そして、バトンは渡された の商品レビュー

瀬尾まいこ(著者)

2024/09/04

初めて瀬尾まいこさんの本を読んだ。なんだかドラマティックな人生を送った主人公の話なのか、と思いきや、意外と静かなトーンで進む、1人の女の子のお話。血縁というものがなくても確かな人と人とのつながりや愛情は存在するんだな、と感じた。

2024/09/03

主人公と血のつながらない父が、最後シーンで今までのことの話を思い返すと泣けました。
自身も親側の立場だからかも知れないですが、血の繋がりだけではない家族の絆に感動しました。

2024/09/03

出てくる人がみんな良い人なんだよな…
わたしもりささんみたいにどんな時でも笑って過ごしていたい。がんばろ

2024/08/31

優子がすごくいいこだなあと思います。
何度家族のかたちが変わっても、自分を愛してくれる人がいると確かに思えているのだろうなあ。心暖まる話でした。

2024/08/31

すごく面白かった。
物語の抑揚は控えめなのに、スラスラ次のページに進んでいってしまう感じ。
主人公の女の子、優子ちゃんの親になる人達が皆それぞれ優子ちゃんを心から大切に思う一方で、いわゆる大人の事情から離れる事になってしまう時の感情描写が、少し苦い。
それでも、それ以上に描かれる血の繋がりがない我が子に対する想いがとっても心暖まる物語だった。

心理描写とか、そういった作品が好きな人にはすごく推せる。
個人的には、考え方とか、言葉の選び方が最高に面白い"森宮さん"が大好きだった。

2024/08/31

瀬尾まいこさんの作品はハートウォーミング系が多いなぁ。「春、戻る」読了時と似たような心があったかくなる感じ✨

話の内容としては、まずあんなに親がコロコロと変わっていくのに優子がいい子すぎる！
私が優子だったらこんなに落ち着いていられるかなぁ。
グレてもおかしくないのにどこか達観していて、そしてそんな環境だったからか友達との仲違いやいざこざもまぁこんなものでしょう、って心静かに受け止めていてもうなんだかすごすぎる…！高校生ですよ？
たった一つの嫌な出来事で心が一杯になって悩みまくってもおかしくない年頃なのに！
優子は精神的に大人になるのが早かったんだろうな。

家族でいただくお茶やご飯もいい味出していたな。おいしいものって大事よね✨
大切な人とおいしいご飯を一緒に食べられるだけで心が落ち着くし幸せだし、もっとそういう日常を今まで以上に大事にしていきたいなって思った

2024/08/30

優子の逞しさにとても惹かれた。
家族が何度も変わり、辛い思いや悲しい気持ちを想像してしまうが彼女は違う。子供なのに達観していて、強い。　
何度家族が変わっても、それぞれの親に愛され、血の繋がりを超えた家族のあり方を知った。
血の繋がりだけが全てではない。血が繋がってないからこそ、相手を思いやる心の距離があるからこそ、成り立つ素敵な家族の形。

森宮さんにピアノを弾くシーン、結婚式の最後のシーンがとても印象深く。ジーンと心に沁みた。

2024/08/29

家族や絆の大切さを描いた心温まるお話でした。
登場人物たちの成長や人間関係の変化がリアルに描写されており、とても面白い作品でした。

2024/08/29

お父さんの水戸さん。梨花さん、泉ヶ原さん、そして森宮さん。血のつながりはないけど、とっても愛に溢れた素敵な人たち。
もちろんフィクションだし、こんなにいい人ばっかりではないのが現実だけど、血のつながりだけではない絆だったり愛ってあるよなーと思った作品。
芯があって学校で無視されてもへこたれない優子。周りの人の目を気にしないで生活するってほんとに大事！
ある程度流すの必要だよね。
社会に出ても芯があって自分を持ってると自分らしく働けると思う。
きっと優子を大切に思ってくれる、愛のある親がいたから。

「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。
親になるって、未来が二倍以上になることだよって。」
素敵な言葉。親になるのが楽しみになるね！！

2024/08/27

星４
第二章の森宮さんのターンで涙。
親ってなんだ？少し卑屈でユーモラスで、とても実直に（親）を全うしようとする森宮さんが素敵だった。

余談。ドラマでは森宮さんを田中圭が演じているけど、それだとちょっと軽い。私の森宮さんはもうすこし影のある、赤い炎ではなく青い炎の人だと思う。
梨花さんが亡くなる設定も、本では式を生きて見届けている。（生きて）いる。二度と悲しい目に遭わせたくないと梨花さんが優子に思った、誓った、この気持ちを昇華させるには、生きていて欲しかった！