人新世の「資本論」 の商品レビュー
マルクス草稿が活用されていてホッとした
母校にマルクスのがある。資本論2、3巻はエンゲルスが書いた。1巻とは竹に木を接いだようで不自然だと思っていた。マルクス草稿から彼の思想を再現する研究が長らくされていた。無駄になったのかと思っていたら、こんな形で世に出た。嬉しいの一言。 提案が現実的では無くても、具体化されな...
母校にマルクスのがある。資本論2、3巻はエンゲルスが書いた。1巻とは竹に木を接いだようで不自然だと思っていた。マルクス草稿から彼の思想を再現する研究が長らくされていた。無駄になったのかと思っていたら、こんな形で世に出た。嬉しいの一言。 提案が現実的では無くても、具体化されなくても、良いです。 SDGSのいかがわしさを感じている人が多いから、大ヒットしたのだと思います。新たなマルクマス研究に★5つです。
ユスト
第七章で「脱成長コミュニズムの柱」として述べられている、エッセンシャル・ワークの重視や画一的な分業の廃止といった主張には賛成できるけれども、著者が考える生活の「潤沢さ」が、コンビニやオンライン・ショッピングやアルコール飲料ではなく、スポーツ、ハイキング、園芸などに代表されていると...
第七章で「脱成長コミュニズムの柱」として述べられている、エッセンシャル・ワークの重視や画一的な分業の廃止といった主張には賛成できるけれども、著者が考える生活の「潤沢さ」が、コンビニやオンライン・ショッピングやアルコール飲料ではなく、スポーツ、ハイキング、園芸などに代表されているところに、妙な倫理観を押し付けられているような違和感を覚える。
Posted by
一事が万事偏った書き振り トウモロコシのエタノールは一単位のエネルギーを使って、一単位のエネルギーしか得られないなら、まったく意味がない。脱炭素社会に移行していく場合、エネルギー収支比の高い化石燃料は手放し、再生可能 エネルギーに切り替えていくしかない。そうなれば、エネルギー収...
一事が万事偏った書き振り トウモロコシのエタノールは一単位のエネルギーを使って、一単位のエネルギーしか得られないなら、まったく意味がない。脱炭素社会に移行していく場合、エネルギー収支比の高い化石燃料は手放し、再生可能 エネルギーに切り替えていくしかない。そうなれば、エネルギー収支比の低下によって、 経済成長は困難になる。 人間が長時間、働く必要性が出てくる。 当然、労働時間の短縮にもブレーキがかかり、生産の減速にもつな がる。二酸化炭素排出量を削減するための生産の減速を、私たちは受け入れるしかない。 (本書より抜粋) こんな社会に住みたいか? 俺は嫌だね。 古代の奴隷には、生存保障があった。 替えの奴隷を見つけるのも大変だったため、大事にされた。それに対して、資本主義のもとでの労働者たちの代わりはいくらでもいる。 労働者は、 首になって、仕事が見つからなければ、究極的には飢え死にしてしまう。(本書より抜粋) 一事が万事この偏った書き振りで、納得しようがない。
Posted by
息子へ 本の前半は、環境破壊による終末論者のネガティブ論理が書かれていて楽しくなかったが、後半にかけて、資本主義に変わるソリューションを述べているところは良かった。 幾つかの学びを残す。 ‐行き過ぎたエコロジー論から始まったが最終的には、脱成長のコミュニズムを資本主義を解決...
息子へ 本の前半は、環境破壊による終末論者のネガティブ論理が書かれていて楽しくなかったが、後半にかけて、資本主義に変わるソリューションを述べているところは良かった。 幾つかの学びを残す。 ‐行き過ぎたエコロジー論から始まったが最終的には、脱成長のコミュニズムを資本主義を解決するソリューションと訴える。ソーシャルイノベーション研修に通じる論点であり興味深かった。簡単ではないが、どこかで、いつの日か、解決できるかもしれない。 ‐マルクス資本論を深堀りして研究。資本論のあとにマルクスが訴えていたことを解釈したところに論点のキーがある。 ‐共産主義の失敗から、世界的にマルクス主義が毛嫌いされているが、それを修正すべし。 ‐脱資本主義は必ず必要。解決するまで考え続けたい。 地球という資源に限界がある以上、今の資本主義を継続すると破綻する。それほどまでに、資本主義は人類を成長させた。 この本では、資本主義に変わるソリューションを提示しているが実現は簡単ではない。それでも人類は考え続けて行動しなければならない。 君も考えてみて欲しい。
Posted by
確かにそうなるといいですねとしか。この主張って新しいものなのか?資本主義に対抗する為にあらゆる思想家は一度くらいこの脱成長に行き着いていそうな気もするが。
Posted by
エコバッグを持っても、マイボトルを持っても、SDGsを唱えても環境破壊は止まらない 負担を外部に押し付けつつ生産の加速を止めない資本主義を変えない限り、地球は破壊へと進む 労働者が長時間働いてもそれによって得をするのは資本家のみ 技術革新は環境問題を解決しない 資本主義は希...
