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とわの庭 の商品レビュー

3.7

270件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    107

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2023/08/16

やや現実味がないが惹きつけられる。母親が帰って来ない理由が後で分かって、ストーリーの辻褄が自分の中でしっくり来た。

Posted byブクログ

2023/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小川糸さんのお話はとても読みやすいです。 壮絶な人生を乗り越えての穏やかな日々。描写が素晴らしいです。

Posted byブクログ

2023/07/31

 心の奥底から、希望が泉のようにわいて、前向きになれます。 (本文より)  確かにわたしは目が見えないけれど、世界が美しいと感じることはできる。この世界には、まだまだ美しいものがたくさん息を潜めている。だからわたしは、そのひとつひとつをこの小さな手のひらにとって、慈みたいのだ。...

 心の奥底から、希望が泉のようにわいて、前向きになれます。 (本文より)  確かにわたしは目が見えないけれど、世界が美しいと感じることはできる。この世界には、まだまだ美しいものがたくさん息を潜めている。だからわたしは、そのひとつひとつをこの小さな手のひらにとって、慈みたいのだ。そのために生まれたのだから。この体がいきている限り、夜空には、わたしだけの星座が、生まれ続ける。

Posted byブクログ

2023/07/23

はじまりは穏やかで目の見えない少女と母2人の丁寧な暮らし。外からの情報を断絶された人間がゆるやかに堕ちて行く流れが想像しきれなくて恐怖。後半はほっとした気持ちで読めたものの全体で子どもにとって親ほど絶対的なものがない事が子育て中にはプレッシャー

Posted byブクログ

2023/07/21

前半しんどいが盲導犬ジョイが出てくるまで我慢(月影影海?) 生きることの素晴らしさと人との繋がりの暖かさを歌い上げるラストは小川糸さんならでは。

Posted byブクログ

2023/07/20

とっても残酷な世界だけど、一つ一つの文章があたたかくて心地良さもあって切なかった…とわちゃんに幸せになってほしい。

Posted byブクログ

2023/07/19

今までにない前半で、途中どうしようかと思ってしまったが、最後まで読み切った。 あの前半がないと後半の良さは感じられなかったと思う。 小川糸さんの本を読んでいつも癒されてきたけど、今回はちょっと違う感じ方だった。なんと言ったらいいのだろう。 わたしはもっともっと五感を感じる生活を...

今までにない前半で、途中どうしようかと思ってしまったが、最後まで読み切った。 あの前半がないと後半の良さは感じられなかったと思う。 小川糸さんの本を読んでいつも癒されてきたけど、今回はちょっと違う感じ方だった。なんと言ったらいいのだろう。 わたしはもっともっと五感を感じる生活をしたほうがいいのではないかと思った。圧倒的に感じることが足りていない気がする。 でも不器用なので、感じると生活が滞るし、生活優先すると五感を感じることを忘れてしまうし。 わたしは、この歳になってもまだベストな生活のペースをつかめてないなぁ(笑)

Posted byブクログ

2023/07/17

 小川糸の作品、これをもってしばらく私は距離をおくのだろうな、というのを感じた。  なんとなく。  もちろん悪い意味ではなく。  言葉の選び方、揃え方から、絹のタオルに包まれているような、いつまでも心に留めたい心地よさを、ページいっぱいから感じていた。「ツバキ文具店」からは特に。...

 小川糸の作品、これをもってしばらく私は距離をおくのだろうな、というのを感じた。  なんとなく。  もちろん悪い意味ではなく。  言葉の選び方、揃え方から、絹のタオルに包まれているような、いつまでも心に留めたい心地よさを、ページいっぱいから感じていた。「ツバキ文具店」からは特に。  何かに疲れた時、私の癒しである「読書」からも遠ざかりたいほど挫けそうになった時、私はまたこの人の作品に触れるのかもしれない。  それまで一旦、さよならしようと思う。

Posted byブクログ

2023/07/16

小川糸さんの作品は2冊目であるけれど、 とにかく序盤の展開が辛い。もしかしたらここで挫折する人も多いかも… だけど、後半になるにつれていつも暖かい陽だまりの中にいるような錯覚に陥る文章を書かれる不思議な方だなとおもいます。 今作品で特徴的なのは、眼が見えない主人公の周りの感...

小川糸さんの作品は2冊目であるけれど、 とにかく序盤の展開が辛い。もしかしたらここで挫折する人も多いかも… だけど、後半になるにつれていつも暖かい陽だまりの中にいるような錯覚に陥る文章を書かれる不思議な方だなとおもいます。 今作品で特徴的なのは、眼が見えない主人公の周りの感じ方です。 香りや感触等の表現が、まるで小川さんが経験したかのような細やかな描写表現で、私もお庭に季節を感じられる木を植えたいなと思わされました。 ただ、序盤の展開から後半の暖かな雰囲気になることは、実際には無いのだろうなと思うとすこし気分が沈みましたが、どんなしんどい人生であっても希望はあるのだと思わせてくれるような作品です。 途中、私がとても共感した文章を備忘録として残しておきます。 一読者である私が言うのも烏滸がましいですが、気持ちの文章化がとても上手だなと思いました。 「私にとって読書とは、食べることにも似た、物語に宿る命そのものを自分に取り込む行為だった。」

Posted byブクログ

2023/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

支えてくれる人がいて、支えてくれるものがあること。 これはとても幸せな事で、どの瞬間にも感謝せずにはいられなくなる一冊。まさに「生きているって、すごいことなんだねぇ」 かなり辛い描写も多く、読んでいて苦しいと感じる場面が前半は多かった。 十和子が本当に優しくて素直で。十和子がこんなにまっすぐな良い子じゃなければ、もしかしたらお母さんのこと許せないんじゃないかと。 多くは語られていなかったけれどお母さんの今までがとても気になる... スズちゃんやマリさんリヒトそしてジョイに出会ってから十和子の世界がぱっと色付いたのが自分のことのように本当に嬉しかった。 音や香りを想像させる表現が多く、とわや十和子の世界想像しながら読むことができた。

Posted byブクログ