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女帝 小池百合子 の商品レビュー

4.1

166件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

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  3. 3つ

    29

  4. 2つ

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2021/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 小池百合子さん、見栄えがする方です。生まれた時から右頬に赤い痣があることは、この本を読んで知りました。約30年前、講師としてして話を伺ったことがあります。緑のスーツ、ミニスカートではなかったようでしたが脚は記憶にありますw。内容を覚えていないのが残念です。ノンフィクション作家、石井妙子、渾身の一冊「女帝 小池百合子」、2020.5発行、大作です。沢山の参考文献を含め全444頁。昭和~平成~令和の時代、国内外情勢、政治・政権の動きを辿りながら(自分のこれまでを辿りながら)、小池百合子さんの人生を。  現職、再選都知事に(訴えられることを覚悟に)問い詰めた石井妙子さん、カイロ大学を卒業したかどうかは焦点ではなく、小池百合子という人間の「人間性」に迫った書だと思います。嘘と不誠実だけど、自分を高め自分のためになることには懸命の努力をしてきた人でしょう。政治家、政治というものを改めて考えさせていただいた書です。著者と(小池百合子さんとカイロで過ごした)早川さんの安全を心配しています。

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2021/11/04

人間こわすぎ メディアちょろすぎ 作家の執念ビシビシ 謎と疑惑にまみれた人物をトップに選んだ東京で、生活するスリルを味わえる。 最大の疑惑は、小池百合子のカイロ大学卒という学歴。当時、カイロで同居していた女性が小池の嘘を静かに曝す。 初めの嘘が、彼女の「物語」をうみ、虚飾を...

人間こわすぎ メディアちょろすぎ 作家の執念ビシビシ 謎と疑惑にまみれた人物をトップに選んだ東京で、生活するスリルを味わえる。 最大の疑惑は、小池百合子のカイロ大学卒という学歴。当時、カイロで同居していた女性が小池の嘘を静かに曝す。 初めの嘘が、彼女の「物語」をうみ、虚飾を重ね、事実に上書きされていく。地味な女学生がニュースキャスターとなり都知事まで成り上がり、虎視眈々と総理の座を狙う。 この本に織り交ぜられたフィクションとノンフィクションの境界は分からない。けれど、火のないところに煙は立たないように、本の中に一部でもノンフィクションが書かれている。 それ思うと、小池百合子の深淵に恐れおののく。 作家の執念のリサーチと、同居人をはじめとした証言者の勇気に、凄みを感じた。

Posted byブクログ

2021/10/08

この話が真実だとするならば、 小池氏の心中はバラバラで整合性が取れなくなって いるのではないかと考える。 嘘をつき、バレないために嘘を重ね、 わけがわからなくなってしまうのではないか。 これが芸能活動ならまた違ったかもしれないが、 国や自治体を治める政治の世界で 野心のみでポ...

この話が真実だとするならば、 小池氏の心中はバラバラで整合性が取れなくなって いるのではないかと考える。 嘘をつき、バレないために嘘を重ね、 わけがわからなくなってしまうのではないか。 これが芸能活動ならまた違ったかもしれないが、 国や自治体を治める政治の世界で 野心のみでポリシーなくのしあがられると 被害者は膨大になる。 政界には小池氏以外にもこういう人がいるのではないかなと思ってしまう。 この先、小池氏はどうなるのだろうか。

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2021/10/04

読み物として、まず面白い。 ここに書かれていることがすべて真実だとしたら、女帝は真正サイコパスだが、そもそも政治家として名をなす人はこういう人が多いのではなかろうか。本当に国をよくしたい気持ちがある人が実権をもてるようになるにはどうしたらいいのかね?と考えさせらる一冊だった。

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2021/10/02

こんな人が2回も都知事に選ばれているなんて!都民は全員読んでみて欲しい。国政に戻ってこないことを祈ります。 それにしても、権力の座につきたいだけの人しか政治家にならない。いや、そもそもなれない? みんなが落ち着いた気持ちで、地味でもちゃんとした人を選び、選挙に行くようにならないと...