エコバッグを持っても、マイボトルを持っても、SDGsを唱えても環境破壊は止まらない 負担を外部に押し付けつつ生産の加速を止めない資本主義を変えない限り、地球は破壊へと進む 労働者が長時間働いてもそれによって得をするのは資本家のみ 技術革新は環境問題を解決しない 資本主義は希少性に価値を見出すため、本来の使用価値が高いにもかかわらず手に入れることができない人がいる商品が生じる 一 使用価値経済への転換 ニ 労働時間の短縮 三 画一的な分業の廃止 四 生産過程の民主化 五 エッセンシャルワークの重視
Posted by
発想が飛躍している感はあるが、思想としては面白いと感じた。 脱成長経済は発想は面白いと思うが実現は難しい。このままいけば地球環境が限界に達し、人類が滅亡する。だから脱成長を、永続して地球に住み続けるようにしよう。 と言う話だが、地球は46億年の中で常に環境が急激に変わっており、環...
発想が飛躍している感はあるが、思想としては面白いと感じた。 脱成長経済は発想は面白いと思うが実現は難しい。このままいけば地球環境が限界に達し、人類が滅亡する。だから脱成長を、永続して地球に住み続けるようにしよう。 と言う話だが、地球は46億年の中で常に環境が急激に変わっており、環境をコントロールするのは夢物語だ。 また、持続可能性を考えるなら地球に住める人間も管理する必要があり、人権が重視される今の社会では、、、 結局、人類が永続したいなら、宇宙に出て環境要因をリスクマネジメントするとか、他にも方法があるかなっと思う。
Posted by
気候変動や環境破壊は個人の努力ではなく、資本主義の成長メカニズムそのものが原因 構造的問題 • 資本主義は無限の成長を前提にしている • しかし地球の資源は有限 • その矛盾が環境危機を生む
Posted by
★理念は分かる、が実践が遠い★気候変動という大問題に対して、資本主義の際限のない成長は地球を食い尽くすと指摘。マルクスが晩期に志向していたと新たに読み解いた脱成長コミュニズムを主張する。希少性という価値を求める資本主義に対し、潤沢なコモンとしてあらゆるものの使用価値を重視すると訴...
★理念は分かる、が実践が遠い★気候変動という大問題に対して、資本主義の際限のない成長は地球を食い尽くすと指摘。マルクスが晩期に志向していたと新たに読み解いた脱成長コミュニズムを主張する。希少性という価値を求める資本主義に対し、潤沢なコモンとしてあらゆるものの使用価値を重視すると訴える。その方が実質的な生活が豊かになるという。 気持ちとしては納得できる部分も多い。ただ、誰かが稼ぎを求めコモンズの資源をしゃぶり尽くすとき、それを止める手段がやはり見当たらない。コモンズの悲劇をどう止めるのだろうか。 もちろん著者もそんなことは分かっていて、いろいろと反駁しているし、後書きでは「3.5%」が動けば社会は変わると訴える。それでも理屈と実践との距離をどう埋めるのだろうか。 「トレーディング・ゲーム」(は読んでないが)の著者ギャリー・スティーヴンソンがあるインタビューで話していたが、富豪への富の集約が進みそれを助けるビジネスをさせられてきたという切なさ抱え、いまはそんな社会に反論しつつ、個人としてはこの社会の経済成長に投資するという逃げ道を取っているという。社会の解決の個人の生活とを分けて考えるのもひとつの方法なのかもしれない。 ところでマルクスについては完全に疎いうえ、人文系の研究のルールが分からないが、こういう主張をするのに「晩期マルクスの分析」という枠組みが必要なのだろうか。自分の主張の背景のひとつとしてマルクスを援用してはいけないのか。
Posted by
共感できる箇所はあった。しかし理想とされる世界の在り方については、それができるくらい人の民度が高かったら良かったのにとしか思えない。
Posted by
