ソニー再生 の商品レビュー
平井氏は日本の大企業の元社長とは思えない爽やかな印象。異見を大事にすること、現場のエンジニア一人一人と話をすること、相手が話しやすいように気を使うこと等参考になった。 オンとオフを明確にし、趣味には没頭する、自分の人生を生きるというロールモデルでもあるように思う。
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最高傑作! 三度の企業再生を実践し、成功させた経営者はいない。 アンチ権威主義 本質を洞察し シンプルな結論 決断と実行そして責任を取る この30年日本の停滞が言われて久しいが、結局「経営者の問題」。 コンプラ・ガバナンスと言っているうちに、本質からどんどん乖離してしまった。
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日立を変えた異端児の物語(69歳の再登板)に続いて、SONYを変えた異端児の物語(子会社採用、そして帰国子女の抜擢等)であります。前任社長が英国人という事もあり、英語が母語(バイリンガル)の平井さんにはチャンスがあった、という事かも知れませんが、危機に際しては、異端児が求められる...
日立を変えた異端児の物語(69歳の再登板)に続いて、SONYを変えた異端児の物語(子会社採用、そして帰国子女の抜擢等)であります。前任社長が英国人という事もあり、英語が母語(バイリンガル)の平井さんにはチャンスがあった、という事かも知れませんが、危機に際しては、異端児が求められる、というのは、日立であれ、SONYであれ、変革への定石なのでしょうか。先日、亡くなった出井さん(危機に直面した社長)が変えようとして、変えられなかったSONYの文化(ジリアンテットのよればサイロ文化の塊の会社等)をどう変えたのかは、読んでいても、良く判らない。危機を抜けたSONYが、本当に変わったのか、平井退任後の道筋を気にしつつ、読んだ次第です。
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私はソニーに関心を持たなくなって久しいが、復調しつつあるソニーがどういう経緯を辿っているのか、ちょっと興味があった。 平井氏は入社はCBSソニーで、エレクトロニクスが本業のソニーでは完全に傍流の方でした。しかし本業が振るわない中、プレイステーションが大当たりし「ちょっと手伝って」...
私はソニーに関心を持たなくなって久しいが、復調しつつあるソニーがどういう経緯を辿っているのか、ちょっと興味があった。 平井氏は入社はCBSソニーで、エレクトロニクスが本業のソニーでは完全に傍流の方でした。しかし本業が振るわない中、プレイステーションが大当たりし「ちょっと手伝って」となる。それがただの手伝いに終わらず米子会社の立て直しに始まり、プレステとともに歩んでソニー社長になる。この本で何度か言及されているが、一貫してIQよりEQを重視するやり方で、人を動かしてきたのだろう。 この方のソニーでの経緯が描かれているため、ソニーの他の事業分野についてはわからないことばかりだが、社内昇格でこのような方がトップに就くという点では、会社は健全だと言ってもいいと思うが、かつての輝いていたソニーを考えると、まだ再生は道半ばだと思う。現時点でも、会社全体が時流に乗りきれていない感が否めない。 第一線を退いた後は、子供の貧困や教育格差の解消に注力されるとのこと。私はむしろ、平井氏が今後その分野でどのように活動されるのかに興味がある。
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仕事をする上での心のバイブルになった一冊。 文書も読みやすくて楽しみながら平井さんの経営哲学を学べる。 PlayStation1から4までの開発裏話も知れて大変興味深い。
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とても参考になります。平井さんの人柄の出た口調で読みやすく、社長として、リーダーとして、一人間として今後の社会人生活の参考になります。 知ったか振るのではなく、分からないことは分からないと伝え、相手から教わる姿勢。社員と同じ立場に立って異見を聞く。リーダーとして、方向性と最終責任...
とても参考になります。平井さんの人柄の出た口調で読みやすく、社長として、リーダーとして、一人間として今後の社会人生活の参考になります。 知ったか振るのではなく、分からないことは分からないと伝え、相手から教わる姿勢。社員と同じ立場に立って異見を聞く。リーダーとして、方向性と最終責任を持ちつつ、部下が仕事をしやすい環境作るなど、当たり前の事ですが、このソニーという巨大企業で実践し、結果を残すことは並大抵ではないでしょう。社長と聞くと、上り詰めて悠々自適なイメージがありますが、改めて会社で一番苦労している方という印象に変わりました。 今、ソニーが復活しているのは平井さんの立て直し所以なのでしょうか。とても参考にしたい歩み方です。 ただ、現在のソニーの業績が平井さんによる改革の所以なのかどうかが最後まではっきりしませんでした。そこは自分で調べるということでしょうか。
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読みやすい語り口で一気に通読。SONYをどのように赤字から脱したかをその生い立ちから振り返る。EQの高い経営者として社員のやる気を引き出すリーダーシップについて繰り返し言及されている。一消費者として外から見ていた側としては、あんなことやこんなこと、確かにニュースで聞いてたけれど、...
読みやすい語り口で一気に通読。SONYをどのように赤字から脱したかをその生い立ちから振り返る。EQの高い経営者として社員のやる気を引き出すリーダーシップについて繰り返し言及されている。一消費者として外から見ていた側としては、あんなことやこんなこと、確かにニュースで聞いてたけれど、その裏にこんな決断があったのか、、、と知ることができた。SONY製品好きならより楽しめる本だと思います。
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行き詰まった大企業を再生できる新しい時代のリーダー像は、この平井一夫さんのようなEQの高い人なのかも。MSのサティア・ナデラもこのタイプに見える。
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非常に分かりやすい文章で書かれていて、激動の時代を駆け抜けたストーリーも読み応えがあり面白かった。 リーダーの心の知能指数(EQ)に重点を置いており、従業員との双方向の対話をとても大事にさせていたことも非常に共感した。 何よりも素晴らしいと思ったのが、潔さ。 自分の役目をしっ...
非常に分かりやすい文章で書かれていて、激動の時代を駆け抜けたストーリーも読み応えがあり面白かった。 リーダーの心の知能指数(EQ)に重点を置いており、従業員との双方向の対話をとても大事にさせていたことも非常に共感した。 何よりも素晴らしいと思ったのが、潔さ。 自分の役目をしっかりと見定めて、地位に恋々とせずに、次なる人へバトンタッチする流れは経営者じゃないとしても見習いたい。
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成功談のビジネス書として素晴らしかった。 日本を代表する大メーカーをどん底から再生させた経営者は、近年で言えば日立の川村さんとこの平井さんかなと思っている。 ストリンガー時代に四銃士に選ばれ、社長となってもエレキのわからない平井でソニーは終わると言われてたのもしっかり記憶している...
成功談のビジネス書として素晴らしかった。 日本を代表する大メーカーをどん底から再生させた経営者は、近年で言えば日立の川村さんとこの平井さんかなと思っている。 ストリンガー時代に四銃士に選ばれ、社長となってもエレキのわからない平井でソニーは終わると言われてたのもしっかり記憶しているが、みるみるうちに劇的な再生をして引き際も見事に吉田さんに引き継いだ。 このV字回復と見事なソニーのブランドが輝きを取り戻した雰囲気はなんとも凄まじかったが、この舞台裏がわりと鮮明に書かれてるのでKANDOする。 個人的に日立株を安値で売却し、格安のソニー株かパナソニック株の購入で迷った挙句パナ株を買った悔しい思い出とリンクしてしまったのは余談だ笑
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