてもいい本だと思います。 知らないことを、本を通して教えてくださってありがとうございます。 自作も楽しみにしてます。
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手話通訳士と言う職業があるのを初めて知りました。心の中に残るセリフで『私一人家族であって家族じゃなかったみたい』手話の奥深さ、ろう者の苦労をしみじみ感じました。瞳美の発言に対するみゆきの心情が痛々しかった。手話とろう者のことを考えながら読んでほしい感動作です。
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