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鎌倉うずまき案内所 の商品レビュー

4.2

361件のお客様レビュー

  1. 5つ

    139

  2. 4つ

    144

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/01/14

私も道に迷ってうずまき案内所に辿り着きたい。 自分の中に抱えている悩みを私を知らない誰かに聞いてもらって、不思議な飴を一粒もらいたいな。

Posted byブクログ

2024/01/13

青山美智子先生7冊目。まただいすきな本が増えました。 青山先生お得意の、ぱっと見短編集だけど各章リンクしてる連作短編小説。なんだけど!今回はいつも以上にすごい。一度読んだだけでは相関図が理解しきれず、読み終わって年表を見て、すぐに読み返したくなる。 実際読み返したら細かいところ...

青山美智子先生7冊目。まただいすきな本が増えました。 青山先生お得意の、ぱっと見短編集だけど各章リンクしてる連作短編小説。なんだけど!今回はいつも以上にすごい。一度読んだだけでは相関図が理解しきれず、読み終わって年表を見て、すぐに読み返したくなる。 実際読み返したら細かいところまで伏線がたくさんある。 ちょび髭で修学旅行生を見てふにゃと笑うノギちゃんの伏線が1番すき。 ト音記号の巻、よかったな。。。 いちかと乃木くん、再会できてるといいな。 つむじの巻で 作中にでてくる黒祖ロイドのSF映画の感想 「少々コメディの要素もありながら、物語は思いがけない展開を見せ、ラストはじんわりとあたたかな気持ちにさせられた」 これがまさにこの小説を読んだ感想でした。 黒祖ロイドの正体、綺麗に騙されました。先入観、固定観念は取っ払います。

Posted byブクログ

2024/01/07

短編一つ一つがつながっていて、どことつながっているのか確認したくて二度読みしました。 まさに今、人生の道にはぐれた感じがしています。私も「鎌倉うずまき案内所」へ行きたいです。 一つ一つのお話が、優しくも力強いメッセージが込められた作品。「自分が自分に許可していなかった」、「今の...

短編一つ一つがつながっていて、どことつながっているのか確認したくて二度読みしました。 まさに今、人生の道にはぐれた感じがしています。私も「鎌倉うずまき案内所」へ行きたいです。 一つ一つのお話が、優しくも力強いメッセージが込められた作品。「自分が自分に許可していなかった」、「今の場所から出られないと自分に思い込ませていた」、「世間がマルとしているものに従おうとしていた」など響く言葉がたくさんありました。 これらは胸に刻んでおきたい言葉です。

Posted byブクログ

2024/01/06

短編集だけど、登場人物に繋がりがあってとっても面白かったです! 特に『巻き寿司の巻き』と『ト音記号の巻き』が自分に対してのメッセージのように感じて何度も読み返したいと思いました。

Posted byブクログ

2024/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私にとって、宝物みたいな小説に出逢えた。 いい台詞がとても多くて、ものすごく心に響く。 感性や考え方がとても素敵。 何度も読み返したくなる、大切な大切な存在。 人生に迷い、悩んでいる人達に小さなヒントを与えてくれる鎌倉うずまき案内所を舞台にした連作短編集。 それぞれのお話の繋がりがとてもいいし、前のお話を確認するのも楽しいし、過去に遡っていく構成がその良さを際立たせてる感じ。 そこを訪れた人達が自分で気づき、変わっていく姿がとてもいい。 私も行ってみたい。どんなヒントが現れるんだろう。 それぞれのお話が繋がっていて、登場人物が別のお話にちらっと出ている。 でも思いっきり伏線!みたいな感じではなくて、あくまでもたまたまこの主人公の人生に別のお話に出てきた人が関係していたという感じですごく自然というか、こういう風に一人一人の人生ってどこかで繋がっているのかもしれないと思う感じ。 それがすごくいい。 いちかの気持ち、すごくわかる。 読んでいて胸が苦しくなるほど。 乃木くん好きだな。とても素敵。子供の頃も大人になってからも。 二〇〇七年の、空港で梢に言ったロイドの台詞もすごくよかった。 心に響いた自分にとって大切な作品の作家さんに、あんな風に言われたら嬉しくて嬉しくて仕方ないだろうな。 ロイドはずっとあなたに向けて書いていたんだもんなあ。そんな姿勢もすごく好きだし、なるって決めてる、わかってるあの姿勢も素敵。 黒祖ロイドの本を読んでみたい。 折江さんも素敵。 夢見とブンさん二人の会話がとてもよかった。ソフトクリームの時と飴の時。 二人の関係、いいなと思う。六郎や珊瑚とブンさんも。友達に年齢は関係ない。 夢見の、みんな同級生みたいなものって考え、とてもいいな。だから年が離れてても友達になれる。今のこの言葉が、気持ちが伝わるんだから。 自分の固定観念にも最後の最後に気づいた。 ロイド、勘違いしてた。そういうことだったのか。

Posted byブクログ

2023/12/31

悩める主人公たちの前に突如現れる鎌倉うずまき案内所。そこには双子のおじいさんとアンモナイトがいて、、。読むと前向きになれる、心温まる短編集。 時代が遡っていく構成なので、登場人物の時間のつながりが見えて面白かった。よく出来ている。読み返し必須。 「お探し物は図書室まで」と似てい...

