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鎌倉うずまき案内所 の商品レビュー

4.2

343件のお客様レビュー

  1. 5つ

    133

  2. 4つ

    137

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2023/09/09

誰にでも読みやすくあたたかいお話だった。 主人公たちの境遇や年齢もバラバラなのでどこかしら共感できる部分があると思う。 物語が連続しているので2周目を読むのも楽しめるかも。

Posted byブクログ

2023/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

時代が遡っていく 短編集だけどどこか繋がっている。 悩める者に現れる鎌倉うずまき案内所 外巻きさんと内巻きさんに事情を話すと 「ナイスうずまき!」と。 所長はアンモナイト 甕を覗くと手助けしてくれるアイテムが見れる 帰る時に困った時のためのキャンディを一個貰える ダジャレは素晴らしい文化 うずまきさんたちもよく使っていた 言霊の効力を信じている 言ったらほんとになっちゃう うずまきってエネルギー 昭和元年も7日間、昭和64年も7日間しかなかった 人生は真っ直ぐではなく螺旋階段みたいなもん 司書

Posted byブクログ

2023/09/05

青山さんの作品2作目読了。 これもとっても良かった。 登場人物のリンクマジック。 確かここら辺で出てきたよね~と戻ったことが何度あったか。 中学生女子の心理、わかるわぁ。 この歳になると無理な人付き合いとかしないようにできるけど、中高生とか難しいよね。でも必ず道はあるから。この本...

青山さんの作品2作目読了。 これもとっても良かった。 登場人物のリンクマジック。 確かここら辺で出てきたよね~と戻ったことが何度あったか。 中学生女子の心理、わかるわぁ。 この歳になると無理な人付き合いとかしないようにできるけど、中高生とか難しいよね。でも必ず道はあるから。この本ではキャンディが解決してくれたけど、逃げることも立派な手段。9月というこの時期、自ら命を断つ中高生が多いそう。もしくは社会人の方も、その前にその状況から離れて。お願い。 脱線しました。 今回もほっこりです!

Posted byブクログ

2023/09/04

短編が6作。2019年から1989年まで6年ずつ遡っていく中で、それぞれの短編の人物の関わりが見えてくるのが面白い。巻末の年表を見て、「え、どこにいた⁈」と最後まで楽しめました。ナイスうずまき!

Posted byブクログ

2023/09/03

登場人物がいい塩梅で伏線的に絡み合う、いつもの青山美智子さんの作風。今回は時代が遡っていくので、伏線具合の心地よさが倍増。ちょっとした人生の転機のきっかけを与える、ほっこりしたファンタジー感が素敵な作品。

Posted byブクログ

2023/09/02

青山先生の作品は、悩んでる時や辛い時こと読みたくなる 今作も悩みのある人々が前を向き1歩進んでいく姿に勇気をもらえるようだ 人生の中のちょっとした、本人にとっては大きな悩み 仕事について、子供について、結婚について そういった悩みを抱える6人の男女 物語は平成最後の日から始まり...

青山先生の作品は、悩んでる時や辛い時こと読みたくなる 今作も悩みのある人々が前を向き1歩進んでいく姿に勇気をもらえるようだ 人生の中のちょっとした、本人にとっては大きな悩み 仕事について、子供について、結婚について そういった悩みを抱える6人の男女 物語は平成最後の日から始まり、昭和の始まりへと遡る 時代時代で価値観も人生も異なるだろうに、それでも人は悩みと共に生きていく そんな悩みを抱えて鎌倉へ来ると、ふと気づくと不思議な空間 そこは鎌倉であって鎌倉ではなく、現在でも過去でもない不思議な空間 そんな空間に現れる鎌倉うずまき案内所 双子のおじさんとアンモナイトの所長さん 不思議な不思議な場所で言われるナイスうずまき! そこで見つけたアイテムは、悩みを切り開くための鍵となる その鍵をきっかけに、色んな形で前を向く姿が印象的であった そして面白いなって思ったのは、その時代その時代に出てくる脇役達が、それぞれの時代でも生きて関わっていること この人どっかで名前見た!って思いながら読み進められてとても楽しかった 知らない間に誰かの知り合いと関わっている 現実でももしかしたらそういったことはよくあるのかもしれなくて、世間は狭いなぁと思うんだろうな

