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人新世の「資本論」 集英社新書1035
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人新世の「資本論」 集英社新書1035

斎藤幸平(著者)

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人新世の「資本論」 集英社新書1035

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2020/09/17
JAN 9784087211351

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人新世の「資本論」

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商品レビュー

3.9

495件のお客様レビュー

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2022/05/31

マルクス草稿が活用されていてホッとした

母校にマルクスのがある。資本論2、3巻はエンゲルスが書いた。1巻とは竹に木を接いだようで不自然だと思っていた。マルクス草稿から彼の思想を再現する研究が長らくされていた。無駄になったのかと思っていたら、こんな形で世に出た。嬉しいの一言。 提案が現実的では無くても、具体化されな...

母校にマルクスのがある。資本論2、3巻はエンゲルスが書いた。1巻とは竹に木を接いだようで不自然だと思っていた。マルクス草稿から彼の思想を再現する研究が長らくされていた。無駄になったのかと思っていたら、こんな形で世に出た。嬉しいの一言。 提案が現実的では無くても、具体化されなくても、良いです。 SDGSのいかがわしさを感じている人が多いから、大ヒットしたのだと思います。新たなマルクマス研究に★5つです。

ユスト

2026/05/27

たまたまマルクスの『資本論』に関する用語を学んだばかりだったので、そこから何がアップデートされたり、現代にそぐわなくなってきているのかなどについては理解しやすかった。 前半の現代の危機の羅列がもう、目に痛かった。

Posted by ブクログ

2026/05/20

<増補新版を読んだから…。補考の部分は増補新版のほうで> マルクスの新資料(MEGA)から新しいマルクスの思想の新しい解釈を引き出し、それをもとに持続可能な社会構想を提起する本。主流派の経済学だと、社会的なコストを上乗せすることで市場参加者の行動を変えていくとかかなと思うけど、...

<増補新版を読んだから…。補考の部分は増補新版のほうで> マルクスの新資料(MEGA)から新しいマルクスの思想の新しい解釈を引き出し、それをもとに持続可能な社会構想を提起する本。主流派の経済学だと、社会的なコストを上乗せすることで市場参加者の行動を変えていくとかかなと思うけど、前提となる資本主義自体に問題があるとのこと。提起された構想が正しいとして、資本に振り回されている個々人の行動を変えていくにはどうしたらいいのだろうか、そんなことを思った。あと人工的に希少性を生み出し利潤を得るのが資本主義なら、気候変動で資源が希少になれば資本はますます希少な資源を利用して利潤を得るから資本主義はしぶといような気もした。 以下は自分なりのまとめ。 現在のSDGsなどの環境対策は効果のある環境対策ではなく、やったつもりになるだけの代物とのこと。「大衆のアヘン」らしい。 資本主義のもとでは、環境問題に対処することはできず、環境問題を乗り越える必要がある。なぜなら、資本主義は問題を外部化する。資本は価値を増殖させていくが、地球の資源を枯渇させ、地球の環境を取り返しのつかないほど悪化させる。その影響を被るのは、途上国。また、今さえよければいいとの考え方のもと将来世代に負担を負わせる。 環境問題に対応できるような技術革新により経済成長を継続しつつ環境問題をも解決できるという「気候ケインズ主義」もあるが、楽観的にすぎる模様。経済成長をすればそれだけ資源やエネルギーを使用してしまうため、温暖化を止めることはできない。二酸化炭素の絶対的排出量を減らしつつ、経済成長を目指す「絶対的デカップリング」は無理とのこと。 経済成長と持続可能性を両立するのは無理で、地球の持続可能性を考えた場合、資本主義を乗り越えて新たな仕組みを構築する必要がある。 著者はカール・マルクスの思想を手掛かりにして新たな構想を提示した。 軸になるのが「コモン」。マルクスは地球を「コモン」として共同で管理・運営する社会をコミュニズムとして構想していたが、それをもとに脱成長コミュニズムを提起する。 持続可能性と平等を基礎とした定常型経済。 労働は自然と人間を媒介するので、脱成長にとって労働の在り方を変えることが重要。マルクスも労働の在り方こそが重要と考えていた。 脱成長の構想は、「使用価値経済への転換」「労働時間の短縮」「画一的な分業の廃止」「生産過程の民主化」「エッセンシャル・ワークの重視」が大きなポイントになる。 そして、世界各地の草の根の運動、協同組合活動などの事例から、「資本主義の超克」「民主主義の刷新」「社会の脱炭素化」の三位一体のプロジェクトにより大転換を迫るという。 3.5%が変わると社会が大きく変わるという研究から、世界に点在している活動が水平的につながり大変革につながるという見通しをもって閉められていた。

Posted by ブクログ

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