ソニー再生 の商品レビュー
まだリーダーの立場ではない人にとっても、リーダーがどうあるべきかの学びになる。 また、人生何が起こるかわからないけど一つ一つの出来事に意味があるんだなと思わされるし、目の前のことをきちんと頑張ろうという気にもなる。 何か大きなプロジェクトのリーダーに抜擢されることがあればもう一...
まだリーダーの立場ではない人にとっても、リーダーがどうあるべきかの学びになる。 また、人生何が起こるかわからないけど一つ一つの出来事に意味があるんだなと思わされるし、目の前のことをきちんと頑張ろうという気にもなる。 何か大きなプロジェクトのリーダーに抜擢されることがあればもう一度読み直したい。 まずはメンバー一人ひとりの意見に耳を傾けるのが大事。
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YouTube大学を見てから読みました。 非常にわかりやすく、丁寧な文体で書かれており、ソニー再建にかかるドラマがとてもわかりやすく表現されていました。 一方で筆者の人柄や性格がよく表されており、意図して普通と表現していたと思いますが、いかに実行する、実現するかが難しいことか、、...
YouTube大学を見てから読みました。 非常にわかりやすく、丁寧な文体で書かれており、ソニー再建にかかるドラマがとてもわかりやすく表現されていました。 一方で筆者の人柄や性格がよく表されており、意図して普通と表現していたと思いますが、いかに実行する、実現するかが難しいことか、、、すごい人だと思いました。
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大きな結果を出したビジネスマンから学ぼうの気持ちで読了。異見を聞く(できる限り自ら足を運んで直接)、最後までやり抜く、責任はリーダーが取る。階層は違えど真似できることはすぐに取り入れたい。
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タイトルまんま、ソニー再生を行ったリーダーの軌跡本。(あと現在の社会貢献事業の紹介もしたかったらしい) 良かった点 サブタイトル「異端のリーダーシップ」とあったのでどんだけ激烈なのかと思いきや、それが自分にできるかどうかは置いておいて、よい意味で改革は真っ当というか普通。先延ばししない、後出しじゃんけんしないという行動ができる所はカッコイイ大人だなあと思った。 よくなかった点 辛かったこともちょこっと書いてあるけどまぁまぁさらっと流されていて、話として物足りない感はあった。(まあ存命の関係者も多そうだし、まだまだ話しにくいこともあるよなーというのは分からなくもない)。あとSCE、SAP等々、社内略語が多くて途中で何だっけ??となりがちなのでアホ読者向けに略語まとめがあればよかったかも。 総評 明朗な人で生い立ち通り、日本のというよりアメリカぽいリーダーだなあと思った。あと会社が大きくなっても、というか会社が大きくなるからこそ、皆を束ねる動機付けというか方向性って重要なんだなあと思った。(ただしKANDOはモノづくりには向いてても金融部門は難しそうだなーと思ったり)。 リーダーになる予定はないんで実生活に生かすとしたら、先延ばししない、かなぁ。せめてひとつづつでも面倒くさい色々を前に進めていけたら、少しはスッキリできるかもしれないなーと思う。
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5000億円を超える赤字の中、CEOに就任し、わずか数年で過去最高益を達成する見事なターンアラウンドを実現した平井一夫さん。本書ではさらに、ソニーコンピュータエンタテインメントアメリカの建て直し、Playstation3で大きな損失をたたき出したソニーコンピューターエンターテイメ...
5000億円を超える赤字の中、CEOに就任し、わずか数年で過去最高益を達成する見事なターンアラウンドを実現した平井一夫さん。本書ではさらに、ソニーコンピュータエンタテインメントアメリカの建て直し、Playstation3で大きな損失をたたき出したソニーコンピューターエンターテイメントの建て直しという合計3つのターンアラウンドでの平井さんの自伝的な内容が含まれています。 いずれのターンアラウンドでも論理的で精緻な戦術や戦略といった話ではなく、①ひたすら人の話を聴き、②人を鼓舞するようなゴールを示、③トップ自ら解雇通告や事業撤退、コストカットなど人が嫌がる仕事をやり遂げる、3つのことを愚直にやり続けた結果だったことが本書で明かされています。幼少期、青春期の米国=日本の行き来する生活で、異邦人として扱われた経験もその姿勢に活かされているように思いました。 外を見れば先行き不透明な市場環境、内を見れば組織内でのセクショナリズムや一体感の喪失が進んでいるような時代では、平井さんのようなEQの高いリーダーがますます求められると思います。素敵なリーダーだと思いました。
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「ソニータイマー」なんて囁かれていた時期から、直近でいち消費者として「LSPX(単焦点プロジェクター)かっこいいな」「PredictionOneいけてるな」と思うようになるまで、ソニーの経営数値はあまり追わずともソニーが変化した印象があったのだが、その変遷の時代の社長であった平井...