Posted byブクログ

2023/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私は、ファンタジー要素がある物語が好きなんだと改めて思えた。 読みやすく引かれるストーリー、また懐かしく思えるエピソードが散りばめられあの頃は…と色々思い出すことが出来てほっこりした。 ↓印象に残った所 ■2019年蚊取り線香の巻き 就職したての時に読みたかった… “流れに文句を言って立ち止まることなく、理不尽な波に抗うことなく、そのときたどりついたところでずっと、おもしろいな、おもしろいなって言いながら、ありったけの仕事してきたんだ”p61 ■2013年つむじの巻 近未来の私を見ているかのようなお話だった。 毎日のようにママ~と抱きついてきてくれる子ども達の笑顔。振り返ると幸せで喜びの時間なんだろうな。大事にしよう。 ■2001年ト音記号の巻 クラスで孤立したくない中学生の話 高校の時、私もそんな感情あったなーっと思い出された。 “言うとホントになるってことだと…”p226 言霊って確かにあると思う。 ■1995年花丸の巻 ダジャレ合戦楽しかったなー ■1989年ソフトクリームの巻 昭和元年と昭和64年って7日間ずつと言うこと、今まで知らなかった… マーちゃんの言葉素敵だった。その中でも “何かを残すためじゃなくて、この一瞬一瞬を生きるために、私たちは生まれてきたんだよ。生きるために生きているんだよ”p377 黒祖ロイドの正体が最後分かる。衝撃。 どこで決めつけてしまっていたんだろう…と、最初からまた読み始める(笑)

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2023/08/19

時間軸が逆巻きになっているので、巻末の年表を見て、改めて気づくことがありました。また、各年代で実際に起こった出来事が上手く散りばめられており、当時を懐かしく思い出しました。そして、内巻きと外巻きのダジャレ合戦が面白い!全体的には、安定の青山作品で、読後感は非常に良かったです。

Posted byブクログ

2023/08/19

いやいやいや、アンモナイトはないわーと 思いながら読んだのだけど(笑) 悩んだり迷ったりしたときに こんな案內所に私も迷い込んでみたいわ。 そして外巻きさんと内巻きさんに 「困った時のうずまきキャンディをおひとつどうぞ」 と言ってもらうのだ。 と言っても、この双子のおじい...

いやいやいや、アンモナイトはないわーと 思いながら読んだのだけど(笑) 悩んだり迷ったりしたときに こんな案內所に私も迷い込んでみたいわ。 そして外巻きさんと内巻きさんに 「困った時のうずまきキャンディをおひとつどうぞ」 と言ってもらうのだ。 と言っても、この双子のおじいさんや アンモナイトが全てを解決してくれるわけではなく ちょっとしたヒントがもらえるぐらい。 あとは自分で気づくんですよ。 ものの見方っていうか見え方みたいなものが あるきっかけで反対にみえたり 急にキラキラしてきたり 内と外、右と左、陰と陽 どちらか片方だけではもう片方も存在しない 右があるから左なんだよね。 一つしかなければ右も左もない 互いの存在が互いを存在させる。 一つ願いが叶うとすると 小さかった頃の子供に会ってみたい そしてぎゅーーーっと抱きしめて 私の首にまとわりつく子供の手の感触を もう一度感じたい。 そんなあの頃を思い出して 何とも言えない気持ちになった。 とても悲しいわけでも とても笑えるわけでもないけど じわっと幸せな気持ちになれる本だった。 そして、私はそういうのが割と好き。 この人の人生では脇役の人も その人が主役のお話があるわけで そうなるともうね、無限なんですよ。 ああ、あの時のあの人!っていうのが 出てくると嬉しくて仕方ない。 あれ?この人ってもしかして・・・ で、結局最初にもどってまた読んでいる。 ぐるぐるぐるぐる、ナイスうずまき! 文庫本の最期に年表がついていて 登場人物たちがそれぞれのお話のときに 何をしてたか何歳だったかというのが 書いてあった。 地上げ屋の山西ーーー!! そうか家電量販店のうりざね顔の店員!!! めっちゃ脇役だけど、こんなところで どっこい生きてる!と思うと笑えた。

Posted byブクログ

2023/08/19

大変ほっこりする話しでした。 舞台は鎌倉で、いろいろな悩みを抱えた方が案内所に導かれていくお話です。 各話独立しているようで、つながりがある。 平成の終わりから遡りながら物語が進んでいく中で、当時はやっていたものなど少し懐かしさも感じられます。 心温まる素敵なお話でした。

Posted byブクログ