三体 Ⅱ(下) の商品レビュー
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話は200年近く進んで、冬眠から覚醒した羅輯や章北海らのその後が描かれる。智子によって制限されたテクノロジーの中で、人類は大規模な宇宙艦隊を編成するまでに。その中で章北海の意外な行動には驚かされた。また水滴による艦隊の殲滅シーンも圧巻。絶望の淵に立たされた人類は最後の面壁者、羅輯の意外な一手で危機を脱する。三体文明との共存を予感するような終わり方だったが、次巻はどんな話になるのか楽しみ。ところで暗黒森林理論というのは初めて知ったが、そうだとすると人類の存在を伝えるゴールデンレコードを搭載して今も宇宙を彷徨っているボイジャーは大丈夫だろうか、という要らぬ心配が頭をよぎる。
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(羅ジー博士、あなたはわたしがいままでに出会った中で、いちばん自意識過剰な人ですね) 私があなたのことをどう考えているか私が考えていることをあなたは知らない…(猜疑連鎖) ➜宇宙に別の文明が存在する場合、とれる手段は殲滅しかない(特定の星の位置を示す図を全宇宙に共有することで、技術をもつ別の星から攻撃させる) 宇宙は暗黒の森 終わった…が…?水素爆弾?の探知作戦を利用してどうにかこうにか図を送る(そして自分のバイタルと紐付ける)の思いつくのもすごいが悟られないのもすごいな…先人達の過ちとも思える展開がここに繋がるのか。。 そういう思い込みとか見落としとは無縁ぽいのにな三体人…ただのラッキーとも受け取れる展開だなこれは
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中国で一番人気が、この2作目というのに完全同意。 1作目を読んでよかった。本作を読めたから。 ダイナミックだけど、誰でも納得ができる決着に辿り着けてよかった。 羅さんのキャラが立っているし、前作からの史さんも相変わらずいい味出してる。 三体世界について理解が済んでいる分、サクサク...
中国で一番人気が、この2作目というのに完全同意。 1作目を読んでよかった。本作を読めたから。 ダイナミックだけど、誰でも納得ができる決着に辿り着けてよかった。 羅さんのキャラが立っているし、前作からの史さんも相変わらずいい味出してる。 三体世界について理解が済んでいる分、サクサク読めて気持ちがよかった。下巻は3-4日で読み切れる。
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突然始まるVS構造に驚いたけれども、何回か読むも伏線?とか分かり始めて面白かった。 Netflixのドラマ化楽しみ(笑)
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だんだん読みやすくなってきました。 漠然と面白いな〜とは思うのですが、解像度が低くて、細かい感想が書けません(笑) 現時点でもうすでに最初から読み直さないといけないなと感じていますが、読み直したいと思えるくらいに魅力はある作品です! 頑張って読み進めよう。
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上巻読了から、8日で読み終わった。 第一巻からずっと、女性キャラの描き方だけが気に入らないと星をひとつ減らしていたが、下巻まで読み終えて、もうそれを言っていられないくらいの面白さで、満点にした。 第二部のタイトル、「黒暗森林」とは何か、判明するときの絶望感と破滅のカタルシス! ...
上巻読了から、8日で読み終わった。 第一巻からずっと、女性キャラの描き方だけが気に入らないと星をひとつ減らしていたが、下巻まで読み終えて、もうそれを言っていられないくらいの面白さで、満点にした。 第二部のタイトル、「黒暗森林」とは何か、判明するときの絶望感と破滅のカタルシス! 頭の中で、真っ暗な宇宙で無慈悲に次々に散っていく艦隊の姿か浮かぶ。 SFらしい未来都市描写と、いくつかの過去の名作へのオマージュは、古いSFしかあまり読んでない自分にもしっくりきた。 (A・Cクラーク「幼年期の終わり」が、まさにその通りな使われ方をしていたり。。) 文化大革命が、ここにきてまた関係してくるような解釈ができると思うと(解説には、宇宙スケールの理論で人類文明間の相互作用を説明できると信じる人も幼稚と言っていいだろう、とあるが)、第一部の主要人物、イエ・ウェンジエの抱えていた闇の深さこそ、黒暗森林のようだ。なんていう読みは、いかにも文系だけども。
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《登場人物》 【面壁者たち】 羅輯(ルオ・ジー/ら・しゅう)……もと天文学者。社会学の大学教授 フレデリック・タイラー……もと米国国防長官 マニュエル・レイ・ディアス……前ベネズエラ大統領 ビル・ハインズ……科学者、もと欧州委員会委員長 史強(シー・チアン/し・きょう)……もと警...
《登場人物》 【面壁者たち】 羅輯(ルオ・ジー/ら・しゅう)……もと天文学者。社会学の大学教授 フレデリック・タイラー……もと米国国防長官 マニュエル・レイ・ディアス……前ベネズエラ大統領 ビル・ハインズ……科学者、もと欧州委員会委員長 史強(シー・チアン/し・きょう)……もと警察官、通称・大史[ダーシー] 史暁明(シー・シアオミン/し・ぎょうめい)……史強の息子 荘顔(ジュアン・イエン/そう・がん)……羅輯の妻 山杉恵子(やますぎ・けいこ)……脳科学者。ハインズの妻 【宇宙軍】 東方延緒(ドンファン・イェンシュー/とうほう・えんしょ)……宇宙艦〈自然選択〉艦長 章北海(ジャン・ベイハイ/しょう・ほっかい)……〈自然選択〉艦長代行 常偉思(チャン・ウェイスー/じょう・いし)……初代宇宙軍司令長官 丁儀(ディン・イー/てい・ぎ)……理論物理学者 葉文潔(イエ・ウェンジエ/よう・ぶんけつ)……地球三体協会のリーダー
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圧巻のタイトル回収(「黒暗森林理論」怖っ!!)と、美しいラスト。愛が存在する文明は、人類だけではないのかもしれない。
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舞台が200年後に移るという展開もすごい。 しかも面壁者の立場は…。さらに宇宙艦隊まで誕生していて、前作からの変化が面白いし、この世界設定もよくできている。 この時代で閑話休題かと思えば、三体人の偵察機がついに現れてからの展開もすごい。 そして、全く想像もつかないラストも見事。 ...
舞台が200年後に移るという展開もすごい。 しかも面壁者の立場は…。さらに宇宙艦隊まで誕生していて、前作からの変化が面白いし、この世界設定もよくできている。 この時代で閑話休題かと思えば、三体人の偵察機がついに現れてからの展開もすごい。 そして、全く想像もつかないラストも見事。 (ここから先はどんな展開になるんだろう?) つねにこちらの想像の上を超えていく展開には読む手が止まらない。こんなに分厚い小説を一気に読めるのは、ダン・ブランウンやJ・K・ローリング作品以来かな。
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ここまでの3巻の中では一番読みやすかった気もする。2の上巻からはほとんど止まることなく読めた。一気に未来に来て一つの山を超えた気がするが、次に来る山はどんな展開になり、最終的にどう終わっていくのか期待。
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