こんな人が2回も都知事に選ばれているなんて!都民は全員読んでみて欲しい。国政に戻ってこないことを祈ります。 それにしても、権力の座につきたいだけの人しか政治家にならない。いや、そもそもなれない? みんなが落ち着いた気持ちで、地味でもちゃんとした人を選び、選挙に行くようにならないと変わらないね。

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2022/01/01

ダメだ、これは。 これはアリなのか? 客観的な取材に基づいたルポを期待していたけれど、印象操作で読者を自分の創り上げる小池百合子像にリードする文章。フェアじゃない。 著者なりにこの本を書くべき理由はあったのだろうけれど、信憑性が低くこの先読む価値なしと判断し、第一章半ばで本...

ダメだ、これは。 これはアリなのか? 客観的な取材に基づいたルポを期待していたけれど、印象操作で読者を自分の創り上げる小池百合子像にリードする文章。フェアじゃない。 著者なりにこの本を書くべき理由はあったのだろうけれど、信憑性が低くこの先読む価値なしと判断し、第一章半ばで本を閉じた。 賞も取ったのも評価も高いのも不思議。

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2021/09/04

今の小池都政を見ているとなるほどなと思ってしまう。この本はこの本でそのまま信じていいのかとも思うが。

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2021/08/31

選挙前に読もうと思って分厚くて読めてなかった。虚構と真実が織りまぜられた、ドラマのような政治家の半生記だ、と思った。 私アホなんで政治についてはこの書評で語れないけど、ほんと百合子さんなかなかの御仁だなあと思います。持ってるものを使いまくって持たないものは作り上げて、目指す位置ま...

選挙前に読もうと思って分厚くて読めてなかった。虚構と真実が織りまぜられた、ドラマのような政治家の半生記だ、と思った。 私アホなんで政治についてはこの書評で語れないけど、ほんと百合子さんなかなかの御仁だなあと思います。持ってるものを使いまくって持たないものは作り上げて、目指す位置まで登り詰めていく。そこに政治信念や信条や人としての感情があるのかと思うと疑問なので有権者としてはしっかり考えないといけないんだけど、面白いのはこんだけ強く掘り下げられても「虚偽」以外の明確な犯罪は書いてないところ。 他の政治家は粉飾セクハラ汚職など叩けばたくさん出てくるのに、これだけ強い批判心をもって取材されても、人間性の批判はあれど大きい犯罪が出てきてないわけです。マスコミ出身でたたき上げてきただけあって凄いなあと思います。変なとこに私は感心してしまった。 個人的には、著者の怨念というか情念みたいのも伝わってきてちょっと気持ち悪かった。女を使う中身のない百合子、そこに翻弄される中身のない女、そして国民。そういう構図が(ある意味事実なんだろうけど)強調されていて結構主観も強いルポルタージュに感じる。普段こういうジャンル読まないからわかってないかもだけど。 思いっきり批判なのに、冷静中立に記載してるのかな?と思わせる本の帯は良くないなーと思う。 とりあえず大作を読み終わった感はあるので選挙のときはまた思い出したい、けど、まあ評価すべきは今の彼女の発言政策信念なので本はあんまり関係ないかな。

Posted byブクログ

2021/08/29

読めば読むほど彼女の闇が明らかに。ただ、内容の割にはマスコミに大きく取り上げられたり、話題になることが少なく感じます。新型コロナ対策は完全に後手後手にまわりもはや挽回は難しいでしょうから、いつ彼女が今の地位を投げ出してしまうのか、非常に気になるところです。

Posted byブクログ

2021/08/11

綿密な取材を通して小池百合子の真実を暴いた本ですが、初めから彼女の「嘘」ありきのスタンスで書かれていることにやや疑問を感じました。 学歴詐称の件も分かるけど、今の地位までのし上がったのは、やはり風を読むセンスもあったのだと思いますが。 生い立ちからの政治史も面白...

綿密な取材を通して小池百合子の真実を暴いた本ですが、初めから彼女の「嘘」ありきのスタンスで書かれていることにやや疑問を感じました。 学歴詐称の件も分かるけど、今の地位までのし上がったのは、やはり風を読むセンスもあったのだと思いますが。 生い立ちからの政治史も面白かった物語みたいな人生を生きている人がいるんだと感心?しました。やはり一読の本だと思います。

Posted byブクログ