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とわの庭 の商品レビュー

3.7

262件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    103

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2021/02/08
  • ネタバレ

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すごい話だった 何も知らず ほんわかした気持ちで読んでいたら 驚かされた ひどい境遇で生き延びたにもかかわらず とわの強さに驚く。 ずっと永遠の目線で書かれており なんの話かわからない時もあったが それもよかった

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2021/02/07

母親による虐待を受けた盲目の少女の話。途中救いがない状況に読むのが辛くなったが、きっと最後には光が見えるだろうと読了。 人は他人との比較で幸せかどうか判断しているのだろう。目の見える人は、見える自分と比較して見てない人を可哀想だと考える。けれど、最初から見てない人は比較する対象...

母親による虐待を受けた盲目の少女の話。途中救いがない状況に読むのが辛くなったが、きっと最後には光が見えるだろうと読了。 人は他人との比較で幸せかどうか判断しているのだろう。目の見える人は、見える自分と比較して見てない人を可哀想だと考える。けれど、最初から見てない人は比較する対象がないからそれを不幸だとは思わない。それが=幸せかというとわからないけれど。

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2021/02/05
  • ネタバレ

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小川糸さんの小説で一番好きだったかも。生きたいっていう力が強くて眩しかった。こんな話だと思ってなかったから、最初ほんわかしたやさしい気持ちで読んでいたのに、ところどころで嫌な予感を匂わせてきて、哀しいし、苦しい。死にそうになったことはたくさんあるけど死にたいと思ったことがないというとわの強さ。ワンピースの色は何色だったのかな、黄色だったのかな。写真館でのラスト泣けたなぁ。

Posted byブクログ

2021/02/04
  • ネタバレ

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主人公であるとわちゃんの生命力、一歩踏み出す勇気、すべてを受け入れ自立する姿に、大変勇気をもらいまさした。そして、どんな状況でも希望を持って生きるんだと、とわちゃんにおしえてもらいました。 前半は、最初はお母さんに愛情を持って育てられたとわちゃんが、時に暴力をふるわれるようになり、育児放棄され、一人取り残される姿が描かれており、映像なら目を覆いたくなるようなことが描かれていますが、そこは小川糸さんの優しいタッチの描写もあり、「途中で読むのをやめたい」なんて思うこともなく、「どうなるのだろう?」と、どっぷり小説の話の中に引き込まれながら読み進めました。 後半は、とわちゃんが外の世界に順応し、自立していく姿が大変爽やかに描かれていて、微笑ましくて楽しく一気に読み終えました。 母親に捨てられて、悪臭漂うゴミ屋敷と化した家に一人残され、母親に言われていた「誰が来てもドアをあけちゃいけない」という約束を、数年もの間、頑なに守り、餓死寸前の盲目のとわちゃんが、勇気を出して外に足を踏み出した姿に心を打たれ、涙がでてきました。とても印象的な場面でした。 ようやく助けられ、事実を受け入れ、自立していく姿には、素晴らしいものがありました。 自分が孤独で最悪の状況に陥った時、とわちゃんのようにできるかどうか自信がないけれど、とにかく希望は捨てないように、目の前の事を頑張って頑張って生きていける人間になりたい。 小川糸さんの作品は、優しい描写ながら伝えたいことがしっかりと伝わってきて、凄く素敵だなって思います。

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2021/02/04

20210204 小川糸さんの新しい本。コロナ禍でもキチンとまとめられているので読んでいて希望が持てる。

Posted byブクログ

2021/02/03
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図書館で借りたもの。 帰って来ない母を“とわ”は一人で待ち続ける。何があっても、前を向いて生きる――。草木や花々、鳥の声。生命の力に支えられ、光に守られて生き抜く“とわ”の物語。 目が見えないとわと、とわを優しく導くお母さん。 しかしお母さんが働くようになって、少しずつ生活が変わっていった。 ごみだらけの家でひとり、とにかく食べ物を探しながら生きるとわの様子が、読んでて辛かった…。 おとぎ話のような空気感が逆にこわかった。 クロウタドリの歌声に背中を押され外へ。児童養護施設に保護される。 学校に行ってないし、誕生日も10歳の時にお祝いしたのが最初で最後。自分の歳も分からないとわ。 出生届が出されないまま成長していて、保護された時は25歳になっていた。 (母はその後出頭。とわの前に2人の赤ちゃんを産み、遺体を自宅に隠していた…) いろんな人から支援を受け、さらに盲導犬ユーザーになり、「とわの庭」がある家に帰ったことで生活が変わっていく。 『ここで、いろんなことがあった。この家には、幸せな楽しい思い出も、そうではない思い出も両方あるけれど、わたしが帰る場所はやっぱりここしかないのだ。』 盲導犬ジョイと庭仕事と録音図書がとわの生きる希望になった。 児童養護施設で世話をしてくれたスズちゃんやご近所のマリさんとの出会いも宝物に。 とわが幸せになって本当に良かった。

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2021/01/29
  • ネタバレ

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お花畑系親子のほんわか物語かと思ったら、良い意味で裏切られました。 小川糸の作品を初めて読みましたが、視覚以外の情報で光と空気を感じさせる描写が素敵でした。 ワンピースの色はきっと黄色。

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2021/02/04

「ライオンのおやつ」を読み終え、他の小川糸作品を読んでみたくなりこの本を手に取った。 前半の、言葉にしがたいもやもやとした気分の悪さ、もう読むのをやめようかと思いつつページをめくった。 最後の写真館の話に救われた部分があったけれども、中盤までの臭いが漂ってきそうなゴミ屋敷への嫌悪...

「ライオンのおやつ」を読み終え、他の小川糸作品を読んでみたくなりこの本を手に取った。 前半の、言葉にしがたいもやもやとした気分の悪さ、もう読むのをやめようかと思いつつページをめくった。 最後の写真館の話に救われた部分があったけれども、中盤までの臭いが漂ってきそうなゴミ屋敷への嫌悪感が否めない。私が読みたい内容とは違っていただけで、文章で臭いまで表現する作者の実力を感じた。

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2021/01/25

今までの小川さんの描く癒し系の話のつもりで読み始めて衝撃を受けました。カバーの「のほほん」とした絵にもある意味騙されました。 前半はつらい話でちょっとこわかったのですが、後半になり救われました。 カバーの絵も読み終えたら納得です。 ぜひ先入観なくこの本を読むことをおすすめします...

今までの小川さんの描く癒し系の話のつもりで読み始めて衝撃を受けました。カバーの「のほほん」とした絵にもある意味騙されました。 前半はつらい話でちょっとこわかったのですが、後半になり救われました。 カバーの絵も読み終えたら納得です。 ぜひ先入観なくこの本を読むことをおすすめします。 自分で感じてください。

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2021/01/21

私は小川糸さんの小説とは相性が悪いようだ。 どの作品もサクッと読めて、温かい気持ちになれるはずのストーリーばかりなんだけど。 色々なこと起こり過ぎ、話がうまいこと展開され過ぎで、綺麗事だなという感想が毎度浮かぶ。 しっくりこないといった感じ。 今回は綺麗事では済まされない話...

私は小川糸さんの小説とは相性が悪いようだ。 どの作品もサクッと読めて、温かい気持ちになれるはずのストーリーばかりなんだけど。 色々なこと起こり過ぎ、話がうまいこと展開され過ぎで、綺麗事だなという感想が毎度浮かぶ。 しっくりこないといった感じ。 今回は綺麗事では済まされない話だったけれど、 母親は他に稼ぐ方法なかったんかね。

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