無(最高の状態) の商品レビュー
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「この本の目的は、あなたの不安や心配事をクリアにし、あなたが生まれ持つポテンシャルを取り戻す」 「「いまを楽しもう」「とにかく行動しよう」で解決するなら苦労しない」 という紹介に惹かれて読了。 導入にはとても惹かれたけれど、私には内容が難解だった。 順を追って、ワークも詳しく紹介してくれているけど、神経科学と脳科学をもとにしてる分細かすぎて、まったくできる気がしない。 ただ、いくつか頭に残った言葉があるのでメモ。 ・心配事の97%はおこらない ・人類はみな生まれつきネガティブである。 ★真の苦しみは"二の矢"がささるかどうか(反芻思考) ・すべての苦しみは「自己」=生存用のツールボックスに行きつく ★自己は物語(脳が生み出したシミュレーション)で構成されている =メンタルが強い弱いの問題ではない =架空の概念なので「ありのままの自分」を探すのは困難 ★状態を整えるには「感情の粒度をあげる」 =感情のラベリング、新しい言葉を学ぶ ・「苦しみ=痛み×抵抗」なので、上手に降伏する(現実を受け止め正面から向き合う。) ・無我を達成するには、 「停止」…限界まで物語の強度を下げる 「観察」…物語を現実から引き離す
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○どのように自分が感じたのかを程度をこまかくして言語化する。 感じの程度が粗いと脳が 混乱する。 ○ほとんどのことは自己が抱そうした もので90%は起こらないこと である。 ○悪法に対して実はそういう行動をとらなくてもいいのでは別の選択肢を考えることができるとよい。
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これまで、私は自己というものがこの世界に存在しているのだと思っていた。 しかし、本著では、自己とは、「特定の機能の集合体」に過ぎないということが指摘されている。 さらに、人間は自分の周りの世界を物語として知覚し、“現実”を作り上げているという主張も刺戟的だった。 これからは...
これまで、私は自己というものがこの世界に存在しているのだと思っていた。 しかし、本著では、自己とは、「特定の機能の集合体」に過ぎないということが指摘されている。 さらに、人間は自分の周りの世界を物語として知覚し、“現実”を作り上げているという主張も刺戟的だった。 これからは、自分の世界に対する認知の仕方に意識的になり、無用な苦痛を感じないように生活をデザインしていこうと思う。
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パレオさんの本は大好きだ。 特に「最高の体調」は人生を変えてくれた本で、しょっちゅう読み返す。 本作も大変興味深い内容だった。 「無」になることが大切なのは分かった。 そのためのいろんなワークがかかれているのだけど、このワークが大変すぎる。 実際1つもできない。 もっと実生活に落...
パレオさんの本は大好きだ。 特に「最高の体調」は人生を変えてくれた本で、しょっちゅう読み返す。 本作も大変興味深い内容だった。 「無」になることが大切なのは分かった。 そのためのいろんなワークがかかれているのだけど、このワークが大変すぎる。 実際1つもできない。 もっと実生活に落とし込んだ感じになればありがたい。それは各々がするべきことではあるのだけど。
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大抵の心配事は起こらないから心配事をクリアにすることから始めなければならない。また、人間はポジティブよりネガティブの影響を受けやすい。このことから、本書における物事をありのままに受け取るタスクを練習することで、不快な思考や感情からいったん距離を置ける。
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感想 風に吹かれるまま。あえて抵抗はせずに起きたことに対処する。その時の自分の状態を常に観察しつつ。感情に流されずに冷淡な態度を維持する。
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気にしいな人や心配性な人は読んでみるとよいと思います。 心配事の97%は実際に起こらないというデータがあるらしいです。 「いや、それなりに起こったと思うけど」と私は過去の記憶から思いましたが、それも膨大な心配事からすれば氷山の一角ということなのでしょうか。 そもそも人間は「幸福」...
気にしいな人や心配性な人は読んでみるとよいと思います。 心配事の97%は実際に起こらないというデータがあるらしいです。 「いや、それなりに起こったと思うけど」と私は過去の記憶から思いましたが、それも膨大な心配事からすれば氷山の一角ということなのでしょうか。 そもそも人間は「幸福」になるようにできておらず、苦しみがデフォルトだそうです。本書はその「苦しみ」の正体を紐解き、どのように対策をとればよいか書かれています。 ざっくり「苦しみ」の正体を言うと、余計なことを考えるから(二の矢)苦しむのだ書いてあります。そしてその対策としては『降伏』が有効。「幸福には降伏」ってことですね。 やりかたとしては脳のリソースを他のことに使って、余計なことを考えないこと『停止』、しょうもないことをいたずらに「自分ごと化」せず、受け入れつつ『観察』することだといいます。これが本書のタイトルである『無』という状態です。 本書では『脳の物語製造機能』という生存本能からくるメカニズムについて書かれており、この機能の程度が「苦しみやすい人かどうか」につながるそうです。これを緩和するトレーニングも書かれていましたが、色々あってどれかに絞って実践するとしてもなかなか面倒そうです。そういったトレーニングをやっているコミュニティがあれば参加してもいいかと思いますが、いまのところ見つかりませんでした。 いずれにせよ、自分の苦しみを論理的・客観的に捉えられるきっかけになる本ですので、生きづらい人は読んでみてください。
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仏教の思想をベースとしており、どのようなトレーニングを行えば、苦しみを和らげられるか解説してくれる一冊。印象に残った言葉は苦しみ=痛み×抵抗。痛みは絶対にあるのでいかに自分の抵抗を減らすか教えてくれる。メンタルが不安定だと感じている人におすすめ #修行 #メンタルトレーニング #瞑想
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苦しみを、一の矢、二の矢に分けて、二の矢によって自分を苦しめてるという視点が新しく面白いなと思った。 考えてみると、確かに何か良くないことが起きた時にあらゆる妄想をしてしまって苦しんでることが多い。ほとんどの場合は悪い妄想は現実には起こらないのに。 痛みは、抵抗すればするほど...
苦しみを、一の矢、二の矢に分けて、二の矢によって自分を苦しめてるという視点が新しく面白いなと思った。 考えてみると、確かに何か良くないことが起きた時にあらゆる妄想をしてしまって苦しんでることが多い。ほとんどの場合は悪い妄想は現実には起こらないのに。 痛みは、抵抗すればするほど苦しみが大きくなる。 だから、出来事が起きたときに俯瞰して物事を見て、まずは現実を受け入れる。 受け入れてできるだけ妄想を増やさず、対処できることをしていくことが大切。 無駄な妄想は自分を苦しむ上に時間がもったいない。
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非常に難解な内容。ポイントは現実に対して抵抗するのではなく、積極的に降伏すること。無我になるための色々な方法が紹介されているが…。
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