悩める主人公たちの前に突如現れる鎌倉うずまき案内所。そこには双子のおじいさんとアンモナイトがいて、、。読むと前向きになれる、心温まる短編集。 時代が遡っていく構成なので、登場人物の時間のつながりが見えて面白かった。よく出来ている。読み返し必須。 「お探し物は図書室まで」と似ているけど、各話の繋がり方が絶妙で今作のが好み。 あと、黒祖ロイドはそっちだったのか!という驚き。 私も人生にはぐれているので案内して欲しい。

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2023/12/29

ナイスうずまき! 悩んでいるときは悩みがあること自体を悪く考えてしまうほど悲観的になってしまいがち。そんな時にこんなに明るく声をかけてもらえたら悩んでいることを肯定的に受け取れるようになれそう 連作短編集であっちの話に出た人がこっちにも出て渦を巻くように世界がつながる感じがして楽...

ナイスうずまき! 悩んでいるときは悩みがあること自体を悪く考えてしまうほど悲観的になってしまいがち。そんな時にこんなに明るく声をかけてもらえたら悩んでいることを肯定的に受け取れるようになれそう 連作短編集であっちの話に出た人がこっちにも出て渦を巻くように世界がつながる感じがして楽しい。おもしろかった

Posted byブクログ

2023/12/18

「はぐれましたか?」 道に迷った主人公の目の前に突然あらわれる【鎌倉うずまき案内所】。その看板の矢印に従い 古い時計店の地下室に進んで行くとそこには双子のおじいさんがいて、「はぐれましたか?」と尋ねてくる。 「はぐれる…というか迷って…。」 -そうか、わたしは今 はぐれている...

「はぐれましたか?」 道に迷った主人公の目の前に突然あらわれる【鎌倉うずまき案内所】。その看板の矢印に従い 古い時計店の地下室に進んで行くとそこには双子のおじいさんがいて、「はぐれましたか?」と尋ねてくる。 「はぐれる…というか迷って…。」 -そうか、わたしは今 はぐれているのかもしれない。仕事から、友達から、学校から、恋愛から。 道を尋ねるつもりが 何故か自分の抱えている悩みを打ち明けてしまい…。 6章からなる短編集。 みなさん、悩んでることありますか? どうにも不安から抜け出せなくて、考えがぐるぐるぐるぐるしてますか? 『つむじの巻』の綾子(51)の悩みは 高校生の息子が大学進学をせずにユーチューバーになりたいと言うもの。うちの息子は昔「将来は日本中のパン屋を食べ歩くニートになりたい」と言っていた笑 最近は全く違った2つの進路で悩んでる様子だったけれど、こないだの三者面談でハッキリと意思が決まったようだ。ニートでは無かったので一安心ε-(´∀`*)ホッ笑 1番好きだったのは『ト音記号の巻』 中学生のいちかと乃木くんの関係がとっっっても可愛すぎ♡♡ イケてる女子の友達に嫌われてハブかれないように合わせて過ごす自分がしんどいいちか。火曜日と金曜日の早朝の理科室で、大人しめの乃木くんと「UFOを探す時間」が もー 可愛いっ! ”困ったときのうずまきキャンディ”は舐める人によって味の感じ方が違うんだけれど、いちかが「レモンみたいに甘酸っぱい」と感じたのがね。だろうねーーと思ってしまった(*ˊᵕˋ*) 平成を6年ごとに遡っていく各章。 うずまきのように巡り巡る時代の中で 出会う人達。 乃木くんの大人になった姿や ユーチューバーになりたい真吾のその後なんかも出てきて楽しい。最後の章でわかる黒祖ロイドの正体にビックリ。 ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 内巻 「困ったときのうずまきキャンディ。実はそんなに特別なものじゃない。誰もが心の中に持っている…。」 外巻 「しかし、人はそれをついつい忘れてしまいがちだ。」 ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ はぁ、‎( -ࡇ-)… わたしの目の前にも案内所の看板 出てこないだろうか。 アンモナイト所長のお告げと”困ったときのうずまきキャンディ”が欲しい。 アンモナイト所長のお告げと、覗き込んだ甕に映るラッキーアイテム、そしてキャンディの起こす小さな奇跡。そこから主人公たちが一歩踏み出す姿が素敵です⟡.·

Posted byブクログ

2023/12/17

伏線というか登場人物の繋がりを確かめるためにもう一度読み返したくなる章立てです。うずまきと同じく時が戻っていく、平成の変わり目から終わりまでという仕立てが面白いです

Posted byブクログ

2023/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった! 巻末の登場人物を読まなかったら、人物関係複雑すぎて、ついていけなくなる所でした。 青山美智子さんの作品としては長くて、超常現象が主体の連作小説でしたが、心が温まりました。黒祖ロイドがまさかの正体でびっくりしたー。私もうずまき案内所に行ってみたいです。

Posted byブクログ