そして、バトンは渡された の商品レビュー

瀬尾まいこ(著者)

2024/10/08

すみません、あらすじとタイトルで勝手に色々大変なお話だろうかって億劫になってました。

いざ読んでみると登場人物みんな良…良…温かい……
意地悪なキャラいるけど、内心羨ましかったんだろうなと。

一年を通して主人公の成長を丁寧に描いてるのが良かった。
心を温かくしたい、優しくなりたいと思う時に是非読んでほしい。

2024/10/08

保護者が何度も変わった女の子の話というと、悲劇的な、不幸な内容を想像してしまうけど全くちがう。
それぞれの父が、母が、それぞれの方法で深く子どもを愛し、育てていく。
親とは一体何なのか。産んだからといってまっすぐに子どもを愛せる親になれるわけではないし、自分がこの物語の親たちのように子どもたちを愛せているのか…とても考えさせられた。
最後の場面、森宮さんの言葉がすごく沁みた。
いつか誰かにバトンを渡すときまで、自分も精一杯子どもたちに向き合っていきたいと思う。

2024/10/07

瀬尾さんの作品は読むと心が温かい気持ちになれるので、辛い時や不安な時、元気が出ない時に読むとホッとできます。
この作品もとても素晴らしかったです。
設定は今までにない家族形態ですが、登場する人物一人一人が魅力的です。
家族って血のつながりだけではないし一緒に過ごした時間だけでは語りきれないなと思いました。
血は繋がっていないけど、森宮さんと優子のお互いを想う愛情の深さに心が温まりました。

2024/10/07

最初は、お母さんが2人でお父さんが3人ってどいうこと⁈って思った。
読んでいくうちにどういう経緯でそうなったとか色々分かってきた。
1番パワフルすぎて印象濃かったのはやっぱり梨花さん!もう発想が斜め上すぎて笑
でもこんなに血が繋がっていない優子のことを大切に一生懸命一緒に生きている姿はかっこよかった。
泉ヶ原さんの懐の深さには感動した、素敵な人。
森宮さんはもうほんとに、可愛い、読んでで何回か笑ってしまった笑
ピアノの音色、私も聴いてみたいなぁ。
バトンを繋ぐ、素敵な言葉だなぁ

2024/10/05

親がたくさんいる女の子の話。

第1章は、
優子ちゃん、水戸さん、梨花さん、泉ヶ原さん、森宮さん。
高校生活での出来事と、過去の出来事と。

第2章は、
高校で出会った早瀬君との結婚を決めた優子ちゃんが、今までの親と会い、結婚を報告していく。

あぁ、誰かの親になったなら、共感できる本だと思う。大人向けの本。

2024/10/04

あらすじを読むと、大変な人生で辛く悲しいことをたくさん経験してきたんだろうなと想像していた。
しかし、実際には不幸な物語ではなかった。

家族っていいな、誰かを想い、誰かのために生きるっていいなと思わされた。

2024/10/04

420ページと割と厚めでしたが、一気に読み終わってしまいました！

面白かったです！

ところで当時と表紙変わりました？

2024/10/01

血縁関係、呼び方…
そんなものも超えた関係や絆がとても響いた作品。最後は涙が出ました。

途中の友達関係のところはモヤっとした。
「友達なら当たり前」「親なら普通」
そんな言葉はやっぱり嫌だ。役割ではなく目の前の相手と自分の損得関係なしに向き合いたいと思った。

2024/09/30

優子ちゃん名前の通り優しさを持つ子。自分には想像のできないような家庭の形で成長して来て、、いろんな人からの愛情を受け取ったんだなって。自分はそんな素直な考え方できないかも

2024/09/29

父親になってから明日が２つになった。
素晴らしい表現だと思う。
自分よりたくさんの未来と可能性がある明日を近くで見れることは本当に幸せなのだろう。

第二章が素晴らしすぎる。
そして最後に番号が振られることなくはじまる最終節。
あぁ、言われてみればバトンを渡すのはこの人しかいないという展開に脱帽。

何度も読もうと思って読めていなかったこの本を、父となれた今読めた巡り合わせに感謝したい。