1,800円以上の注文で送料無料

女帝 小池百合子 の商品レビュー

4.1

166件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2020/06/17

あの人は誰なのか。何ものなのか。 小池氏をテレビで見るたび感じていた。 緑色のスーツを着て、「緑緑緑に染め上げますっ」と絶叫して、群衆がそれに応える。 都知事、政治家って何をする人で、どんな資質が必要とされるんだろう。 緑の衣装と政治ってどんな関係があるんだろう。 と、なんだか不...

あの人は誰なのか。何ものなのか。 小池氏をテレビで見るたび感じていた。 緑色のスーツを着て、「緑緑緑に染め上げますっ」と絶叫して、群衆がそれに応える。 都知事、政治家って何をする人で、どんな資質が必要とされるんだろう。 緑の衣装と政治ってどんな関係があるんだろう。 と、なんだか不思議な気持ちにさせられてきた。 この本を読んで、なんとなく分かったのは、彼女はアジテーターなのかもしれないということ。 何かそのときのテレビ番組が求める、テレビを見る人の多くが求める雰囲気、ワンフレーズを上手に差し出す力があるんだろう、ということ。 別に小池氏に限らず、多くの政治家に当てはまることかもしれないけど。 選挙という制度。 名前連呼の選挙活動もそうだけど、社会のリーダーを選ぶに当たって、望ましいあり方でもないような気もする。 「民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。」 ということだろうか。

Posted byブクログ

2020/06/16

平気で嘘をつく、政治的立場を変えられる、いつも他人事のような顔をしている、小池百合子氏がいかに形づくられたのかの一端を垣間知ることができ、たいへん面白かった。 カイロ大学の学歴詐称疑惑は、本書の象徴的なエピソードではあるが、それだけのスクープ本ではない。終章には、カイロ大学が小池...

平気で嘘をつく、政治的立場を変えられる、いつも他人事のような顔をしている、小池百合子氏がいかに形づくられたのかの一端を垣間知ることができ、たいへん面白かった。 カイロ大学の学歴詐称疑惑は、本書の象徴的なエピソードではあるが、それだけのスクープ本ではない。終章には、カイロ大学が小池百合子氏は卒業していると回答してきた経緯も記されており、いま起こっている学歴詐称疑惑への小池サイドの反応も、予想の範囲内という感じがする。 目前の選挙の勝敗への効果より、もっと深く重要な影響を持つと思う。 小池氏の嘘や矛盾する言動について、何の検証も批判もなく垂れ流したメディアに対する著者の怒りも垣間見える。 小池氏に関わるすべてのエピソードを包括するのは難しいだろうが、いくつか入れてほしかったものがある。 イラク人質事件での「自己責任」を広げた発言。 2016年都知事選の際、蓮舫が出馬しないのを見計らったこと。

Posted byブクログ

2020/06/16

本当かなと思う事もたくさんあるが読み物として面白い。小池百合子の半生を垣間見て自分にはここまで頑張れないなと思った。

Posted byブクログ

2020/06/08

すごい本だった(巻末の参考文献の量からも本書の密度の高さが伺える)、2020年6月現在東京都知事である小池百合子さんの半生を追ったノンフィクション。小池さんの幼少期~カイロ大学への留学~政界へ入り大臣を経て東京都知事になるまでが、まるで一冊の小説を読んでいるかの如くドラマチックに...

すごい本だった(巻末の参考文献の量からも本書の密度の高さが伺える)、2020年6月現在東京都知事である小池百合子さんの半生を追ったノンフィクション。小池さんの幼少期~カイロ大学への留学~政界へ入り大臣を経て東京都知事になるまでが、まるで一冊の小説を読んでいるかの如くドラマチックに描かれる。小池さんの辿った道は平成政治のど真ん中であり、この時代の政権交代や政治事件等を絡め関係者の証言満載で語られる本書は、日本政治史としても読むことができる。「カイロ大学首席卒業」の真偽ははたして?

Posted byブクログ

2020/06/03

書かれていることが、本当のことなのかどうか、想像できない。メディアで報道されている「小池百合子像」と本書の内容があまりにも異なるから。ノンフィクションとしてというより、フィクションとして読むといいと思う。 もし、この本に書かれていることが事実なのであれば、大変なことになるだろう。

Posted byブクログ

2020/04/17

【誰にも知られたくなかった素顔】稀代の女性政治家か、我々が生んだ虚像か。「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代。キャスターから権力の道へ。数奇な半生がここに。

Posted byブクログ