「ソニータイマー」なんて囁かれていた時期から、直近でいち消費者として「LSPX(単焦点プロジェクター)かっこいいな」「PredictionOneいけてるな」と思うようになるまで、ソニーの経営数値はあまり追わずともソニーが変化した印象があったのだが、その変遷の時代の社長であった平井さんの著書。 彼の中にある(特に非常時の)リーダーとしての資質はどこに根源があったのか、とても理解できる。節々からEQを大事にされていることが伝わる。
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新卒で日産にいくか、CBSソニーに行くか悩んでいた筆者に対して、父親が「いいか。自動車メーカーに行ったらおまえが課長くらいになるころにはもう、アフリカでジープを売るしかなくなっているぞ」という表現をしたのがめちゃめちゃ面白い つまり、クルマは1人で何台も持たないが、ソフトは無限の可能性がある、ということ 先見の明があるし、表現がユーモアに満ちてる
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ロバート・アイガーのディズニーCEO本も、企業復活の話だったし、少し前のIBMの巨像も躍るも企業復活。 この手の話は、老舗企業が持つジレンマに対して、どう対応していったのか?が赤裸々に書かれているが、本書も同様の展開。このソニー再生は、平井さんの個人的な生い立ちや思考が書かれてい...
ロバート・アイガーのディズニーCEO本も、企業復活の話だったし、少し前のIBMの巨像も躍るも企業復活。 この手の話は、老舗企業が持つジレンマに対して、どう対応していったのか?が赤裸々に書かれているが、本書も同様の展開。このソニー再生は、平井さんの個人的な生い立ちや思考が書かれていて、上記の本より著者本人の深い思考のパターンみたいなものにフォーカスが当たっていた印象。アメリカ本は、ビジネスが中心に据えられて展開されるので分量も倍くらいあるが、この本は平井さん個人に光が当てられているし、日本企業が持つ人依存の良い面と、大規模なリストラとそれに応じたOBたちのお叱言など、日本人の振る舞いなんかも書かれているので、これは英訳して海外でも出版して欲しい。
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心が熱くなる、感動の一冊! 今年一番心に刺さった本 僕は恥ずかしながら正直に言って、そこまでソニーの事を知らない。 テレビ、ミュージック、生命保険といったグループがある大企業といったイメージだった。 先日、ニュースで出井さんという方の訃報を目にした。 ニュースでとりあげられる...
心が熱くなる、感動の一冊! 今年一番心に刺さった本 僕は恥ずかしながら正直に言って、そこまでソニーの事を知らない。 テレビ、ミュージック、生命保険といったグループがある大企業といったイメージだった。 先日、ニュースで出井さんという方の訃報を目にした。 ニュースでとりあげられるくらいの人物が率いていたソニーが、どんな会社なのか興味があり、本書を手にとった。 著書の平井さんが書かれたこの本は、エレクトロニクス絶世期から凋落したソニーを、なぜ復活できたのか、とうドキュメンタリーだ。 本物の経営をしていた人だから、言葉に説得力がある、重みが違う。 厳しい事を告げる、判断するときの空気まで伝わってくるようだった。 僕は経営者ではないが、世の中のリーダーにとっても役立つ事はかなりあるはず(実際、読み終わった本には、ボールペンの線と付箋がベタベタだ) ○リーダーに必要な能力は、IQだけではない。心の指数EQが高いことも必須条件 ○辛いことは、部下に押し付けず必ずリーダー自らが行う ○自分で考え決断し、責任をとる ○異見を言える人のグループをつくる 読んで心が熱くなる一冊だった。
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「この人なら考え方が違っても自分の意見を聞いてくれるはずだ」 と思ってもらえるかどうか、EQ(心の知能指数)の高さは自分の成長においてとても重要。著者は「」のように思ってもらえなければ、周囲と人たちの本心からの「異見」を得ることはできないと語る。どんな意見でも、誰からの意見でも...
「この人なら考え方が違っても自分の意見を聞いてくれるはずだ」 と思ってもらえるかどうか、EQ(心の知能指数)の高さは自分の成長においてとても重要。著者は「」のように思ってもらえなければ、周囲と人たちの本心からの「異見」を得ることはできないと語る。どんな意見でも、誰からの意見でも耳を傾ける姿勢が様々な意見を引き出すきっかけとなり、幅広い角度から物事を見るヒントを得ることにも繋がる。 ソニーグループ前CEOの平井さんが語るソニー再生物語と、これから取り組みたい子どもたちの貧困と教育格差について。メインはソニーに勤める中で関わってきたプロジェクトや、どのようにしてソニーを立て直したかが記されています。「KANDO」を目指して走ってきた平井さんの当時の覚悟とブレない軸が伝わる1冊。過去の話だと言われればそれまでだけど、こういう企業ストーリーや経営者のエピソードから学ぶものは多いと思っています。
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