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ソニー再生 の商品レビュー

4.2

104件のお客様レビュー

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2022/03/02

ソニー再生時のCEOであった平井さんの著書。 「異端のリーダーシップ」というタイトルを良い意味で裏切る真っ当なリーダーシップについて書かれている内容。 もちろん真っ当な(つまりはオーソドックスな)リーダーシップは、頭で理解できても、ここまでやり切る方は稀有な方なのだと思う。 平井...

ソニー再生時のCEOであった平井さんの著書。 「異端のリーダーシップ」というタイトルを良い意味で裏切る真っ当なリーダーシップについて書かれている内容。 もちろん真っ当な(つまりはオーソドックスな)リーダーシップは、頭で理解できても、ここまでやり切る方は稀有な方なのだと思う。 平井さんのような経営者がいるということは、勇気をもらえる内容であり、会社組織に希望が見えてくる内容であった。 印象に残ったのは、下記の通り。 ・リーダーに必要な資質は、 方向性を決めること。そして、決めたことに責任を取ること。 分からないことを分からないと口に出し、「だったらサポートしましょうか」と部下たちに思ってもらうこと。 ・自分は社内の選挙で選ばれるのか?自分に問い掛ける。 ・経営者は、EQが高い人間であれ。 ・まずは成功した状態をイメージする ・社長講話では、事前に社員から質問を集めて歯科医が読み上げることはしない。予定調和に思われる。 ・大事なのはこちらからの期待を伝える。頑張りに対して、ちゃんと見ているぞと示す。 ・責任は私が取ると明言する。 ・主張は食い違ってこそ止揚する。

Posted byブクログ

2022/02/23

平易な語り口に、ハッとする考え方が散りばめられている。 読み返すたびに、気になるところが変わりそう。 ちなみに、著者の頭の中は、日本語なのかな、英語なのかな?

Posted byブクログ

2022/02/20

組織が崩壊していたソニーコンピュータエンターテイメントアメリカ、プレステ3で失敗したソニーコンピュータエンターテイメント、そしてソニーと3度のターンアラウンドを経験 アメリカと日本を行き来した少年時代。どこに行っても異邦人であった 社員と信頼関係を築き、困難に立ち向かうには、異な...

組織が崩壊していたソニーコンピュータエンターテイメントアメリカ、プレステ3で失敗したソニーコンピュータエンターテイメント、そしてソニーと3度のターンアラウンドを経験 アメリカと日本を行き来した少年時代。どこに行っても異邦人であった 社員と信頼関係を築き、困難に立ち向かうには、異なる意見にもオープンに耳を傾けるEQが必要 ソネットを完全子会社化し、転籍していた吉田氏を三顧の礼でCFOに迎える

Posted byブクログ

2022/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

業績が低迷していたソニーを見事に復活させた平井氏がその逆転劇の要点を凝縮させた一冊。 困難な状況である程、強烈に成功のイメージを持ち、社員のやる気のマグマに火をつける事を続ける事で状況を打開してきた筆者。 私が感銘を受けた点は以下の通り ・コストダウンの議論は、高コストの部材をリストアッ  プし、順番にいつまでにどうすればコストダウン出来  るのかを検討していく。議論が堂々巡りになろうが、  とにかく繰り返し徹底的に話し合う事以外、道はない。 ・自社ブランドの1番のファンである事を現場に伝える。   直接エンジニア達からアイデア(自慢話)を聞    き、面白いものには「すごいね!」と思っている事を  率直に話す。突っ込みどころがあるアイデアでも、改  善すべき点を示し、次回進捗を報告してもらうように  する。そうする事でエンジニア達に「ちゃんと見てい  るぞ」と言う事を姿勢で示す。 ・リストラや事業売却等の「痛みを伴う改革」を断行す  ると同時に、アイボの様な最新の技術を駆使した遊び  心のある商品にもチャレンジする。そうする事で「  ソニーってこう言うことができる会社だったよな」と  言う感覚を社員達に取り戻してもらう。 ・どんなに優秀な人でも、あるビジネスの全てを知り尽  くすことなど不可能。「異見を言ってくれるプロ」を  探し出して自分の周囲に置く事はリーダーとして不可  欠。 ・ソニーを世界的な企業に育て上げてきた先達の方々の  努力には敬意を払うべき。しかし、時として偉大な成  功は、その後の成長を阻害する要因になりうる。今の  方向性は現役の経営者が決めるべき。 業務効率化を経営層から強く求められる現場で仕事をしている私自身、経営者の考え方を知る為に非常に参考になった。現場で結果を残すと共に、経営者に刺さる提案をして大きな仕事をしたいと思っている方にオススメ。

Posted byブクログ

2022/02/12

リーダー論や人生論がこうだ!と潔く述べられているのが気持ちいい。小さい頃のご苦労も糧となっているのかもしれないな。

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2022/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わかりやすくシンプルな良書 難しい用語を極力使わずに書かれているので、とてもわかりやすくこれまでの平井さんの人生経験を読むことができました。 リーダーシップとはなにか、EQが高くあれ、など色々と学んで考えることが出来ました。 1度決めたらぶれずにやり遂げる、という信念はとても共感します。 また人の話をよく聞いて異見を求めるなども良い考えだと思いました。 自分の中で考えをアップデートして応用させたいなと思いました。

