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女帝 小池百合子 の商品レビュー

4.1

166件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2021/08/09

結構話題になっていたし、都知事を務めるこの人に関心があったので読んでみた。 小池百合子の半生を丹念な取材で解き明かしたルポルタージュ。 結構厚い本なので、読み始めるまではハードルがあったが、読み始めたら読み応えがあって、一気に読んだ。 女を武器にして野望を持ってのし上がってい...

結構話題になっていたし、都知事を務めるこの人に関心があったので読んでみた。 小池百合子の半生を丹念な取材で解き明かしたルポルタージュ。 結構厚い本なので、読み始めるまではハードルがあったが、読み始めたら読み応えがあって、一気に読んだ。 女を武器にして野望を持ってのし上がっていく小説はよくあるが、これが小説ではなく、毎日のようにテレビで見る実在の人物というのが非常に興味深い。 恵まれない生い立ちなどの理由で、有名になるとか金持ちになるとか野望を持つ人はよくいると思うけど、失敗したり諦めたり、途中で考えが変わったりする人がほとんどではないかと思う。それを貫き通して達成できる人はごく少数なので、そこはすごいと思う。 ただその達成の手段が恐ろしい。話を作る、嘘をつく、邪魔な人を貶める、周囲の人(特に男性)やマスコミを利用する。どこかで破綻しそうだが、主旨一貫していれば突き進めるものなんだろうか?きっと嘘をついていても、本人自身が演じているうちに本当だと信じ込んでしまうのだろう。 カイロでの同居人の女性がいい人過ぎる。小池百合子に利用され過ぎ。そういう人をかぎ分ける嗅覚が優れているのだろうか? マスコミの世論誘導もひどい。選挙の立候補者に容姿を求めるのは、今も変わらずマスコミが男社会で、女性蔑視の思想があるからだろう。投票者もイメージ戦略に惑わされないように賢くなる必要がある。 一歩間違えればいわゆる後妻業のような犯罪に手を染めることになっていたかも知れない。まあでも今は逮捕されないだけで、1400万都民が被害者とも言えるが。

Posted byブクログ

2021/08/09

なかなか読み応えあった。 「カイロ大学を首席で卒業は全くの嘘」 これを覆すことは難しそう。 この嘘を貫き通すのか、生涯の中で正直に言う日が来るのだろうか?小池さんのこれからの生涯に注目したい。

Posted byブクログ

2021/07/28

なぜ小池百合子の嘘がまかり通るのか、読んでいて苛立ちを覚えた。 しかしそれ以上に、顔のアザや生い立ちからくるコンプレックスをモチベーションに変え、ハングリー精神へと昇華させていった小池百合子に見習わなければいけないところも多々あると感じた。 綺麗事だけではない。 正しいことが全て...

なぜ小池百合子の嘘がまかり通るのか、読んでいて苛立ちを覚えた。 しかしそれ以上に、顔のアザや生い立ちからくるコンプレックスをモチベーションに変え、ハングリー精神へと昇華させていった小池百合子に見習わなければいけないところも多々あると感じた。 綺麗事だけではない。 正しいことが全てではない。 誇張してもいいから見栄を張ってのし上がっていく。 その生き様に感服した。

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2021/07/18

あー、わたし、彼女の知的で大胆な見栄えにだまされてた。と学べた。 ○これはあかん ・嘘をつく ・約束を反故にする ・都知事による粛清人事の横行 ・深い考えがなく思いつきで行動する ・実効性を無視して人が手をつけてないところをやりたい=先駆者になりたい ・浮動票頼み ・肝心のとこ...

あー、わたし、彼女の知的で大胆な見栄えにだまされてた。と学べた。 ○これはあかん ・嘘をつく ・約束を反故にする ・都知事による粛清人事の横行 ・深い考えがなく思いつきで行動する ・実効性を無視して人が手をつけてないところをやりたい=先駆者になりたい ・浮動票頼み ・肝心のところではなく、どうでもいいことに熱心=クールビズ、風呂敷エコバッグなど ・虚言癖?自己防衛? ・等身大の自分を見失う ○使えるかも ・常に勢いのあるものに付く ・負担のない頼みごとは、人間関係を密にする ・個人を批判することで自分を浮かびあがらせる ・派手な話題をふりまき世間の関心をひきたい ○気をつけよう ・政権が女性の大臣を立てるとき=汚れ仕事をやらせようとする=男性より柔らかく世間に映る ○読みたい: ・竹中平蔵やばい「市場と権力」 ・「空白の宰相 チーム安倍」 ○特性 ・激しい野心と向上心 ・女1人で生き抜いてきた点は認める 都政批判はテレビ局ではやりにくいらしい。なんでだろう?

Posted byブクログ

2021/07/18

ノンフィクション系の本、ましてや政治家のこれまでの軌跡的な本は、ほぼ読んだことなくて、最後まで読み切れないだろうと思っていたが、意外にもするするっと読んでしまった。 著者の想像も一部入っているから、この本の内容をどこまで信じるかは別途考えないといけないとして、マスコミで報道されて...

