そして、バトンは渡された の商品レビュー
この本を図書館で借りて読んだのですが、後悔してます。この本は、ちゃんと買って読むべきでした。そして、本棚に並べておいて、時々、ペラペラ部分的に読み返す本でした。あーしまった。【2024年8月30日読了】
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率直の感想を書いておこう。良い小説だった。家族の在り方、父親や母親の在り方、友達との在り方など人間関係が時に厳しく、時に愛が詰まっているそのような内容だった。 本のタイトルも素敵だと思う。 自分の知らない大きな未来へバトンを渡す時だ。 子供への愛情が、覚悟が、素晴らしいと思っ...
率直の感想を書いておこう。良い小説だった。家族の在り方、父親や母親の在り方、友達との在り方など人間関係が時に厳しく、時に愛が詰まっているそのような内容だった。 本のタイトルも素敵だと思う。 自分の知らない大きな未来へバトンを渡す時だ。 子供への愛情が、覚悟が、素晴らしいと思った。
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2024.9.11読了。 めちゃくちゃよかった!かなり長い間積読になってたけどもっと早く読めばよかった! スルスルとはいってくる家族の物語。フレームだけを聞けばつらい主人公の状況に思えるけど、そうじゃない。夫と娘にもぜひ読んでもらいたい。
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親子で食卓を囲むシーンが多く出てきますがそんな家庭料理のようなあたたかくて優しい物語でした 悪い人が1人も出てこなかった 高校時代に青春期特有の人間関係のいざこざは多少ありますが主人公の優子ちゃんは不安なことがない事に不安を抱いているくらい家族に愛され大切に育てられています 現実の世界は残酷なことばかりな世の中なのでフィクションの世界くらいハッピーに溢れる物を読みたいと常々思っているのでとても良かった あとちょっと笑ってしまったのは一章と二章を読んでの早瀬君の印象の違いですね ハンバーグの修行のためにアメリカに飛んだり結婚に反対している人の心を動そうと暑苦しい手紙とピアノを録音したCDを三日に一回送りつけたりした早瀬君は一章で音楽室の空気を変えてしまうほど美しいピアノを弾いていたあの才能ある彼と同じ人間なんだと思えないくらいなんというか変人でそのギャップに笑ってしまいましたね そりゃ森宮さんも相手の実家に被害届出すわ笑 巻末に上白石萌音さんの解説が載っていましたがとっても優等生だなぁという感じの文章でした
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落ち込んだ時にホッとする安全基地があることの大切さ。思いを込めた料理が辛い心を自然と癒していくこと。森宮さんの飾らないあたたかさに何度も胸が熱くなった。 親になるって未来が二倍以上になることだよ。明日が二つになるってすごいことじゃない?という言葉はずっと忘れないでいたい。
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そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ (著))読了。 以下ネタバレ含みます。 森宮優子、十七歳。 父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 家族が変わることは、悲しいことであって悲しいことではない。 それは彼女が誰からも愛されたから。 彼女が可愛かったからとか、素直だったからとか、そんな単純なことではなく、それはある種の才能なのかもしれない。 彼女は学生から社会人になり、そして結婚する。 式場には、かつての親たちが集まる。 希望に満ちた終わり方が、よかったです。 優子ならこの先上手くやっていけると確信して、ページを閉じました。
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4回苗字が変わった主人公の成長記。 それなりに葛藤はありながらも どの親にも大切に思われていて 割とずっと幸せな気持ちで読みました。 あと、ピアノが聴きたくなります。
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自分勝手ではかなりあったけど子供のために最も最善の選択をとろうと必死に頑張ってる姿が素敵だった。 最後の最後は涙が止まらなかった。
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初めて瀬尾まいこさんの本を読みました。とても好きになりました。 その時々で親が変わるなんて、周りからみたらとってもひどい環境に感じるけど、出会った親が全部それぞれの愛情を全力で優子に注いでて泣けました。
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2019年本屋大賞受賞作品。さすが。娘の思いを叶えたいが自由奔放に生きる母。それで4回も父親が替わってしまう娘。血の繋がらない父娘の、愛と絆に激しく感動させられました。
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