Posted byブクログ

2022/02/02

めちゃくちゃ面白い一冊です。 SONYの歴史。改革。 日本を代表するSONYである理由がよく分かる。 「Where there is will, there is way.(意志あるところに道が開ける)」というのが、私の信念だ。

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2022/01/30

ソニーの前社長で現在シニアアドバイザーの平井一夫氏がソニーに入社してから社長として経営やブランドを再建していった際の施策や心境やリーダーとしての心構えについて書いた一冊。 ソニーの音楽の部門であるCBS・ソニーに入社し、そこから紆余曲折を経てたまたまゲーム部門に転じたところから...

ソニーの前社長で現在シニアアドバイザーの平井一夫氏がソニーに入社してから社長として経営やブランドを再建していった際の施策や心境やリーダーとしての心構えについて書いた一冊。 ソニーの音楽の部門であるCBS・ソニーに入社し、そこから紆余曲折を経てたまたまゲーム部門に転じたところから時代の変化と共に社長として手腕を発揮しブランド価値を築いていった著者の姿を本書で知ることができました。 帰国子女として海外と日本を行き来した学生時代からソニーに入社してSCEAとSCEでトップとして社員を率いていく立ち居振る舞い やテレビなどの主流のエレクトロニクス部門からの転換を求められる中でプレイステーション3の存在意義をはっきりとさせることと徹底的なコストダウンによる黒字化へ向けた動き、ハッキング攻撃時の謝罪対応など顧客に向き合うトップとしての対応や社長就任時の「KANDO」をキーワードに社員一丸となって進むことやテレビ事業の価格競争からの脱却やパソコンのVAIO事業の売却なども立て直しに向けて奔走する姿も知ることができました。 リーダーとして退社の宣告は必ず自身が行うことや異見を聞くべく自信のプライベートもさらけ出して社員の信頼を得る姿は再建するにあたり影響を与えたと感じました。 丸山氏や久夛良木氏やSCEAのアンドリューハウス氏や後任となる吉田氏などなど心強い上司や仲間を得たことも氏のここまでの歩みを支えたことにつながったのだと感じました。 そんな本書でもJALの西尾氏とのエピソードやスティーブ・ジョブズ氏とのエピソードは印象に残りました。 リーダーとして一度決めたことは貫徹することや社員の声をよく聞くことなどを大切にして進んできた著者が貧困の解消に向けた社会貢献の取り組みに期待したくなると共にモバイルや映画など次の芽となる事業の台頭でますます躍進するソニーの今後も楽しみになる一冊でした。

Posted byブクログ

2022/01/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

絶対映画化してほしい。 ■ソニー再生 *ソニーショック   ・2003年ストップ安・Appleの時代 *復活  ・2018年7348億円収益・20年ぶり最高益 *3度の再生   ①SCE(ソニーエレクトロニクス)アメリカ再生 *日米生活 ・小1NY・小4日本・中1カナダ・中3日本  ・高1サンフランシスコ・高3日本アメリカンsc ・ICU・CBSソニー入社 *PS人気 ・NY転勤(係長)アメリカに合った売り方→爆売れ ・クタラギケンのPS *SCE再生 ・1on1ミーティング ・経営層リストラ ・クリエーターファースト(質) ②SCE再生 *2003年ソニーショック ・AppleとSAMSUNG ・インターネット *2006年PS3機器 ・クタラギの夢 盛込すぎ→6万円の価格→高い ・2300億赤字→見つめ直してゲーム機として売る *SCE再生 ・5〜10人ランチ会(ヒアリング→方針) ・コストカット会議(現場にいる→説明) ③ソニー再生 *社長就任 ・4銃士→副社長→社長 ・4500億円最大赤字 エレクトロニクス8年赤字 *エレクトロニクス改革 ・世界ミーティング(方針) ・テレビ再生(質) ・PC売却(説明) ★聞く力 ★クオリティー主義 ★現場に足を運ぶ  

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2022/01/24

現役を退いて数年経つが、まだリーダーシップ論みたいなビジネス書に惹かれて読む。 50年近く前に買ったラジカセはSONY、40年くらい前にはウォークマンにカセットを入れて音楽を携帯した。 思い入れがあったSONYが苦境に陥り若い経営者が就任した事は知っていたが、その人が著者だったと...

現役を退いて数年経つが、まだリーダーシップ論みたいなビジネス書に惹かれて読む。 50年近く前に買ったラジカセはSONY、40年くらい前にはウォークマンにカセットを入れて音楽を携帯した。 思い入れがあったSONYが苦境に陥り若い経営者が就任した事は知っていたが、その人が著者だったとは…。 当たり前の事が書いてあったが、その当たり前の事がなかなか出来ない。また聞き役に徹する事もなかなか出来ない。上にいけばいくほど一過言の持ち主が多く、自分の思いを滔々と述べるのが普通。 一方の雄Panasonicはまだ不振に喘いでいる。頑張ってほしいね。

Posted byブクログ