ノンフィクション系の本、ましてや政治家のこれまでの軌跡的な本は、ほぼ読んだことなくて、最後まで読み切れないだろうと思っていたが、意外にもするするっと読んでしまった。 著者の想像も一部入っているから、この本の内容をどこまで信じるかは別途考えないといけないとして、マスコミで報道されている小池百合子の姿と違いすぎて、驚いた。 ここ数十年の政治の裏話というか、何が起こっていたのか、というところも知ることができ、興味深かった。 歴史や過去というのは、馬鹿な国民の前で、マスコミの力を使えば、無かったことに、あるいは変えられてしまう、というのが恐ろしかった。 選挙には行っているものの、あまり深く候補者たちのことを調べずに投票していたことを反省した。

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2021/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なぜ歴史の分類になるのか不明。289分類 思考を誘導する文が多く、著者の意見と事象とに分けながら読み進める。 化学関係の本以外で内容を疑うことはなかったが、この本は著者の意見を注意して疑って読んだ。 小池百合子さん。いろいろ書かれているが、生き方として面白いなと感じた。

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2021/08/17

■この本をひとことで言うと… ・平成を象徴する女性リーダーの宿命と不可解な人生の物語 ・「失うものは何もない人」の強靭な覚悟が描かれた物語 ■小池百合子から学ぶリーダーシップとは… ・国民の「共感」を呼び起こし、大義を達成する。 ・政治は、政策より「国民の心を掴むこと」である。...

■この本をひとことで言うと… ・平成を象徴する女性リーダーの宿命と不可解な人生の物語 ・「失うものは何もない人」の強靭な覚悟が描かれた物語 ■小池百合子から学ぶリーダーシップとは… ・国民の「共感」を呼び起こし、大義を達成する。 ・政治は、政策より「国民の心を掴むこと」である。 ・周囲を引き寄せて、一緒に勢いのあるムーブメントを起こしていけるかどうか。 ・リーダーシップのある人の言葉は力強く、熱を帯び、人々を興奮させる。 ・キャッチコピーはワンフレーズ「7つのゼロ」  

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2021/07/01

去年の東京都知事選の投票日までには読みたいと思っていたのだが、なんとなく機を逸してしまっていた。今年になって東京都議会選挙の前までには読もうとようやく読了。かなり綿密に取材を重ねた硬派なドキュメントとの前評判だったが、読み進めるうちに、女を武器にした世渡りを否定しているにも関わら...

去年の東京都知事選の投票日までには読みたいと思っていたのだが、なんとなく機を逸してしまっていた。今年になって東京都議会選挙の前までには読もうとようやく読了。かなり綿密に取材を重ねた硬派なドキュメントとの前評判だったが、読み進めるうちに、女を武器にした世渡りを否定しているにも関わらずその論調がいかにも前時代的なヤダミ女性観であり、かなりムカムカした。顔のあざや親子関係やましてや恋愛感情がそのまま権力志向に置いている、という解釈はあまりにも一方的ではないか。それでも政治家になった細川政権からの歩みは猫の目のように変化する政局を再体験できて面白かった。 硬派ドキュメントというよりもやっぱり野次馬根性的な週刊誌の匂いが強い。その興味以上でも以下でもない。

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2021/06/24

【気づき】 ・久しぶりに続きが気になって気になって、読むのをやめられなくなった本! ・下手なホラー小説より怖い ・本書に書かれていることがどこまで真実かはわからないがら小池百合子の虚像、すり替えの力、マスコミを味方につけた言動が恐ろしい。 ・少なくとも都民は都知事の一...

【気づき】 ・久しぶりに続きが気になって気になって、読むのをやめられなくなった本! ・下手なホラー小説より怖い ・本書に書かれていることがどこまで真実かはわからないがら小池百合子の虚像、すり替えの力、マスコミを味方につけた言動が恐ろしい。 ・少なくとも都民は都知事の一面ということで読んだ方がいい。 ・加えて、日本のマスコミも愚かだと思った。 確かめもせず、本人が言ったことを堂々と報道し、活字にしてしまうのが愚か。 日本が落ちぶれるのもこんな体制ではやむを得ない。 ・人は人の心が見えるのかもしれないとも思わされた。 少なくても心がこもってないことは、画面越しでも立場があっても伝わるのだとも思った。 ・平成の時代の政治背景がよくわかる。 一言で言うと恐ろしい。 そして、パフォーマンスがものをいう日本の政治であったことも併せてわかる。

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2021/06/16

本としては面白かった。 んが、丸まま飲み込んでいいんかどうかはちょっと疑問感じる。物語作ってるのはこの作家自身もそうだろうなと思う。 思想性があるというか、若干偏った視点を感じるというか。嫌いな思想、人たちがいて、地の文でさりげなく前提も説明もなく、貶める表現をぶち込んでくる。ち...

本としては面白かった。 んが、丸まま飲み込んでいいんかどうかはちょっと疑問感じる。物語作ってるのはこの作家自身もそうだろうなと思う。 思想性があるというか、若干偏った視点を感じるというか。嫌いな思想、人たちがいて、地の文でさりげなく前提も説明もなく、貶める表現をぶち込んでくる。ちょっと気持ち悪かった。 んが。 実際の小池さん見てても、思い返しても、この人の真実はこれに近いんだろうなと思わせる。 偉くなって何かしたいんじゃなくて、偉くなるのが目的。そのためには自分以外の何を犠牲にしても構わない。で、偉くなったって何もできない。 生きるためにのし上がるためにそれの何が悪いんだという評を見たこともあるが、悪いに決まってる。 政治家だし。

Posted byブクログ